七五三の参拝を終えた後に頭を悩ませるのは、神社でいただいた御札やお守りの正しい保管方法です。多くの方が「正確な取り扱い方って一体どうすれば良いのだろうか？」と疑問に思うことでしょう。神社で受け取ったこれらの神聖な品々は、適切に手入れすることが大切です。
そこで、この記事を通じて御札やお守りといった授与品を如何にして大事に保存し、飾り、必要な時にはどのように処分するかについて詳しく解説します。
七五三のお守りはどのように使うのが適切？
七五三に際し、神社で授かるお守りは、幼い子どもたちの健やかな成長とその安全を願い、常日頃から携帯することが望ましいです。
一般的には、お守りは身体の中央、とりわけ心臓の近くに置くことが推奨されているものの、それが難しいときが多いです。
七五三の節目で得られるお守りは、幼稚園や小学校への入学が間近であることも考え、普段持ち歩く鞄やランドセルに取り付けるのが実践的です。
もし3歳でお守りを受け取る場合は、まだ自分で持ち物を管理するには早すぎることがあるでしょう。
そのような場合は、母親が使用するポーチなどに添付し、代わりに身に付けることも一つの手段です。
家庭に神棚をお持ちであれば、そのお守りを神棚に納めることが良いでしょう。
神棚がない場合でも、家の中で清潔で高い位置に置くとよいでしょう。
ただし、指定した場所にはホコリが積もらないよう、注意を払うことが大切です。
定期的に清掃をすることで、お守りを常時清潔な状態に保つ努力が求められます。
お守りを裁く際は、何よりも丁寧に扱うことが重要となります。
例えば、デスクの引き出しにそのまま放り込んだり、カバンの底部に入れっぱなしにするなどは避けるべきです。
乱暴に扱ったり汚したりすることも、お守りを大切にする上で避けるべき行動です。
お守りを敬って扱うことができるのであれば、上述した方法以外でも問題はありません。
日常的に使用するバッグ等、どのようなアイテムにお守りを取り付けても良いのです。
どの場所にお守りを着けるべきか不安に思う方は、直接神社やお寺に訊ねるのも一つの良い方法です。
今日も幼稚園行かないと言うので
賄賂で七五三のお守りを
リュックにつけてあげた幼稚園行くそうです！
もう賄賂が無い…明日からどうやって幼稚園行かせよう🤣 pic.twitter.com/yUvE0pA7As
— こまりさん (@gyuuhigatabetai) May 21, 2024
七五三祝いのお札飾り方ガイド
「七五三でいただいたお札、どうすればいいの？」と疑問に思うのは、珍しいことではありません。特に、ご自身の家に神棚がない方の場合、適切なお札の飾り方に頭を悩ませることがあるかもしれません。信仰において神棚がない家庭でも、お札をきちんと扱う方法はあります。普段触れる機会が少ないお札ですから、どのように扱えば良いか心配されるのは当然のことで、適切な方法で祭ることで、お子さまの健やかな成長を祈願する意味合いも込められます。
お札を設置する際には、自宅内で清潔かつ高い位置を選び、神様が見上げられるような場所に飾ることが推奨されます。一般に、お札を下から見上げるのが望ましいとされるため、低い位置に置くことは避けましょう。お札の理想的な置き場所としては、光がよく当たり、家族が日々集うリビングが挙げられます。リビングには好ましいエネルギーが集まりやすく、親しみやすい場所として適しています。置く方向に関しては、お札の文字が見えるよう南または東を向けます。例えば、家具の上にしっかりと紙を敷いて立てかけるのが一つの方法です。
壁に直接取り付ける場合、画鋲やテープでお札自体を傷つけないようにする必要があります。お札をきれいに飾るために、下記の手順で台紙を使用する方法をお勧めします：
- まず、お札より少し大きな厚紙や画用紙等を準備します。
- お札を台紙に固定させるため、お札を中央に置き、台紙の四隅を斜めにカットします。
- カットした切り込み部分にお札を差し込んでしっかりと固定させます。
- 最後に、台紙を画鋲やマスキングテープ等で壁に固定しましょう。
上述の方法を心掛けて、お札に損傷を与えないように配慮してください。この飾り方は、七五三に限らず、厄除けや家の安全を願う際に受け取ったお札にも適用可能で、さまざまなシチュエーションで役立つでしょう。
自分的には多分、七五三以来の御祈祷を受けてきた。せっかくなので家族４人分やってもらったけど、一人１枚ずつ御札をいただいてしまい、さてどうしよう。家には神棚も、お祀りできるような棚もない。
— ねむりねこ (@nemurineko8) January 6, 2018
七五三の御守りと神符の適切な返納方法
七五三の御守りや神符をどのようにして処分するか迷う方は少なくありません。神道では新鮮で清らかなものに神聖なパワーが宿るという考えが根づいているため、お守りや御神札を年に一度新調する習慣があります。
例として、11月に御祈祷をうけた場合は、翌年の11月に改めて同じ神社に出向き、そこで一年間使ったお守りやお札を戻し、新たなものを頂くのが望ましいとされています。
神社には社務所と呼ばれる管理事務所があり、「古札所」「古札納所」といった名称で、古いお札やお守りを納めるスペースが設けられていることが多いです。
また、出来る限り御守りや神符は、購入した神社に直接返すのが理想ですが、遠方であったりして難しい場合は、郵送するか、近所の神社で代わりに納めてくれることもあります。
手順がわからない時は、神社に直接問い合わせてみるのが確実です。一年ごとに新しいものにするのが常とされますが、それが厳格なルールではないため、新年の初詣でお守りや神符を持参するのも一つの良い方法です。
その場で新しいお守りを受け取ることもできますし、単に返納して新しいものを受け取らなくても問題ありません。いずれにしても、一年間を通して守護してくれた神様への感謝を表すためには、お参りとお賽銭の奉納をするのが相応しいです。
一方で、お守りを記念品として保管し続けたい場合、それを返納する必要はありませんが、その際は粗末に扱わず、誇りが積もらないよう大事に保管してください。
七五三のお守り保管の基本
七五三の際に神社から授かるお守りの保管方法に厳格なルールは特にありませんが、子どもが日頃からその存在を感じることができる場所に置くことが望ましいです。
特にお札に関しては、家の南向きもしくは東向きに位置がちならずに、人の目の高さより少し高い場所に飾るのが好ましいとされています。
お守りやお札はもちろん、そこから受け取る全ての授与品を丁寧に取り扱うことが最も大切な行いです。
神社から授かったお札やお守りは、おおよそ1年が経過すると、神社へ返すのが一般的な慣習です。ただし、欠かさず毎年行う必要はなく、状況に応じて返納の時期を選びます。
返納の際には、過去1年間守護してくれたことへの感謝の思いを込めましょう。
