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家の床下換気口を塞ぐ方法や、床下換気口の必要性と塞いだ際の弊害とは

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冬に隙間風が寒い時など床下の換気口を塞ぎたくなりますよね。床下の換気口を塞ぐには、以下の3つの方法があります。

  • スライド式の窓を使用する
  • 断熱材で通気口をふさぐ
  • 段ボールや布で簡単にふさぐ

しかし、床下の換気口は意味があって付けられているものなので、換気口の利点を全く潰してしまっては別の弊害が起こりかねません。

今回の記事では下記の4つについて詳しく解説していきます

  • 床下換気口を塞ぐ方法
  • 床下換気口が必要な理由と塞ぐと起きる弊害
  • 床下に湿気がこもる原因と対策方法
  • 床下の水害等の対策や注意する事

まさに床下を塞ぎたいと思っている方、メリットデメリットを理解して適した塞ぐ方法を見つけてみてください。

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家の床下換気口を塞ぐ方法は?

床下通気口をふさぐことで特に冬は断熱効果があります。

では、換気口をどのようにふさぐと良いのでしょうか?

いくつか方法をご紹介します。

  • スライド式の窓を使用する
  • 断熱材で通気口をふさぐ
  • 段ボールや布で簡単にふさぐ

スライド式の窓を使用する

すでに取り付けられている通気口の格子窓が開閉できるタイプの場合、それを閉めるだけで外気を防ぎ断熱ができます。

格子だけでも購入が可能ですが、現在取り付けられているものが簡単に取り外せるか?

サイズは問題ないかを下調べしてから購入してください。

業者も対応工事をしてくれます。

x.com

断熱材で通気口をふさぐ

ホームセンターにスタイロフォームや発泡スチロールなどの簡単に切断ができる断熱材が売られています。

それを通気口のサイズよりも数ミリ大きく切り、はめ込むことで通気口をふさぐことができます。

断熱効果はばっちりですし、安価に作業できます。ただし、外見は少し悪いです。

段ボールや布で簡単にふさぐ

布や段ボールでも通気口をふさぐことができます。ある程度の断熱性もありますし、手持ちのもので対応できるので最も安価に対処できるでしょう。

ただし、見た目はとても安っぽいので板などで目隠しした方が良いでしょう。

布を板で押し込むだけで浸水防止効果もあります。

とりあえず通気口をふさぎ断熱効果があるかどうかを試すにはこの方法をとってみて、効果があるようなら他の方法に変えて見た目も良くしてはいかがでしょう?

床下換気口が必要な理由と塞ぐと起きる弊害とは

ここまで床下通気口をふさぐメリットを紹介しましたが、実は床下通気口は通気をするメリットがいくつもあります。

それらをご紹介します。

床下を通気するメリットと理由

  • 白アリ防止
  • カビ・ダニの繁殖防止
  • 木材の腐食防止

白アリ防止

床下を適度に通気していないと湿気が溜まり、白アリが生育しやすい環境が整ってしまいます。

日本の家屋はほとんどが木造なので、白アリが住みやすい環境が整うとその分致命的なダメージが白アリによってもたらされてしまいます。

通気することで白アリが生育しにくい環境に整えています。

カビ・ダニの繁殖防止

湿気が溜まった床下にはカビやダニが住み着きやすいです。

それらは生活圏の床の上にまで出てきます。

ダニはハウスダストの原因になりますし、カビは種類によっては人体に悪影響を与えます。

家主の健康のためにも増えないようにしないといけません。

通気して乾燥した床下にすることで清潔な環境も整えています。

木材の腐食防止

木材の腐食も湿気が溜まると進行します。

木材を劣化させる細菌が湿気によって増え、木材自体も湿気を吸い劣化します。

住宅の寿命を延ばすためにも通気口は役目を果たしています。

これらの理由から床下通気口による換気は住宅と住んでいる人にとって必要な事だとわかりました。

では、冬場の断熱のために通気口をふさぐ事はどのようにすればいいのでしょうか?

