荷物を送る際の「着払い」と「元払い」という二つの選択肢をご存じでしょうか。一見似たような配送オプションですが、それぞれにはユニークな特性があるのです。
本稿では、それぞれの発送方法の特徴や費用の違い、送り状の取扱方法にも触れていきます。ぜひ最後までご覧ください。
着払い・元払いとは何か?
「着払い」と「元払い」という言葉は、商品や荷物を配送する際に、送料をどのように支払うかについての方法を指します。これらは、基本的に送り手と受け取り手のどちらが配送費を負担するかによって分類されます。
元払いとは
オンラインショッピングの際、「送料無料」という表記に接することがありますが、これは配送コストを出荷者が負担する「元払い」の一例です。このシステムでは、商品を顧客に送る事業者が出荷に先立って運送費を全て支払うことになります。
着払いサービスの解説
オンラインショッピングやフリマアプリの取引において頻繁に使用される「着払い」とは、品物が届いた際に受け取る側が送料を負担する決済方法です。
この方式を採用すると、商品を受け取る際に運賃を運送業者に直接支払うことになります。
ミラブルケアの会社最悪!不良品を元払いで送らせて終了代取って、結局直さずにホースだけ替えて送ってきて、また元払いで郵送。直せないなら新品送って来い!あと、普通は着払いやからね!話もズレてるし、高かったのに、ほんま許せん!#ミラブルケア #最悪対応型#ありえない
— 🌈ちーたら🌈 (@shi_zuya339) June 5, 2024
送り状伝票の入手方法
送り状伝票は運送会社が全国の拠点で無料配布しており、利用可能な会社は数多く存在します。ここで、伝票を手に入れることができる場所について具体的に解説していきます。
ヤマト運輸(クロネコヤマト)
- 営業所
- 取次店
- 主要コンビニ(セブンイレブン・ファミリーマート・ニューデイズ・デイリーヤマザキ・ポプラ)
佐川急便
- 営業所
- 取次店
ゆうパックの利用可能な場所
- 郵便局の窓口
- コンビニ(ローソン・ミニストップ・ローソンストア100・セイコーマート)
配送料金の詳細
クロネコヤマト宅急便の配送オプション
クロネコヤマトの宅急便サービスにおいては、配送料金に差はありません。着払い、あるいは事前支払い(元払い)を選んでも、追加料金はかかりません。料金は発送する場所、届け先の地域、そして荷物の大きさによって変動します。料金の詳細はクロネコヤマトの公式ウェブサイトでご確認いただけます。
佐川急便における配送料金について
佐川急便においても、クロネコヤマトと同様に着払いと元払いの料金に差はございません。お客様はどちらの支払い方式を選んでも、同じ料金でサービスをご利用いただけます。配送料は、荷物が発送される地点と届け先、また荷物のサイズに応じて変動します。詳しい配送料金は、下記のリンクにアクセスしてご確認ください。
ゆうパックの料金システムについて
ゆうパックを利用した際には、料金体系において着払いと元払いで基本運賃は変わらず、着払いの場合のみ20円の追加手数料がかかります。また、持込割引は着払いの荷物にも適用されますが、ほかの割引サービスは利用できない点にご留意ください。
配送コストの詳細は、以下のウェブサイトにアクセスすることでご覧いただけます。
先日出先より洗濯物や衣類、書類にPCケーブルにレコードを郵便局から送る際大きいお金しか無く『着払い』扱いにて発送。今ふと気になったので差額調べたら元払いと着払いは同額。チョイ感動! pic.twitter.com/7H07H74gsz
— 紙のみぞ知る (@goodsonlyknows2) January 12, 2024
元払いと着払いについてのFAQ
ネットショッピングやカタログ通販で買った商品を、サイズが合わない、注文と違う品が届いたなどの理由で戻さなくてはならなくなった時、どのような配送オプションを選択すれば良いのか迷うことがよくあります。
たとえば、「着払い」とは、商品が注文したものと違っていた場合に選ぶ方法です。一方、「元払い」とは、お客様の都合による返品の場合に使われます。これらの選択に困ったら、まずは販売店へ直接問い合わせることをお勧めします。そうすれば、返送にあたっての着払いか元払いかの指示をもらうことができるはずです。
もし間違えて着払いで送ってしまった場合、どうすればよいのかについて解説しましょう。考えられる選択肢は主に以下の2つです。
1. 返送の依頼
商品を受け取るべき人に状況を伝え、その荷物を受け取らないよう依頼します。そうすることで、その荷物は送り主へと戻されます。その後、正しい方法である元払いで商品を再送すれば問題ありません。この方法は、オンラインオークションやフリマアプリで見知らぬ人との取引の際に役立ちます。
2. 配送料の後日返金
最初は受け取る側が配送料金を負担してもらい、後ほど返金します。このやり方は、親しい人や家族間などの取引に適しています。いずれの方法も、相手に迷惑をかける可能性があるため、次回以降は発送ミスがないよう細心の注意を払う必要があります。
まとめ: 配送方法の解説
配送方法には「着払い」と「元払い」があり、その違いや配送料、送り状に関する情報を細かくご紹介しました。ここでは、要点を簡潔にまとめてみましょう。
基礎知識
- 元払いとは、発送する際に事前に配送料を支払う手続きです。
- 着払いでは、荷物を受け取る側が配送料を負担します。
配送料金の情報
- 佐川急便やクロネコヤマトを利用する際、着払いと元払いでは配送料に変わりはありません。
- 料金は発送元と到着地点、そして荷物の大きさに応じて異なります。
送り状の取得法
- ヤマト運輸、ゆうパック、佐川急便など、各社の営業所や代理店、特定のコンビニエンスストアで送り状を手に入れることができます。
返送・返品の際の方法選択
- 届いた商品が注文内容と異なる場合は、着払いで返送するのが通例です。
- 購入者の都合による返品は、元払いでの返送が一般的に行われます。
間違えた際の対処法
- 誤って着払いで送ってしまった場合には、受取人に拒否してもらうか、先に送料を払って後で返金するという対応が可能です。
着払いと元払いでは利用する送り状が異なるため、選択を誤らないように注意が必要です。皆様の荷物の送り方選びの参考になればと思います。