ノミの卵や成虫が死滅する温度は60℃以上です。
コインラインドリーの乾燥機でももちろん大丈夫ですが、車を持っていれば真夏に社内に入れておくだけで殺虫することができます。
コインランドリーなどで洗うことができればば塩素系漂白剤に漬け置きしてから洗うとなお良いでしょう。
この記事では、
- ノミの卵が死滅する温度とは?
- ノミを見つける方法や徹底的撃退する方法
- ノミの侵入経路と家に入るのを防ぐ方法とは?
- そもそもノミとはどんな生き物なのか?
といった内容をまとめてみました。ノミの卵が死滅する温度について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
ノミの卵が死滅する温度とは?
ノミは熱に弱いため、60℃以上で死滅します。
駆除する際には高熱を使い、死滅させてから駆除しましょう。
夏場の炎天下に駐車した愛車。
負の季語として採用したいくらいの此奴の有効活用方法を聞いた。ふとんや毛布をぶち込んで10分間放置する。
するとノミ、ダニが死滅するそうな。
夏場の自動車内は60度くらいまでいくそうで、その温度は連中が死滅するんだとか。
へぇ~。— ディッグ・A (@arch_adept) June 4, 2020
布団はコインランドリーの大容量機を利用する、またば布団乾燥機を使う。
マットやブランケットなどは洗えるものを選び、こまめに洗濯・乾燥をしましょう。
乾燥機によっては60℃に満たないものもありますので、確認が必要です。
卵やサナギは耐性を持っている可能性もあるため、塩素系漂白剤に漬け置きしてから洗うとなお良いでしょう。
死滅させてそのままにしてしまうとアレルギーを発症してしまう場合もありますので、
しっかり掃除機をかける必要があります。
ノミの卵が家にある場合は、すでに家の中にノミがいるということです。
ノミは基本的には外からあらゆる方法を使って部屋に侵入してきます。
人の衣類や、猫や犬などのペットの体に付着するという方法が主な侵入経路となっています。
ノミは温かく湿った場所を好むので、部屋の隅や隙間、家具の下、絨毯や床のマット裏、ソファーやベッドなどに生息しています。
そのため、卵もそういった場所に産み付けられていることが多いでしょう。
ノミは1~6日で卵から孵り、約2週間で成虫になります。
ノミを見つける方法や徹底的撃退する方法
ノミはダニとは違って刺されても危険性はありませんが、刺されてしまうと強いかゆみを引き起こします。
市販薬では症状を抑えるのが難しいとされていますので、被害が出る前にノミを見付けなければなりません。
ノミを見つけるには、ペットの体表などをしっかりチェックすることが大切です。
外に散歩へ連れ出したときには、特に注意が必要です。
ペットを外に連れ出した際には、帰宅後に全体を確認しましょう。
もしノミが付着しているようであればブラッシングをしてから家に入る、定期的にシャンプーをする、ノミを見つけたら病院に連れて行くなどします。
また、ノミを徹底的に駆除するためには殺虫剤を使用するのが効果的です。
場所によって使用する種類を変えるとよいでしょう。
ベッドやソファー
ペットがくつろぐ場所はすでに卵が産みつけられている場合があります。
ですが、ペットが過ごすことが多い場所なので心配ですよね。
そういった場所にはスプレータイプを使用することをおすすめします。
カーペットや畳
カーペットや畳は奥の方に潜んでいる場合があります。
特にカーペットの内側は卵や幼虫が繁殖しやすい環境になっているので、徹底的に駆除しなければいけません。
特殊注入針を使って注入できるエアゾールタイプがおすすめです。
合わせて掃除機を使用するとなおよいでしょう。
ノミの侵入経路と家に入るのを防ぐ方法とは?
ノミの成虫は吸血が主なエサとなりますが、幼虫は成虫の糞や埃などを食べて成長します。そのため、人間の居住空間はノミにとってとても過ごしやすい環境となっています。
寒い環境は苦手なので冬はノミをあまり見かけないとも言いますが、室内であればエアコンや加湿器を使用しているご家庭が多いでしょう。
一度でも侵入してしまえば、室内は気温・湿度ともに快適なものとなっているので気付かぬうちに繁殖してしまうおそれがあります。
ノミの寄生を防ぐには、外から持ち込むことを避けなければなりません。
簡単に予防するためには、ペットの皮膚に直接塗布できる忌避剤を使用すると良いでしょう。
少量を垂らすだけで、すでに寄生してしまったノミの駆除はもちろん、卵の繁殖も阻害してくれます。
また、ノミ取りシャンプーやノミ取り首輪を使用すると繁殖を防ぐことができます。
部屋をこまめにしっかり掃除・換気することも重要です。
カーペット・ソファー・寝室などは特に気を付けておきましょう。
そもそもノミとはどんな生き物なのか?
ノミとは、最も身近な寄生虫です。
ペットを飼っている方やアレルギーを持っている方ならもちろんご存知でしょう。
吸血するのは実はノミの成虫だけであって、幼虫は成虫の排出した糞や人間やペットの食べこぼし、フケなどを主食として生活しています。
ノミはジャンプ力が強く、距離は体長約60倍、高さは約150倍まで跳ぶことが可能です。
吸血のために、体熱や影、振動や二酸化炭素などから動物の存在を感知して跳び、寄生すると言われています。
繁殖力も高く、30日後にはおよそ200倍に繁殖していると言われています。
ペットに寄生しているのを見つけたら部屋にはすでに大量の成虫がいる、と考えた方がよいでしょう。
そんなノミのライフサイクルですが、例としてネコノミの一生の過程を見てみましょう。
卵
大きさ:0.5mm程度
湿度27℃、湿度50%以上という環境下では約1日~6日程度で孵化する。
幼虫
体長:2mm程度から最終的には4~5mm程度まで成長する。
1~2週間で2回脱皮する。主に成虫の糞を餌としている。
サナギ
約1週間ほどで繭の中でサナギとなる。
室温24~32℃、湿度78~80%ほどという環境が揃うと羽化する。
成虫
体長:1.2~2.0mm
成虫は人に嚙みつくこともある。
卵が産まれてから、早ければ2~3週間ほどで成虫となるのです、恐ろしい成長速度ですよね。。。
人がノミに咬まれると、ノミ刺咬症という病気を発症する場合があります。
赤い斑点や水疱ができ、強いかゆみを伴います。
二次感染によって蜂窩織炎になってしまうおそれもあります。
また、バルトネラ菌という細菌を持っている個体もおり、その細菌を保有したノミに寄生された犬や猫に引っかかれた場合傷口からバルトネラ菌が感染してしまいます。
これは猫ひっかき病という病名の感染症で、潜伏期間は2週間でその後傷口が腫れて熱を持ったり、膿疱ができたりします。
また、酷いときには数か月単位という長い期間リンパ節が腫れ上がってしまうこともあります。
またペストや発疹熱といった感染症の病原菌を媒体することもあるため、注意が必要です。
ノミの寄生予防には、まずは肌の露出を抑えることが重要になります。
• 膝下の露出を避けるために、ボトムは長い丈のものを着用する。
• 外出時には、適用害虫欄にノミと記載のある虫よけスプレーを使用する。
• ペットの散歩のあと、家に入れる前に体にノミが付着していないことを確認する。
ということを徹底しましょう。