答えは、「適度に通気口を開け、塞ぎっぱなしにしない」です。

断熱が必要無い季節は通気口を開け忘れないようにすることはもちろんです。

また冬はもともと乾燥しているので、晴れた日に1週間に1度程度昼間通気口を開放して通気するだけでも床下の環境は乾燥します。

通気口をふさぐ場合は開閉がしやすい構造にすると良いでしょう。

床下に湿気がこもる原因と対策方法とは?

床下の湿気は適度に換気をしてもどうしても溜まってしまう場合があります。

その原因と対応策をご紹介します。

床下に湿気が溜まる原因

  • 土地が低い
  • 床下が低い場所にある
  • 配管からの水漏れ
  • 通気口が機能していない

土地が低い

湿気はその性質上低い場所に溜まります。

もし家が建っている場所が周りよりも低い場所にある場合は他の場所よりも湿気が溜まりやすくなってしまいます。

この場合は床下だけでなく家全体に湿気が溜まりやすくなります。

家を建てる場合や借家を借りる場合はこのような立地も考慮するといいでしょう。

湿気対策は床下の調湿剤や防湿シートを使う。または、室内は除湿器などで対処する事が効果的です。

 

床下が低い場所にある

床下が一段周りよりも下がっている場合も家の中の湿気が床下に集中します。

この場合の対応も調湿剤や防湿シートが効果的です。

配管からの水漏れ

床下は水、ガス、電気などの配線と配管が走っています。

その中の水配管から水漏れしているといくら換気しても湿気が溜まってしまいます。

床下がいきなりじめじめして常に続く場合や、水道料金がいつもに比べて増えている場合はこのような事態も疑ってみましょう。

工事をして、配管を直し溜まった水を抜く事が必要になります。

通気口が機能していない

通気口の開け忘れだけでなく、蜘蛛の巣やゴミなどがつまり通気口がつまり機能しない場合も床下の空気の循環が行われないので湿気が溜まり続けます。

通気口を定期的に掃除して通気を良くしてあげましょう。

床下の水害等の対策や注意する事とは?

床下は台風など豪雨災害時に浸水被害を受ける事があります。

浸水被害についてまとめてみました。

床下浸水と床上浸水の違い

  • 床下浸水
  • 床上浸水

床下浸水

0.5m以下の浸水で、文字通り住居の床より下の部分(基礎や床下)が浸水した状態。

床上浸水

0.5m以上の浸水で、床の上までの浸水になります。

ただし、この0.5mは住んでいる環境によって違うためあくまでも目安です。

床上、床下共に浸水した場合の対処は以下の3つです。

それぞれとても重要なので覚えておきましょう。

  • 排水
  • 乾燥
  • 消毒
排水

水害が収まったらまず初めにしなければいけないです。

バケツでくみ出すだけではいくらやっても終わりませんので、ポンプなどを持ち込み排水する事が必要になります。最終的に水切り等で仕上げて水を抜きます。

乾燥

大型の扇風機などを使い室内や床下に空気を送ると乾燥が進みます。

乾燥には1週間前後かかると思っておきましょう。その時の天気や気候でも大きく乾燥にかかる時間が変化します。

温風を送る方が乾燥も早いのですが、水を吸った木が熱風で早急に乾燥されると反り返って変形する事もあるので常温の空気を送る事をオススメします。

消毒

水害で浸水した水はただの水ではなく、泥や場合によっては下水や動物の市街や糞便等も含まれている場合があります。

そのため、消毒をすることが衛生上必要になります。

市町村で消毒用の消石灰を配布してくれる場合が多いので床下には乾燥後散布しましょう。散布目安は1㎡あたり1㎏です。

屋内は石灰を撒く訳にはいかないので業者に頼むことも考慮してみて下さい。

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