多目的トイレを使ううえで、きちんとしたエチケットは守れていますか?この種のトイレは、乳幼児連れや車椅子ユーザーなど、様々な状況に対応するために整備されています。
だからこそ、利用の際には他の人への思いやりを持って行動することが求められます。
親御さんがよく気になる事柄として、おむつの取り替えや授乳の設備が整っているかという点があります。これらの活動は基本的に認められているのですが、いくつかの留意点があるため、これについては後述します。
マルチユーストイレ利用のエチケットについて
親子でマルチユーストイレを使用する際、守るべきエチケットは次のようになります。
通常のトイレをまず考慮する
マルチユーストイレを使う前に、まずは通常のトイレで事足りないかを考えてみましょう。そうすることで、本当に必要としている人たちへの配慮ができます。もし普通のトイレやおむつ替えスペースが利用できない状況であれば、マルチユーストイレの利用をお考えください。
子ども単独での使用を控える
子どもだけでマルチユーストイレを使わせることは避け、保護者が同行するようにしましょう。お子様が一人で利用すると予期せぬトラブルを起こす可能性があるためです。
使用時間を最小限に
他の利用者を配慮し、利用時間をなるべく短くすることが求められます。
多機能トイレ、開かなくて20分ぐらい待ってたんですけど、ナニしてたんでしょうねぇ😡
— 🦄ひとみん🦄にゅーはーふ (@hitomin_chano) August 30, 2024
後片付けと清潔の維持
利用後は設備を元の状態に戻し、次に使う人も快適に利用できるように空間を綺麗にしておきましょう。特に小さな子どもが関わる部分には注意が必要です。
これらのマナーを守り、多目的トイレが誰もが気持ちよく使える環境を保ちましょう。
子連れでの多機能トイレにおけるおむつ取り替えと授乳のマナー
子供を連れた際に、多機能トイレでおむつ替えをすることはよくありますし、授乳が必要になる状況も考えられます。しかし、これらを行う際は他の使用者にも心配りをしながら適切に実施することが大切です。次に、おむつ交換及び授乳を行う際の適正な方法についてお示しします。
おむつの正しい処分方法
おむつを替えた後は、できる限り自宅に持ち帰るべきです。特別なゴミ箱が設置されている場合は、その容器に廃棄できますが、そうでないシチュエーションでは持ち帰るのが礼儀です。通常のゴミ箱に捨ててしまうと衛生的な問題や嫌な臭いを引き起こす恐れがあるため特に注意しましょう。
多機能トイレたまに使うんですが、おむつ替えシートが開きっぱなしになってることが多いんですよね。上半身も下半身も非力なため電動車椅子を使っている者として、シートを戻すのは結構辛いです。ママさんたち暴れるお子さんを抱き抱えて大変なのはわかりますがぜひ戻してください。
— がんばらない私の記録 (@hukkikiroku) April 29, 2023
授乳は緊急の場合に限る
展開できるベッドがある多機能トイレもありますが、授乳は緊急の場合に限定し、他の方が待っている時間を考慮することが肝心です。もし授乳に時間がかかりそうなら、事前に授乳室を利用するか、液体ミルクを携帯するなどの代替手段をとることが適しています。
ベビールームの使用を優先する
おむつの交換や授乳には、多機能トイレではなく、ベビールームの利用を優先しましょう。ベビールームはこれらの用途を特に考慮して設計されており、使用時に快適性と効率性を提供することができます。多機能トイレは多用途に応じた重要な施設であり、本当に必要な場合を除き、他のオプションの利用が推奨されます。
多目的トイレの使用時に守りたい基本マナー
お子さん連れの方々が多目的トイレをご利用の際は、次のようなポイントに気を付けると良いでしょう。
- まずは通常のトイレが利用できないかをチェックしましょう。
- 小さなお子さんには、一人での使用を控えさせることが大切です。
- トイレを使用する時間は最小限に留めるよう心掛けてください。
- 使用した設備は、始めにあった通りの状態に整えましょう。
多目的トイレにおけるおむつの交換や授乳は、他の利用者にも配慮したうえで、本当に必要な場合にのみ行いましょう。
他人を思いやる姿勢を持ち、公共の施設を使う際の心遣いを大切にしましょう。