フローリングをクイックルワイパーや雑巾で掃除するとき、「こんなにホコリがあったんだ」といつも驚きます。
しかし、カーペットの掃除方法は掃除機やスプレー任せなのでイマイチ汚れが取れているか実感がありません。
ただよくテレビで「目に見えない汚れがこんなに!」といった検証をしているのを見かけるので、本当は汚れているのだと思います。
今回はそんな気になるカーペットのプロがやっている掃除方法や頻度、クリーニングに出したときの料金相場などを調べてきました。
いまさら人には聞きにくいカーペットのお手入れや掃除の頻度が知りたい方、クリーニングが気になっている方、参考にしてください。
プロが教えるお手入れレベル別カーペットの掃除の頻度!
クリーニングのプロから教わった
お手入れについてご紹介します。
まずカーペットの掃除の頻度はどのくらいなのか、
というお話です。
やはり部屋の使用頻度、汚し方にもよります。
あまり使わない部屋でしたら
週1くらいでもOKですが、
毎日使うお部屋なら1日1回が理想です。
もちろんそれが難しい人は
週2~3回くらいを目指しましょう。
次に汚れのレベルで掃除の仕方を見ていきましょう。
●レベル1ホコリ、ゴミ、髪の毛
掃除機でOKです。
カーペットの毛は意外と寝ているので、
毛を起こすように掃除機をかけ、ゴミを掻き出し、
それを拾うようなイメージで
色々な方向から掃除機をかけてください。
1mにつき10秒くらいのスピードでかけてください。
掃除機では拾いきれないゴミもありますので、
カーペット専用の粘着クリーナー
いわゆる「コロコロ」を併用するのもアリです。
また、何回かに1回は
カーペットの下の汚れも取るようにしてください。
そして月1くらいで繊維の表面の
汚れをふき取ってください。
衣料用の中性洗剤もしくは重曹を
ぬるま湯に5%くらいの
量になるよう溶かしスプレーします。
その後で固く絞った雑巾でふき取ります。
●レベル2シミ
まずティッシュやタオルなどを
濡らして軽く押さえ、ふやかします。
その後、レベル1で紹介した液体をタオルに含ませ、
軽く叩くようにして汚れをとります。
叩きながらタオルの拭く面を替えて汚れをタオルに移し、
仕上げに水拭きします。
泥汚れの場合は乾燥させたあと
固まった泥を歯ブラシなどでほぐし、
掃除機で吸い取ると良いです。
また、汚してすぐの対処法もご紹介します。
汚れはこすらずタオルなどで軽くたたきます。
その後、乾いたタオルを汚れの上に乗せ、
掃除機で吸い取るのが有効です。
その後取り切れなかった汚れは
通常のシミと同じ方法で取り除いてください。
●レベル3臭い
これもレベル1で紹介した液体での拭き掃除が有効です。
特に重曹の使用がおすすめです。
臭いの原因がカビだった場合には効きません。
カビには消毒用エタノールを使用してください。
カビは目に見えない場合もありますので、見えるカビを
除去したあと全体的にも
消毒用エタノールをスプレーしてください。
その後はドライヤーで乾燥させる、
もしくは天日干しをしてください。
カーペットのクリーニング料金の相場!出し方の注意点も
日々の掃除もしているけれど、やはり長年使っていると、
自分のお手入れでは限界を感じるときがきます。
いっそ洗ってしまいたい、そう考える人も多いでしょう。
洗濯表示を確認して洗濯ができるものでしたら、
大型の機械があるコインランドリーの利用も検討してください。
15kgほどの中型洗濯機なら
3帖くらいのカーペットが入ります。
乾燥までして料金相場は1,500円くらいです。
コインランドリーが難しい場合でしたら
クリーニングサービスに出すのもありです。
集荷をしてくれるお店もあります。
一般的なカーペットの料金相場は以下の通りです。
素材によってはかなり上下します。
・2帖タイプ以下約2,000円
・2~3帖3,500円
・3帖以上約6,000円
防ダニ処理をオプションで頼めるところもあります。
もし次のシーズンまで使わない場合は、
使うシーズンまで保管してくれるところもあります。
出す前に注意点があります。
シミ抜きが必要な個所とほつれのチェックです。
シミ抜きは事前にお店に伝えておかないと、
全体的な洗いしかしてくれないこともあります。
ほつれも事前に伝えておかないと、
さらにひどくなって返ってくる場合もあります。
また戻ってきた後の注意点もあります。
返ってきたらすぐビニールを開けることです。
状態の確認をすぐしたほうがいいのと、
湿気が原因でカビたり、
ダニが湧いてしまったりする可能性があるからです。
しまう場合は防虫剤と防湿材を入れてから収納してください。
まとめ
以上がカーペットの掃除、クリーニングサービスについてでした。
まとめます。
・カーペットの掃除の頻度の理想は毎日、無理なら週2から
・通常お手入れは掃除機、汚れは拭き掃除、湿気にも注意
・素材によってはコインランドリーで洗うことも可能
・クリーニングサービスはオプションが色々あって便利
目に見える汚れ、見えない汚れが
カーペットにたくさんついているようです。
日常で触れるものなのでしっかり掃除して、
いつまでも綺麗にしておきたいものですね。