学びの指針を示す学級目標のキャッチコピーを紹介！各学校段階ごとに分かりやすく解説！

春が到来し、新たな学期や入学式の幕開けとともに、新しい生活への希望が人々の胸を高鳴らせます。

しかし、教員にとってこの時期は学年や学期の始まりに際し、学級目標の設定が頭を悩ます課題となりがちです。

学級目標は、クラスの雰囲気や一体感に影響を及ぼすものであり、極めて重要な意思決定です。

目標が不適切だとクラスの纏まりに影響し、生徒たちと良好な関係数を築き上げるのが難しくなるでしょう。

それでは、どうすれば印象的なキャッチフレーズが見つかるのでしょうか？

実際のところ、適した学級目標にふさわしいキャッチフレーズはたくさん存在します！

本記事では、学校のカテゴリごとにぴったりの学級目標のキャッチフレーズをお届けします。

様々な事例を紹介していますので、ぜひ参照してみてください。

学校別・学級目標のキャッチフレーズ集
学級目標に四字熟語を活用
英語で学級目標を洗練させる！おすすめの英文・英単語10選
1. 学校生活を彩る英語表現集
2. 学級目標に組み込むための英単語一覧
名言を用いた教室の目標設定
1. 英語から選ぶ、おすすめの名言コレクション
2. 日本語の名言選：おすすめの言葉たち
キャラクターの名台詞で学級目標を作ろう！
1. アニメ・漫画からの名台詞
2. ゲームの世界から学べる深い言葉たち
学級目標を設定するためのアイディアまとめ

学校別・学級目標のキャッチフレーズ集

それぞれの教育段階における学級目標のキャッチフレーズは、小学校、中学校、高校によって特色が異なります。

例えば小学生向けには英語のフレーズは馴染みが薄く、逆に高校生に向けてひらがなのみのキャッチフレーズは浮いて見えがちです。

これから、学校レベルごとに適した学級目標のキャッチフレーズを、具体例をもとにご案内いたします。

小学校でのあいうえお作文の奨励

小学生の学級目標を設定する際には、あいうえお作文や分かりやすい二字熟語の利用をお勧めします。

難しい漢字や英単語をさけて、子どもたちが理解しやすい内容で作成することが重要です。

特に初めの学年の段階では、読みやすいひらがなを使ったあいうえお作文がキャッチフレーズとして優れています。たとえば「なかま」というテーマを採用した場合には、次のような作文が考えられます。

「な」にも負けずに前向きに行動しよう
「か」んしゃの心で周囲に感謝しよう
「ま」っすぐな心で進もう

最初の文字を決めておくことで、言葉を選びやすくなります。こうしたひらがなだけの表記は、特に低学年の児童に理解がしやすくなります。

中学年以降では、新しく学ぶ漢字を取り入れた二字熟語をキャッチフレーズとして設定するのも一つの手です。

努力
挑戦
感謝
飛翔
成長

スポーツイベントにおいても、これらのキャッチフレーズは強い印象を残すでしむ。児童たちとの意見交換を通じて、目標を決定していくのが良いでしょう。

中学校での四字熟語の積極的活用

中学校における学級の目標設定には、由緒ある四字熟語を取り入れることを推薦します。

生徒は小学生の頃よりも漢字を深く理解できる成長を遂げており、記憶に残りやすく効果的な目標として四字熟語が適しています。

百花繚乱（多才な能力が開花する様）
日進月歩（止まることなく前進し続けること）
七転八起（何回失敗しても再起する力強さ）
一所懸命（一つの目標に対し全エネルギーを注ぐこと）
全力疾走（最大限の努力を尽くして進むこと）

上記のような四字熟語は、その形状と内包する意義において、学級の指針として相応しい魅力を備えています。これらの言葉の意味合いや由来を副題として添えることで、目標に重厚感が増すでしょう。

