舞茸の保存方法と賞味期限の完全ガイド！日持ちや傷んだ状態の解説

この記事では舞茸をどの程度保存できるのか、その賞味期限の目安に焦点を当ててご説明します。

また、腐敗した舞茸の見分け方や、長持ちさせるための保存のコツ【冷蔵・冷凍・乾燥】についても解説いたしますので、ぜひ活用してくださると幸いです。

舞茸の賞味期限についての詳細

市場や店頭で見かける舞茸のパッケージに賞味期限が明記されていないことがあります。そんなとき、いつまでなら新鮮な状態で楽しめるかが気になることでしょう。そこで、様々な保管方法に応じた舞茸の賞味期限の目安をお伝えします。

• 冷蔵保存では3日から1週間ほど
• 冷凍保存だと約1ヶ月可能です
• 乾燥させた場合も1ヶ月ほど持つと言われています
• オイル漬けにした場合は1週間から最長で1ヶ月まで保存できます

舞茸は他のキノコと比べて水分量が低めのため、保存期間が長めです。ただし、購入した際の鮮度に左右されるため、早めに劣化することも考えられます。冷蔵であれば3日から1週間、他の保存方法では最大で1ヶ月と、比較的ゆったりとした期間を見込めます。

舞茸が腐敗するとどう変化する？

食用に適さなくなる腐った舞茸の典型的な兆候を見ていきましょう。

• 白カビの発生
• 酸性の強い異臭
• じめっとした水気
• 乾燥して触れると砕ける
• 茶色への変色
• 溶けるような状態

舞茸が劣化してくると、まずは湿度が増して水っぽさが出現し、その後は乾燥することにより粉々に崩れやすくなります。湿っている状態で保管し続けると、カビなどの微生物が繁殖しやすくなってしまうため要注意です。舞茸が全体に茶色く変わっていたり、白カビが見られる場合には、すでに完全に腐敗しているため、摂取せずに廃棄するのが望ましいです。

新鮮な舞茸の選び方

舞茸の長持ちさせるコツは、購入時に鮮度抜群のものを見つけることです。新鮮な舞茸を見極めるポイントをご説明します。

カサが肉厚で濃い茶色

舞茸を選ぶ際には、ふっくらとした肉厚で存在感のあるものを選びましょう。濃い茶色をしている舞茸は鮮度が保たれている証拠です。一方で、黒っぽい色をしている舞茸は、鮮度が落ちている可能性が高いので注意が必要です。

舞茸選びのポイント：軸の色と弾力性

質の高い舞茸を見分ける一つの基準として、軸の様子が挙げられます。軸が白さを保ち、触ってみるとしっかりと弾力があるものが新鮮な証拠です。もし舞茸の軸が褐色に変色していたり、触感がふにゃふにゃで水っぽかったりする場合には、損傷しているかもしれないため、避けるよう心がけましょう。

水滴のないパックを選ぼう

舞茸を選ぶ際、パック内に水滴があるとそれは収穫後時間がたった証拠かもしれません。新鮮な舞茸を手に入れたい場合は、水滴が付着していないパックのものを選ぶことが大切です。

舞茸を長持ちさせる保存テクニック

きのこの仲間である舞茸は他の種類に比べて保存が効きますが、保存の仕方を間違えると素早く鮮度が落ちてしまうことがあります。そのため、適切な保存法をマスターすることが大切です。下記に舞茸を新鮮な状態で保つための冷蔵、冷凍、乾燥という3つの方法について解説します。

舞茸の正しい冷蔵保存法

舞茸を新鮮な状態で長く保つには、特定の保存方法を守ることが大切です。手順は次のようになります。

• まずは、舞茸をキッチンペーパーで完全に覆って包みます。
• 次に、その包んだ舞茸をプラスチックの袋に入れます。
• 最後に、その袋を冷蔵庫の野菜室に収めて保管します。

なお、舞茸が元々入っているパックの状態で直接冷蔵保存すると、水分が蒸発しやすくなってしまい、乾燥しやすくなります。キッチンペーパーで丁寧に包むことによって、舞茸の適度な湿度を維持しつつ、冷蔵庫内の乾燥から防ぐことができるのです。

また、舞茸は水分を含むと品質が落ちやすいので、普段は水での洗浄は避けましょう。但し、どうしても汚れが気になる時は、短時間水洗いを行った後、キッチンペーパーで丁寧に表面の水分を拭き取れば問題ありません。

冷凍による舞茸の保管テクニック

次にご紹介するのは、舞茸を冷凍することでおいしく保存する方法です。

• まずは、食べやすいサイズに舞茸を切り分けます。
• 次に、切った舞茸を保存用の袋に平坦になるように並べて入れます。
• 最後に、冷凍庫で保管して完了です。

舞茸を凍らせると、品質を1ヶ月程度保つことができます。実は、冷凍する過程できのこが壁細胞を破り、それが味わいをより豊かにするため、おすすめの方法です。

ただし、一度冷凍した舞茸は、解凍するとその栄養分や水分が損なわれてしまう可能性があるので、解凍せずに直接料理に使用していただくのがベストです。

舞茸を長持ちさせる乾燥法

舞茸を長期保存する手法として乾燥があります。その方法を以下に記します。

• まずは舞茸を食べやすいサイズに切り分けます。
• 次に、切り分けた舞茸をザルなどに広げて、2日から3日程度の間、しっかりと乾燥させます。
• 乾燥した舞茸は密封できる保存袋に入れ、冷蔵庫内で保管します。

乾燥後の舞茸を料理で使用する際には、使用前に1時間から1日程度水につけて戻すことが必要です。