オキシクリーンで洗濯機を間違った方法で掃除すると壊れることがあります。
洗濯機を壊さないようには下記の4つのポイントを理解して掃除しましょう。
- 大量の泡
- オキシクリーンの溶け残り
- 一度に汚れが発生しすぎる
- 金属を腐食させる
正しい掃除方法はドラム式・縦型式洗濯槽によって違いますので、この記事で確認してから実践してみてください。
今回の記事では
- 洗濯槽の掃除にオキシクリーンを使うと壊れる原因と正しい掃除法
- 洗濯槽掃除のおすすめ製品
- オキシクリーンの洗濯以外の活用法
などを紹介していきますので洗濯機を壊さないように、オキシクリーンを正しくそして便利に使いこなしましょう!
洗濯槽の掃除にオキシクリーンを使うと洗濯機が壊れる原因
オキシクリーンを洗濯槽洗浄に使うと4つのポイントをつかんでおかないと洗濯機が壊れる可能性があります。そのポイントはこちら!
- 大量の泡
- オキシクリーンの溶け残り
- 一度に汚れが発生しすぎる
- 金属を腐食させる
大量の泡
オキシクリーンを入れすぎると必要以上に大量の泡が発生し、それが原因で洗濯機が壊れる事があります。
特にアメリカ版のオキシクリーンは界面活性剤が入っているため泡立ちが強いので注意が必要。
日本版でも容量を守らないと泡が立ちすぎる危険があります。
特にドラム式洗濯機は泡立ちしすぎるとセンサーが反応し洗浄とすすぎを繰り返し続けてしまう場合があり、そのため泡立ちが強い洗剤を使いません。
最悪の場合センサー自体が壊れたり泡が設備裏に回り故障の原因になる事を理解しておきましょう。
縦型洗濯機も泡が立ちすぎると設備裏に泡が周り故障の原因になるので、しっかり使用量は守って下さい。
使用量目安はこちら
- 日本版:水4ℓに対して28g~30g
- アメリカ版:水4ℓに対して専用スプーンメモリ2~4
オキシクリーンの溶け残り
こちらも適正量以上のオキシクリーンを投入すると起こりやすいトラブルです。
オキシクリーンが溶け残り洗浄後に洗濯機内に残ると様々な部品の故障原因になります。
適正量以上のオキシクリーンを入れた場合以外にも水の温度が低すぎる場合もあまりオキシクリーンが溶けず残る場合があるので注意して下さい。
対策としては適正量を守る他に、事前にバケツなどでオキシクリーンをお湯で溶かしてから投入すると溶け残りは無くなりキレイに洗浄ができるでしょう。
また、しっかりと槽洗浄後のすすぎを行っていないと一度溶けたオキシクリーンが再度析出して悪さをすることもあるので注意して下さい。
一度に汚れが発生しすぎる
オキシクリーンに限らず洗濯槽洗浄をした時に一度にたくさんの汚れが取れすぎて排水口や汚れフィルターが詰まる事があります。
そうすると適切な洗浄と排水が出来なくなり洗濯機が壊れる危険性も…。
こちらも特にドラム式の危険性が高いです。
縦型は洗浄時に蓋を開けて浮いてきた汚れを掬う事ができるのでそのまま汚れの塊を排水するリスクが少ないのですが、ドラム式は洗浄途中に開けることができないためそのまま排水するしかありません。
そのため、排水経路が詰まる危険性があります。
対策としては、事前に洗濯機のゴミフィルターを掃除しておく。
定期的にこまめに洗濯槽洗浄を行ってゴミが一度に大量に出ないようにする。
この2点が効果的です。
金属を腐食させる
洗濯槽の素材はステンレスです。
ステンレスはとても腐食しづらい金属ですがオキシクリーンに長時間高濃度の状況で接触していると変色する場合があります。
オキシクリーンは酸素系漂白剤なので金属を腐食させてしまうのです。
対策としては適正量のオキシクリーンを使う事と、漬け置く時間は長すぎないようにする事。
長くても漬け置きは6時間までにしましょう。
洗濯槽の掃除のポイント
では具体的なオキシクリーンを使った洗濯槽清掃方法をご紹介します。
- ドラム式の洗い方
- 縦型の洗い方
ドラム式の洗い方
ドラム型の洗浄手順はこちら。
- 糸くず等のゴミを取るフィルターがある場合は掃除する。
- 洗濯槽洗浄モードでどの程度の水を1回の洗浄で使うかを確認する。
- バケツなどにお湯で適正量溶かしたオキシクリーンを洗濯槽に入れる。
- 洗濯槽洗浄モードにして洗浄を行う。
- 洗浄後、フィルターのゴミの洗浄を行う。
ドラム式はほぼ自動で洗浄とすすぎを行ってくれるのでとても楽です。
ポイントは「洗濯槽洗浄モードの洗浄水の量の確認」「ゴミフィルターの清掃」です。
しっかりとゴミを取り除き、排水つまりを予防する。
