ブーンブーンブーン。それは電子レンジからのサイン。そして、扉をあけた時、問題が起きた感じが。
蓋が動かない！こんなシチュエーション、経験したことは？
私、結構な頻度で直面します。
「蓋を少しズレて温める」という指示を知っているのですが、時々忘れちゃうんです。結構な回数。
更に、蓋をズレたつもりでも、完了後にはきっちりと閉じられていることが。どうして？
そんな困ったときの対処法、いくつか知っています。一度試してみる価値あり！
そして、電子レンジ使用せずに固くなる蓋や、医療施設で受け取ったクリーム容器の蓋の取り扱いについても触れていきます。
困ってる？プラスチック製容器の蓋が固くなるのはなぜ？
蓋が開かない理由、主に２つの要因があります。
1. 気圧の影響
電子レンジで加熱すると、内部の気圧が変わることがあります。
加熱により食材の水分が蒸気となり、容器の中に広がります。この蒸気は驚くべき速さで水よりも１７００倍のスペースを必要とします。しかし、冷めると蒸気は再び水分に戻り、その結果容器の内部の気圧が下がります。
この状態が続くと、外部の気圧が容器を押し込み、蓋が開きにくくなります。同じ現象は、熱い食べ物を容器に入れた際にも発生します。熱い食べ物からの蒸気が冷めて水分に戻ると、容器の内部の気圧が再び低下します。
2. 蓋と容器の間に何かが詰まっている
容器の縁に食べ物の残りが残っていると、蓋が閉まりにくくなることがあります。特に、容器を傾けると、その食べ物の残りが蓋と容器の間に入り込み、時間が経つとそれが接着材のように作用して蓋が固く閉じてしまうことがあります。
プラスチック製容器の蓋、しっかり開けるコツ５つ
固くなったプラスチック製の蓋、どうやって開ける？いくつかの方法を紹介します。
1. 電子レンジ活用
蓋が固くなってしまったのは気圧の影響の可能性があります。電子レンジで少し暖めることで、内部の気圧を調整し、蓋を開けやすくすることができます。
ただし、長時間加熱すると、中の蒸気が高温になるので注意。少し温めた後、安全に蓋を開けるためにキッチンミトンや鍋つかみを使用してください。
なお、中の蒸気は非常に高温になることがあり、直接触れると火傷の原因になることも。特に蓋が膨らんで見える場合は、中に高温の蒸気が詰まっているサインなので、取り扱いには十分注意してください。
2. 熱いお湯を利用
蓋が固くなった時、熱湯を使って蓋を温めると、蓋が少し広がり、容器の内部の気圧を均等にすることができます。これにより、蓋が開きやすくなります。
私の方法は、シンクに容器を置き、上から熱湯を直接かける方法です。ただし、熱いので取り扱いには鍋つかみやタオルを利用します。
ただし、一度容器全体をお湯に浸けてしまうと、蓋が急に開き、中に熱湯が入ることがあるので、その点も注意が必要です。
3. 容器を軽く圧迫してみる
気圧の変化や、蓋と容器の間に残留物がある場合、上下からギュッと押すことで、間にわずかなスペースができます。これで外部の空気が入り、蓋が開きやすくなる場合も。特に薄手の容器の場合は、この方法が効果的です。
圧迫が難しい場合は、テーブル上に置いて体重をかけてみてください。
4. ぬるま湯に浸ける
蓋が開きにくい原因が、間の汚れなら、ぬるま湯に浸ける方法が有効です。蓋の接続部分を浸け、こびりついたものを溶かして開けることが可能に。
また、湯の代わりに湿ったキッチンペーパーや布で蓋部分を包む方法もオススメ。熱湯の蒸気を利用することで、より効果的に開けられます。
5. ゴム手袋の力を借りて
例えば、病院で受け取る薬の容器。時々開きにくくなることがあり、その理由は多くの場合、蓋の間に塗り薬が残って固まるからです。
そんな時は、蓋をアルコールや消毒ジェルで拭き、ゴム手袋をはめてしっかりと開ける方法が有効です。もし難しい場合は、蓋周辺にゴムバンドを巻き、より握力を増して開ける方法も。
蓋の開かないトラブルを避ける方法
プラスチック容器の正しい使用法
プラスチック容器の蓋のトラブルを避けるためには、取扱い説明を正確に守ることが鍵となります。例えば、「電子レンジ使用時は蓋を外して下さい」や「蓋を少し開けて加熱してください」のような指示が多いです。
蓋を完全に閉じたままでは、中の水分が失われ、食材が乾燥してしまいます。一方、蓋を適度に開けることで、水分の逃げを制御し、蓋が固定されるのを防ぐことができます。
新しいタイプのプラスチック容器
近頃、蓋を閉じた状態で電子レンジ使用可能な容器も登場しています。これらの商品には、蓋と容器の間に微細な隙間が作られており、蒸気の逃げ道が工夫されています。
過度な加熱は避ける
過度に加熱する行為は、蓋のトラブルの原因となるだけでなく、食品の水分を取り去り、風味を損なうことがあります。適切な時間での加熱を心掛け、不足時は少しずつ加えていくことが推奨されます。
まとめ
容器を開ける目的は、中のものを利用するためです。しかし、蓋が開かずに困惑する経験は、多くの人が共感できるでしょう。そうした瞬間のストレスを和らげるための方法を活用することが大切です。
今後は、蓋の開かないトラブルを防ぐための対策として、
「電子レンジ使用時はプラスチックの蓋を取り外して加熱しましょう。」や「プラスチック容器の端に残った中身は、蓋をする前にきちんと拭き取ることが大切です。」という指導を心に留めて行動しましょう。
こちらの情報をご覧いただき、感謝いたします。