高校生におすすめの英語フレーズ

学校生活で目指すべき目標を掲げる際には、品があり洗練された英語の単語や表現が非常に相応しいです。視覚に訴える英語の表現は、特に高校生が立てる学級目標においても喜ばれる傾向にあります。高校生はしばしば高度な文法やボキャブラリーを学習するため、これらの英語表現は学級目標を形作る上で理想的です。

one for all, all for one（全員が一人のために、一人が全員のために）
revolution（革命）
we can do it（やればできる）
be together（共にある）
dream（夢）

「one for all, all for one」は特に根強い人気を誇るフレーズです。学生自身が辞書で新たな魅力的な言葉を調べることも推奨されます。

学級目標に四字熟語を活用

学校でクラスの目標を決める際は、四字熟語を使うのがとても効果的です。重厚な意味合いを持ちながら、装飾的な漢字が印象に残るからです。ここで紹介するのは、学級目標にマッチする四字熟語たちです。前に挙げた例に加えて、いくつかの熟語をここでご紹介しましょう。

百花繚乱（様々な才能が競い合う）
切磋琢磨（お互いを刺激し合って成長）
初志貫徹（始めた事を最後まで貫く）
日進月歩（毎日コツコツと進化する）
猪突猛進（目に見える目標に一直線）
七転八起（何度転んでも立ち上がる）
一期一会（会うことができた奇跡を生かす）
有言実行（語ったことをしっかり実施）
文武両道（勉学と体育のバランスを重視）
一致団結（全員で力を合わせて目指す）

「文武両道」や「一致団結」などの四字熟語は、クラスだけでなく学校全体の目標としても使われることがよくあります。

「猪突猛進」のような言葉は、「鬼滅の刃」など人気作品に出てくるフレーズとしても認知され、流行を取り入れることも考えられます。

「百花繚乱」は、その漢字の美しさに加え、意味の深さから、特別なお気に入りの一つとなっています。

学級目標これで顔ない pic.twitter.com/K9twYpFkKW

— sukiyaki (@sukiyaki1104) April 20, 2024

英語で学級目標を洗練させる！おすすめの英文・英単語10選

学級目標を英語のフレーズで表現すると、格別に洗練された雰囲気を醸し出すことができます。

英語独特の表現を用いれば、日本語だと伝えにくい微妙なニュアンスもカッコよく表すことが可能となります。

以下に、学級目標にぴったりな英語のフレーズや単語をセレクトしました。

学校生活を彩る英語表現集

dream come true（夢を現実にしよう）
never give up（絶対に諦めない）
next stage（新たな段階へ）
hop, step, jump（少しずつでも前進しよう）
start dash（幸先の良いスタートを切る）
step by step（一歩一歩確実に）
do your best（全力を尽くそう）
one for all, all for one（一致団結して）
we can do it（我々なら可能だ）
fly high（より高く羽ばたこう）

これらの表現は、そのクリアな意味合いと心地よい響きにより、目標設定に新鮮な風をもたらします。覚えやすく印象的な「start dash」や「fly high」のようなフレーズは、記憶に残りやすいため特に推奨されます。

学級目標に組み込むための英単語一覧

pride（誇り）
challenge（挑戦）
enjoy（楽しむ）
winner（勝者）
revolution（革命）
smile（笑顔）
happy（幸せ）
hope（希望）
start（スタート）
evolution（進化）

手軽な「happy」からやや難解な「evolution」まで、多彩な英単語を学級目標に活かせます。さらに、学級目標にもってこいの「change（変化）」や「treasure（宝）」という単語もあります。

「pride」のような強烈なキーワードは特に、上学年や高度なクラスに適しています。英単語の初めの文字を縦に並べて別の単語を作り出す方法も、ユニークな学級目標を設定するのに一役買います。

