ざくろの上手な食べ方としては、可食部を取り出して食べることです。
詳しい手順は記事の中に記載してありますが、そのまま食べるなら可食部を取り出して食べる方法、その他はジュース、ザクロ酢、シロップにする方法もありますね。
ざくろの身の皮部分は有毒成分であるイソペレチエリンなどが含まれていて、大量に摂取すると下痢やマヒ、吐き気やめまいなどの症状が出る事リスクにあります。
今回の記事では下記の3つについて詳しく解説していきます。
- ざくろの上手な食べ方とは?種は硬いけど食べられる?
- 知っておきたいざくろのこと
- ざくろの上手な保存の仕方とは?
ざくろの上手な食べ方を知りたい方はこの記事を読んでいただけたら安心して美味しく召し上がっていただけるでしょう。
ざくろの上手な食べ方とは?種は硬いけど食べられる?
まずざくろの生食の方法と注意点をご紹介します。
ざくろの身の皮部分は有毒成分であるイソペレチエリンなどが含まれています。
この成分は少量であればサナダムシなどの寄生虫の駆除剤にも含まれていますが大量に摂取すると下痢やマヒ、吐き気やめまいなどの症状がでてしまいます。
そのため、可食部を取り出すには皮部分と粒を覆っている白い部分も除去する必要があります。
皮の上手な剥き方はこちらです。
1. ざくろの実全体をスプーンで叩く(可食部を落ちやすくする)
2. 実の尖った部分を可食部を切らない程度に四角く切れ込みを入れて切り落とす
3. 切った部分から実の外周に沿って6本切れ目を入れる。
4. 2で切った場所から切れ目に沿って実を開く
5. 水を張ったボールの上でスプーンなどで実を叩いて可食部を落とす
6. 水を張ったボールの中で可食部と白い部分を分ける(白い部分は浮き、可食部は沈みます)
7. 可食部のみをザルにとり、水を切る。
この方法で上手に可食部を取り出して食べましょう。
また、ざくろの可食部には一粒ごとの固い種が入っています。
実はこの種はエキスやオイルを絞ってサプリメントや化粧品の原料になるほど体にはいい成分が含まれています。
しかし、固い種を食べるのは嫌ですし、そのまま食べてもうまく消化吸収されません。
種の栄養素をおいしく取る事ができる方法はこちらです。
- ジュースにして飲む
- シロップに浸ける
- ざくろ酢にする
ジュースにして飲む
ざくろの可食部をミキサーにかけることで固い種をバラバラにでき、栄養素を取り出せます。
最後に布やキッチンペーパーで濾して種の破片を取り除けば完成です。
シロップに浸ける
ざくろの可食部を氷砂糖と一緒に瓶詰めする事で、ざくろシロップができます。
このシロップを使ってジュースやヨーグルトのトッピングにするとざくろの種の栄養素をおいしく頂けます。
ざくろ酢にする
ざくろシロップにさらに酢を入れる事でざくろ酢を作る事ができます。
ざくろ酢は約6か月保管でき、水で薄めるとそのままお酢ドリンクとして楽しめます。
知っておきたいざくろのこと
ザクロについて様々な情報をご紹介します。
- 特徴
- 由来
- 効用
特徴
ざくろはミソハギ科ザクロ属の5~6mほどの高さになる落葉樹で、日本では食用や観賞用に親しまれています。
6月頃に赤い花を咲かせ、その部分から9月~11月ころの晩秋に果実が成ります。
由来
発祥は中東と言われており、有史以前から食されていたようです。
日本には中国経由で平安時代に持ち込まれました。
日本での栽培は現在でもとても少なく、スーパーなどで見かけるざくろのほとんどがアメリカ産かイラン産のものです。
効用
ザクロは美容や健康に良いとされている食品です。
主な効用成分はこちら。
- ポリフェノール
- カリウム
- ビタミンC
- クエン酸
ポリフェノール
抗酸化物質であるポリフェノールは細胞が活性酸素により傷つくのを防ぎます。
アンチエイジング効果が期待できます。
カリウム
カリウムは体内のナトリウムを排出する働きがあります。
人体はナトリウムとカリウムが程よいバランスになるように調整されています。
どちらかが増えすぎるとどちらかを食べて片方を排出しなければいけません。
ナトリウムは食塩などから摂取できるので過多になりがちです。
多すぎるナトリウムはむくみや高血圧の原因にもなるのでそれを防止するためにもカリウムの摂取は有用です。
ビタミンC
美容や疲労回復に必須なビタミンCもざくろに多く含まれます。
クエン酸
ざくろにはクエン酸も多く含まれています。
クエン酸は体内でエネルギーを作るために必要な栄養素の一つです。
毎日を活動的に元気に過ごすためにも必要な栄養になります。
ざくろの上手な保存の仕方とは?
ざくろの実はそのまま常温保存すると約1週間程度持ちます。
色々な保存方法で保存期間を延ばす事ができるのでご紹介します。
- 冷蔵
- 冷凍
- ざくろシロップ・酢
冷蔵
冷蔵庫に保存する事で常温保存よりも長く保存ができます。
実をそのままだと2~3カ月、皮を剥いた場合は2~3日と保管期限が短くなります。
冷凍
実をそのまま冷凍した場合は約半年ほど持ちます。
実を剥いた場合はジップロックに入れて空気を抜いておけば3カ月は持ちます。
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— ミスター自炊 (@JisuiMr) July 27, 2022
ざくろシロップ・酢
どちらに加工した場合もしっかりと殺菌した容器に入れておけば半年程度は持ちます。
このようにどの程度持たせるかで保管方法を変えると良いでしょう。
生食をしておいしく食べたい場合は、そのまま食べきるか冷蔵保存。
加工する場合などは冷凍でも良いと思います