適正量のオキシクリーンを使いトラブル防止する事を意識しましょう。
縦型の洗い方
縦型の洗い方はこちら。
- 洗濯槽の中にある糸くずフィルター自体を取り除く。(詰まり防止)
- 洗濯機の洗浄時の水位を「高」まで給水し、その水量に合ったオキシクリーンを溶かす。
- 洗濯槽洗浄コースがあればそのコースで回す。なければ10分洗浄する。
- 水を捨てず一時停止して最低30分以上放置する。6時間以上放置すると故障の原因になるので気を付ける。
- 再度洗浄ボタンを押し5分洗浄後、浮いてきた汚れを網などで掬う。汚れが消えるまで「洗浄→網で掬う」を繰り返す。
- 洗濯槽洗浄モードがある場合はそのモードを最後まで行い終了。
洗濯槽洗浄モードが無い場合はすすぎと脱水を行い終了。
こちらの注意ポイントは「適正量のオキシクリーンを使う事」「オキシクリーンを入れ洗浄した後の一時停止時間」「汚れを残さない事」です。
特に「汚れを残さない事」は最重要。
工程5の作業で浮いてきたカビ等のゴミをしっかりと取り除くことが大切です。
もし残ってしまうとすすぎ、脱水時に再度洗濯槽裏に汚れが回りってしまいます。
オキシクリーン以外の洗濯槽洗浄剤も基本的にこの操作で洗濯槽を洗う事が出来ます。
理想の洗浄頻度は1月に1回だそうですが、最低でも半年に1度程度はこの洗浄をすることでキレイな状態を維持できるでしょう。
洗濯槽洗浄のオススメ薬剤をご紹介します。
- シャボン玉石鹸洗濯槽クリーナー
- パナソニック洗濯槽クリーナー(ドラム用)
- パナソニック洗濯槽クリーナー(縦型)
- カビキラー洗濯槽クリーナー
シャボン玉石鹸洗濯槽クリーナー
プラスチックにもステンレス洗濯槽にも使える自然派素材の洗濯槽クリーナーです。
ただし、縦型にしか使えません。
パナソニック洗濯槽クリーナー(ドラム用)
パナソニック純正の洗濯槽クリーナー。
ドラム式専用で1本丸ごと使い切りなのでコストはかかりますが純正だけあってとても良く落ちます。
パナソニック洗濯槽クリーナー(縦型)
同じくパナソニック純正の洗濯槽クリーナー縦型専用です。
カビキラー洗濯槽クリーナー
よくドラッグストアなどでも置かれている商品です。
1本あたり400円を切る安さなので頻繁に洗濯槽クリーニングをする場合はコスパ面も考えてこちらをどうでしょうか?
便利!!オキシクリーンの正しい使い方
洗濯槽洗浄以外にもオキシクリーンは様々な使い方があります。
- 除菌
- 衣類のシミ取り
- 水場の汚れ落とし
- 食器等の漂白
除菌
特に現代では感染症等の予防のためにも衣類や小物ついた菌やウイルスの除菌が重要です。
オキシクリーンを適正量溶かした溶液に除菌したいものを入れて1時間以上漬ければ除菌効果はバッチリ!
沢山の人ごみの中に行ったときや、汚れた衣類の除菌にも役立つので覚えておきましょう。
衣類のシミ取り
代表的な使い方です。
方法はオキシクリーンのパッケージ裏に書いてありますのでそれに従いましょう。
他の酸素系漂白剤と同じで汚れを落とす効果があります。
中性洗剤や、お湯と組み合わせる事で効果が高くなるので一度で落ちない場合はそれらも試してください。
水場の汚れ落とし
キッチンや洗面所、お風呂場やトイレなどの水場にオキシクリーンを溶かした水やお湯を溜めて水場についた汚れを落とすこともできます。
ただし、「ステンレス」や「大理石(人工も含む)」、「木材」は腐食される事もあるので使用を控えた方がいいでしょう。
ステンレスに限っては使用量を守れば問題ありませんが、大理石や木材(ヒノキ風呂)は変色する事も…。
食器等の漂白
流しや風呂場などはそのオキシ漬けしている水にバス用品や食器を入れる事でそれらも洗浄できます。
茶渋や風呂用品の水垢なども落ちますので水場の汚れ落としの際に一緒にどうぞ。
昨日実家の台所でオキシ漬けしたんですけど、信じられないくらいの茶渋ついた急須もめちゃ綺麗になるし、なによりその場にいた親戚から称賛の声が上がり、私の株がぶち上がったので、お盆に親戚の家に行くという方、オキシクリーン持参してオキシ漬けのパフォーマンスするのめちゃくちゃおすすめです。 pic.twitter.com/YJlMD9Zmbc
— ユアマイスタースタイル(YOURMYSTAR STYLE) (@_RELIVERS_) August 16, 2019
ただし、食器等の直接口や体に触れるものはしっかりとすすいでオキシクリーンがのこらないように注意して下さい。