例えば、「HOPE」というテーマならば：

Hはhappy（幸せ）
Oはobjective（目標）
Pはpeace（平和）
Eはexplosion（爆発）

このように「HOPE」という言葉を形作り、学級が持つ個性や教師の名前を取り入れることも可能です。

名言を用いた教室の目標設定

偉大な人物や現代の著名人が遺した言葉達は、クラスの目標として取り入れる際に非常に有効です。それらの名言は、数多くの時代を経てもなお、多くの人にとって価値あるメッセージを伝えています。

一方で、それらの名言の出典や誰が言ったのかを知らない人も実際には多くいます。これらの貴重な言葉たちをクラスの目標として採用することで、生徒たちには新しい気づきや考え方を提案するきっかけをもたらすことでしょう。

以下に、いくつかの名言を日本語と英語で紹介しますので、授業の目標決めに役立ててください。

英語から選ぶ、おすすめの名言コレクション

名言は人々にインスピレーションを与え、その価値は時代を超えて受け継がれます。ここでは、影響力のある人物たちが残した心を動かす言葉をご紹介します。

少年たちよ、高い志を持とう「boys, be ambitious」（クラーク博士/教育者）
挑戦すれば可能になる「Yes We Can」（バラク・オバマ/第44代アメリカ合衆国大統領）
思考を捨て、感覚を信じよ「don’t think, feel」（ブルース・リー/武道家、俳優）
常に自分自身であること「always be yourself」（マリリン・モンロー/伝説の女優）
誰しもが何かしらの才能を持っている「everybody has talent」（マイケル・ジョーダン/バスケットボール元選手）
どんな夢も、どんな挑戦も、大きすぎるということはない「No dream is too big, No challenge is too great」（ドナルド・トランプ/第45代アメリカ合衆国大統領）
行動のない想像力は何の価値もない「Imagination means nothing without doing」（チャーリー・チャップリン/コメディアン、映画監督）
生きている今を愛し、愛する人生を送ろう「Love the life you live. Live the life you love」（ボブ・マーリー/レゲエミュージシャン）
細部にこそ完璧が宿る、だが完璧は決してささいなものではない「Trifles make perfection, but perfection is no trifle」（ミケランジェロ/ルネサンス期の彫刻家・画家）
問題は最善を尽くすための機会である「A problem is a chance for you to do your best」（デューク・エリントン/ジャズミュージシャン）

ブルース・リーの「don’t think, feel」やバラク・オバマの「Yes We Can」などの名言は、学校の目標やモットーとして掲げやすく、多くの人への励ましとなります。

日本語の名言選：おすすめの言葉たち

「夢なき者には、成功も訪れない」 – 吉田松陰（武士）
「己の中にひとつの武器があれば、その人は強くなり得る」 – 錦織圭（テニスプレイヤー）
「始まりの心を、とことん大切に」 – 世阿弥（能楽師）
「逆境こそが、好機である」 – 大橋武夫（軍人、実業家）
「急がず焦らず、絶えず前進」 – 松下幸之助（実業家）
「努力して初めて、全て成就する」 – 上杉鷹山（大名）
「コツコツとした努力が、運命さえも変える」 – 福沢諭吉（思想家）
「芸術とは、実は爆発である」 – 岡本太郎（芸術家）
「準備万端の上での努力は、想像力を超越した成長を達成する」 – 上戸彩（女優）
「今日の自己よりも、明日の自己に勝つ」 – 美空ひばり（歌手）

これらの心に残る日本の名言は、教室の目標設定に取り入れることで、生徒たちの心に深く影響を与えるメッセージとなり得ます。

特に実業界や芸術分野からの言葉は多岐にわたって応用可能です。生徒たちの興味やクラスの特色を考慮し、最適な名言を選択すると艶です。

学級目標を決めた

予め自分で考えておいた理想の学級の姿を出し合い、そこから更に1人1人が使いたい言葉、大切にしたいことを出し合った

クラス全員の子が周りの意見に流されることなく、また友達の意見を受け止め、全員が納得いくまで話し合った

自分達で決めた目標だからこそクラスの拠り所になる

— かず@教育 (@kazu_t_t0153) April 12, 2024