デコポンの収穫時期はハウス栽培では12月から1月にかけての早い時期に収穫できます。畑での栽培では2月から3月ごろにかけて収穫されます。
おすすめの保存方法は、冷蔵保存です。
冷蔵庫内は乾燥しやすいため、冷蔵保存のときにはビニール袋で包むことで皮から水分が抜けてしまうことを防ぎます。ひとつまるまるは食べきれない場合は食べかけをラップに包んで冷蔵庫に入れましょう。
たくさんある場合は冷凍保存で1か月ほどおいしく保てるのでそちらも検討してみてください!
この記事では、
- デコポンの収穫時期と保存方法とは?
- そもそもデコポンとはどんな果物か?また良いデコポンの選び方とは?
- デコポンの追熟方法とは
- そのまま食べるだけじゃない!デコポンの美味しい食べ方
といった内容をまとめてみました。デコポンの収穫時期や保存方法を知りたい方には参考になりますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
デコポンの収穫時期と保存方法とは?
デコポンの収穫時期と保存方法を説明します。
収穫時期
デコポンの収穫時期は幅広く、ハウス栽培かどうかや気候によって変わります。
ハウス栽培では12月から1月にかけての早い時期に収穫できます。畑での栽培では2月から3月ごろにかけて収穫されます。
12月に収穫されたデコポンはお歳暮として人気です。日本一の生産量を誇る熊本県ではデコポンの初出荷は3月1日となっています。
一般的に収穫したてのデコポンは酸味が強いので追熟させることで酸味が抜けて甘いデコポンに仕上がります。お店で売られているデコポンは追熟されたものがほとんどです。
保存方法
デコポンの保存方法は常温、冷蔵、冷凍の3通りです。
常温で保管する場合は温度が高くなりすぎないように冷暗所で保管しましょう。
冷蔵庫内は乾燥しやすいため、冷蔵保存のときにはビニール袋で包むことで皮から水分が抜けてしまうことを防ぎます。ひとつまるまるは食べきれない場合は食べかけをラップに包んで冷蔵庫に入れましょう。
いずれの場合も、買ってきたデコポンであれば食べ頃は1~2週間程度です。
冷凍する場合は外の分厚い皮を取っておきましょう。冷凍してからでは皮がむきにくくなってしまします。
冷凍でも乾燥を防ぐために袋にいれます。くっついてしまわないように重ならないように入れましょう。
冷凍であれば1か月程度はおいしく食べられますよ。
そもそもデコポンとはどんな果物か?また良いデコポンの選び方とは?
デコポンの正式な品種名は「不知火(しらぬい)」です。意外と知らなかったのではありませんか?熊本県不知火町で栽培が広まったことから名づけられました。
デコポンという愛称は熊本果実連の登録商標であり、糖度13度以上、酸度1度以下という基準を満たした高品質なものだけがデコポンと呼ばれます。
ヘタ付近がボコッと出っ張っているのが特徴で、かんきつ類の中でも非常に甘みが強いことで知られています。皮は分厚いですが柔らかくてむきやすく、薄皮も食べられるので子どもでも食べやすいですね。
お店でのデコポンの選ぶときはしっかりと水分があるものを選びましょう。手で持ってみてしっかりと重みを感じるもの、皮にうるおいがあるものです。
軽いものは水分が抜けていて、皮が浮いているようなものは乾燥してしまっています。
また、皮が傷ついているとそこから腐りやすくなってしまうので傷がないものがよいです。保管するときにも傷がつかないように注意しましょう。
デコポンの追熟方法とは
デコポンを収穫したあとは酸味を抜くために追熟をします。追熟の期間は一般的に1か月から1か月半です。
まずは余分な水分を飛ばすために1週間から10日ほど風通しのよいところで保管します。その後は必要以上に乾燥しないように丁寧にビニール袋に包んで3週間冷暗所で保管します。
温度が高くなりすぎると腐ってしまうので、20度を超えるようであれば冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。
追熟が終わったデコポンや買ってきたものでも、まだ酸味が残っている場合があります。食べてみてまだ酸っぱいなと感じたら1週間ほどビニールに包んで冷蔵庫で寝かしましょう。さらに追熟がすすんで甘くなります。
リンゴと一緒に包んでおくと、リンゴのエチレンガスで熟成が促進される効果があるので早く食べたいときには試してみてくださいね。
そのまま食べるだけじゃない!デコポンの美味しい食べ方
そのまま食べてもおいしいデコポンですが、その甘みを生かしていろいろな食べ方ができます。
デコポンシャーベット
冷凍したデコポンを半解凍のままつぶすだけでシャーベットができます。はちみつをかけてもおいしいですよ。
スムージー
冷凍のデコポンをキウイやパイナップルなど酸味のある果物と合わせてスムージーにするのもおすすめです。水と一緒にミキサーにかけるだけです。砂糖やガムシロップで甘さを調整しましょう。