ピアノを6歳から始めるのは遅いかというのは結論から言って遅くありません。
ピアノを始めることには様々なメリットがあるのです。
もちろんピアニストになりたいから始めることも良いことですが、音感が身に付くことや、友達との交流、指先の運動での脳の働き強化、感性を磨くなど様々な良いことがあるのです。
そういう意味でピアノを学ぶのには遅すぎるタイミングなんてないのです!
今回の記事ではピアノを楽しみながら上達するコツや、ピアノを習うメリット、ピアノを始めるまえの準備などを紹介していきます。
ピアノを習いたい、子供に習わせたいと考えている方は最後まで読んでいただくと不安もなくなりますよ!
ピアノを6歳から始めるのは遅い?楽しみながら上達する5つのコツとは
ピアノを覚えるのに6歳からは遅いかというとそうではありません。
なぜ6歳かというとそれには「絶対音感」というものが関係しています。
絶対音感とは聞こえてきた音の高さを他の音と比較せずに判断できる能力。
この絶対音感は4歳~6歳程度までに教育を受ける事で培う事ができるとされています。
♪はる自分史193 幼稚園89
ピアノのレッスンでは絶対音感の訓練があった。後ろを向いて先生が短く鳴らした和音をすぐ答える。ドレミじゃなくてドイツ音名(CDEFGAH)。私は6歳過ぎていたので訓練するには遅いけれど、和音を答える方式はわかりやすかった。
#自分史倶楽部 pic.twitter.com/3OCi4G0ziR— はるこ@おうちで音楽会 (@Haruorigami) March 27, 2021
しかし絶対音感が必ずしも必要かというとそうではありません。
実際にプロのピアニストには絶対音感を持った人が多いですが、絶対音感を持たない方もいらっしゃります。
持っていれば有利なだけであって6歳以降にピアノを習い始めてもプロになれない訳ではないのです。
また、絶対音感に対して相対音感というものがあり、すべての人が持っている能力なのですがこれを磨き続ければ問題なくピアノを弾くことができます。
そのため、6歳以降にピアノを習い始めるとしても悲観しないでください。
むしろ絶対音感を持っている人は全人口の中でもとても少数派です。
では、ピアノを楽しみながら上達するコツは何でしょう?
いくつかピックアップしてみましたので参考にしてみて下さい。
- 先生との相性を見極める
- 短い時間で何回も練習する
- ご褒美をあげる
- 自分の好きな楽曲を選ばせる
- 自分のペースで学ぶ
先生との相性を見極める
ピアノを子供に教えるには親が自分で教えられない場合はレッスンに通う事になります。
その時にレッスンの先生との相性は超重要!
昭和の時代はピアノの先生=鬼教官な人が多く、スパルタ教育が当たり前とされていました。
そのような教え方は現在ではNGとされています。
小さな子供の時から恐怖心で学んだものは結局嫌な習い事にしかなりません。
そのため、レッスンに通う時はどんな先生かどうかをチェックして、子供との相性をみましょう。
今はネットで調べればピアノのレッスンは沢山あります。
選ぶ側に権利があるのです。
短い時間で何回も練習する
習い始めの頃はどんな習い事でも長時間練習すると嫌気がさしてしまいます。
ピアノは短時間でも「毎日」練習する事が重要な習い事です。
1日に2回30分毎練習させる方が1日に1時間毎日させるよりもハードルが低いです。
まずは短時間の練習をこまめにさせてあげることで、楽しく学べるようになります。
楽しく学べさえすれば長時間の練習も自分から望むようになるでしょう。
ご褒美をあげる
人間は現金なものでご褒美をもらえるとやる気を出します。
このご褒美のあげ方が重要です。
いつでもご褒美を与え続けるとモチベーションを維持できず、逆効果になる事も…。
例えば、あるレッスンの区切りを迎えた時にご褒美を与えたり、ある楽曲を弾けるようになったらご褒美をあげるなど「目標」を作りそれを突破する事の喜びを教えてあげる事が重要です。
くれぐれも、上手なご褒美のあげ方をしてあげて下さい。
正解がない難しい課題ですがとても重要です。
自分の好きな楽曲を選ばせる
その時のレベルに合わせて演奏できる曲は変わってきますが、好きな楽曲を練習して弾けるようになることでとても楽しさを感じます。
課題曲を選ぶ時に毎回好きな曲を選ぶ事はできませんが、好きな曲を折り込んであげることで楽しく学ぶことができるでしょう。
自分のペースで学ぶ
これは子供というよりも、大人になった後に独学でピアノを学ぶ人にも言えます。
どんな人にも習うペースがあり、特に社会人や学生になるとピアノに使える時間も限られてしまうもの。
その中でできる範囲で学び、他人と比較しない事も楽しむ秘訣です。
ある程度の限界突破は人には必要です。
ただ、他人と比較して自分にとても無理のあるペースで練習すると必ずひずみ発生し、楽しくなくなります。
練習を続ければ必ず上達し続けます。
上達が遅くても自分のペースで続けさせて、それを褒めてあげる事も重要です。
ピアノを習うといいことがいっぱい!ピアノを習う5つのメリットとは?
