「焼き魚や煮魚を食べていると突然、我が子が魚の骨を喉に詰まらせた！どう対処したらいいのだろう」という状況は、親なら誰もが慌てる事態ですよね。
お子さんが魚の骨を喉に刺してしまった時、正しい応急処置の方法と決してしてはいけないNG対応を、今からしっかり解説します。
子どもが魚の骨に喉をつらぬかれてしまった場合の対処法
イワシやサンマなどの小骨が多い魚は、子供が食べる際に特別な注意が必要です。骨が喉に刺さってしまった場合、慌てずに適切な手順で対応しましょう。
① 最初に、子供の喉のどの部分に骨があるのかを確認します。泣いたり、喉を触ったりしている様子から何らかのサインを感じ取り、静かにして口を大きく開けさせて、骨の位置や深さを把握しましょう。
② 骨が表面部分にある場合、お茶を飲ませたりうがいをさせたりして、スムーズに取れることがあります。この方法で取れる場合もあるので、一度試してみてください。
③ 指で掴めそうな場所にある骨は、優しく抜くことが可能です。ただし、吐き気を催すことがあるため慎重に操作し、ピンセットを使って短時間で抜くこともできます。ただし、無理に引っ張ることは禁止であり、取れない場合は病院へ行くことが最適です。
④ 喉の深部に骨が刺さっている場合、自分での抜去は控え、強引に飲み込ませることも避けるべきです。そのような場合は迅速に病院での診察を求めましょう。
これらの手順を守ることで、子どもの骨が刺さるアクシデントにも冷静に対応できるでしょう。
子どもに実践させてはいけないダメな対処法
子供ののどに刺さった魚の骨を取るために、「ご飯を飲むと骨が抜ける」という話を聞くことがよくありますが、これは信頼に値しない方法です。
実は、ご飯を丸呑みしようとする行為によって息が詰まる可能性があり、骨がさらに深部に押し込まれるリスクも伴います。
特に太い骨の場合、ご飯の摂取を試みると、その動きで骨がずれて喉の粘膜を傷つける危険もあるのです。
したがって、このような対処法は避けるべきであると心得てください。
絶対にしてはいけない！子供が骨によって喉を痛めた際のNG処置とは？
ご飯を飲み込ませる行為は厳禁
「骨が喉に詰まったらご飯をたくさん飲み込めばいい」という話を耳にしたことがあるかもしれませんが、これは本当に危険な誤解です。ご飯を飲み込むことで、結果として骨が喉の更に奥深くに刺さってしまう危険性があります。骨が深く刺さると医師も取り除くのが困難になるため、絶対に実践しないでください。
エビの尻尾はともかく、魚の骨が喉に刺さったらご飯を飲めって言うのはNGなの知らなかったわ…
子ども居るから覚えておこう— 夢幻 (@mugennomoribito) October 7, 2021
骨を無理やり取るのは避けるべき
喉から骨を無理やり引き抜こうとすると、喉を傷つけたり炎症を引き起こすリスクが生じます。また、骨が途中で折れてしまい、一部が喉に残る恐れもあります。無理な対処は子供がさらに苦しむ結果を招く恐れがあるので、絶対に試さないでください。
骨をそのままにしておくのは危険
「時間が解決してくれるはず」と骨を放置するのも適切ではありません。確かに自然に抜けることもありますが、骨が喉に刺さった状態が続くと、粘膜が炎症を引き起こすことがあり、傷を生じる可能性もあります。骨が自然に抜けない場合は、迅速に病院に行くことをお勧めします。
魚の骨が子どもの喉に引っかからない対策方法
お子様が安全に魚を楽しめるようにするためには、最も重要なのは「よく咀嚼すること」をしっかり覚えさせることです。また、まだ自分で骨を選別できないお子様には、親御さんが事前に骨を取り除いて差し上げると良いでしょう。
手軽かつ安全に魚を食べさせたい場合は、骨抜き加工された魚を購入するのが賢い手です。しかし、市販されている魚には骨が残っていることもあるので、お子様が成長した際には、どのような種類の魚でも骨と身を上手に選べるように「食育」を行うことも重要です。
具体的には、魚の調理過程をお子様に見せてあげたり、一緒に魚の身をほぐしながら「ここの部分には骨があるよ」と教え込むと良いでしょう。このような経験を積み重ねることで、お子様は段々と魚の身のみを上手に食べられるように成長します。
子どもは本来お魚が大好き🐟❤️だけど、骨が喉に刺さったり、骨取るのが嫌だな〜という経験を経て自然と魚嫌い！苦手になっちゃうんだとか。
これ大人も、あるよね。そのものが嫌いなんじゃなくて、それに付随して発生した不具合で嫌いになるんだよね✍️いつも、育児は本質を考えるきっかけになる…— ささまる｜大好きな自分で生きる人を増やしていく🌿 (@sasamaru_miso) June 21, 2022
お子様の喉に骨が挟まってしまった場合の対処法
ちょっと落ち着いて。こんな時には医療のプロの手を借りましょう。
- 自分で取り除けない場合
- 「喉が痛い」と訴えている時
- 骨が取れた可能性があっても、喉に痛みや違和感が残っている時
それから、以下の状況は特に危険ですので、夜間や休日であっても速やかに救急医療を受けてください：
- ブリやタイなどの大きな骨が喉に刺さった場合
- 強烈な痛みがある時
そういった状況では、ためらわず専門医の診断を受けることが大切です。
子どもが熱っぽいのが，魚の骨がささっていたところの炎症が疑われるので，今日は病院へ連れて行く
— H. Nishizaki/西崎博光 (@hiro32_n) December 9, 2019
お子様の喉に魚の骨が！どの医療機関へ行けば良いか
もしもお子様が魚の骨を喉に引っかけてしまった時は、耳鼻咽喉科を訪れることをお勧めします。特殊な機器を用いて、骨を取り除く処置を行うことができるからです。
一方で、小児科でもこうした問題に応じてくれる場合がありますので、お子様がかかりつけの小児科がある場合は、一度連絡を取って問い合わせてみるのも良いでしょう。
子供が骨を誤ってのどに刺した場合の対処法
家族で夕食を楽しんでいたところ、突然子どもの喉に魚の骨が刺さってしまい、しかも病院が開いていない夜間や休日だったとしたら、どう対応するべきでしょうか？
もし刺さった骨が細めで、子供も強い痛みを訴えていない場合は、慌てずに次の日の朝、病院が開くのを待って、お医者さんに相談することが適切です。
しかし、万が一、骨が太くて子どもが涙を流しながら痛みを訴えるような事態になったら、すぐに応急処置をした上で、可能な限り速やかに医療機関を受診することが重要です。子どもの安全と親としての安心のためにも、日を跨がずに医師の診断を仰ぐべきです。
小骨に注意！喉に刺さりやすい魚の小骨
皆さんは、魚を食べる際、小骨が喉に詰まる恐れがあることをご存知ですか？硬い骨はタイやサバなど大型の魚に多いと思われがちですが、実は、イワシやサンマ、ウナギのような小さな魚の細かい骨が喉に引っかかりやすいのです。
これらの小骨は糸のように細く、刺さりやすいため注意が必要です。昔から「丸呑みにご飯を飲むと骨が取れる」とされていますが、それで取れる場合もあれば、そうでもない場合もあります。
時には骨が表面から折れてしまい、内部に残ることで痛みを伴う事態に。そんな時は自力で取り出すのは難しく、専門家の手を借りる必要があるのです。
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