実はピアノを習う事は単に音楽に強くなる以外にもとても良い効果があります。
それはこちら!
- 音感が付き、他の楽器を学びやすくなる
- ピアノができる事でなれる職業がある
- 脳の働きのバランスが良くなる
- 競争や発表の舞台を体験できる
- 友達作りに役立つ
音感が付き、他の楽器を学びやすくなる
ピアノに限らず音楽を小さいうちから始めると音感が付き音楽の幅が広がります。
そのため、何も経験したことが無い人に比べて何かしらの楽器をやってきた人が別の楽器を習うと成長が早いです。
幼いころからピアノをやる事によって音楽という分野での可能性が大きく広がるでしょう。
ピアノができる事でなれる職業がある
実はピアノがある程度演奏できることが条件になっている職業が存在します。
ピアノの調律師やプロのピアニストはもちろんですが、保育士になるためには音楽・造形・言語に関する技術の内2つを持っていないといけません。
ピアノができるという事であれば音楽の技術はクリアになりますので、あとは造形か言語の技術を一つ持っていればいいのです。
このようにピアノが役に立つ職業も存在します。
脳の働きのバランスが良くなる
ピアノを弾くという事はとても複雑な作業です。
- 両手両足で別の事をする。
- 楽譜を暗記する。
- 演奏に集中する。
こういった難しい事を常に行う必要があります。
集中力や暗記力は仕事や勉強をする上でとても重要なのは言うまでもありませんが、両手両足を別々に動かすこともとても脳トレになるのです。
例えば色々なスポーツでも右手と左手を別々に動かすようなトレーニングが現在は進められていて、とても脳の働きのバランスが良くなり、幅広い動きが可能になるとされています。
ピアノを幼いころからやっていることで音楽以外の方面に必要な脳の使い方も育てる事ができるでしょう。
競争や発表の舞台を体験できる
ピアノに限らず、幼いころから何かの発表や競争の場に立つことで、人と競い合ったり自分の努力の成果を披露する事の素晴らしさを教えられるでしょう。
発表の場に立つことで緊張に強くなり、いざという時に何かを失敗せずにできる強いメンタルが鍛えられる事が期待できます。
友達作りに役立つ
ピアノを通して同じ境遇で切磋琢磨する友達を作る事ができるかもしれません。
コンクールなどで他校の生徒との関わりも多くなります。
何もしていない人に比べ交友関係が広くなる可能性が高くなるでしょう。
ピアノを習う前に知っておきたい事と準備
ピアノの歴史や、習い始める準備について基本情報をご紹介します。
ピアノの歴史
詳しい年号はわかりませんが、西暦1700年にはピアノの原型が開発されていたそうです。
初めてピアノを作った人の名前は「バルトロメオ・クリストフォリ・ディ・フランチェスコ」。
ピアノよりも古い鍵盤楽器であるチェンバロの音の強弱が弱い事に不満を持ち、ピアノを作りました。
そして、1860年ごろまでにグランドピアノが生まれ、その約100年後にアップライトピアノが開発され、1970年代からは電子ピアノも世に出てきます。
こうしてピアノは進化して様々なタイプが現在存在するようになりました。
約300年の歴史がピアノにはあるのです。
ピアノを習い始める準備
これらを準備してください。
- レッスンの手配
- ピアノ本体
- ピアノ専用椅子
- 足台
レッスンの手配
独学や、親が子供に直接教える場合以外はピアノ教室に行くのが最も良いです。
ピアノ教室がお住いの地域にあるかどうかをネット検索してみましょう。
ピアノの先生は個人経営の場合が多いため普通の民家でピアノ教室を開いていることもあり、意外と身近にあるかもしれません。
他にも音楽をやっている人にオススメの教室が無いかどうかを聞いてみるのもいいでしょう。
ピアノ本体
ピアノは教室に通っている間のみ練習するのではなく、いかに自主練習をするかが重要になります。
上達には自主練習は必須となり、そのためにもピアノを手に入れる必要があるのです。
ピアノはやはり音が出るものなので、騒音が気になる方は「電子ピアノ」がいいでしょう。
イヤホンをすることで音漏れせずに練習ができます。
また、電子ピアノは他のものと比べ安価です。
とはいっても10万円程度からはかかりますが…。
ただし、先生によってはグランドピアノやアップライトピアノでないとダメという方もいらっしゃるかもしれないので、通う教室の先生に相談してみて下さい。
ピアノ専用椅子
ピアノ本体を購入したら、椅子も必要になります。
ピアノ用の椅子はなんでも良い訳ではなくピアノ専用のものが必要です。
たいていが、ピアノとセットで売られていますので、鍵盤の高さに合った椅子を手に入れましょう。
足台
ピアノ用の椅子は鍵盤に合わせた高さになっています。
そのため、体の小さなお子さんの場合足が宙にういてしまう事もあるので、そのような時は専用の足台を購入してください。
高さ調整できるタイプもあり体が大きくなっても使えるものが良いでしょう。
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