モルタルの乾燥時間は基本的に24時間ですが、「踏む」ということをする場所に使うなら3日から7日様子を見ます。さらに冬になると性質上、2倍の硬化時間がかかってきます。
モルタルの特徴としては以下のようなことがあります。
- 耐火性に優れている
- 不燃性
- 有毒ガスを発生させない
- 自由度が高い使い方ができる
こういう安全面でも、自由度が高いことを考えてもDIYに使いやすいと言えるものでしょう。
今回の記事では、モルタル、セメント、コンクリートのことについて詳しく紹介していきますので、DIYでモルタルを使用してみたいと思っている方はぜひ最後まで読んでみてください!
モルタルの乾燥時間について
モルタルの乾燥時間は基本的に24時間です。
ただし、気温や湿度、使う場所によってはかなり違うので注意してください。さらに手で触って乾いた感じでも表面はすぐに傷つきます。目で見て白くなってくるまでは触らないほうが安心です。
モルタルを 乾燥するときにひび割れが生じることもしょちゅうありますが、水を使っているのでどうしても水が乾いたら亀裂はできてしまいます。
普通に乾燥というのなら24時間で十分ですが、「踏む」というなら3日から7日様子を見たほうが良いです。
さらに冬は硬化時間が長くなります。夏より2倍かかることが目安というくらいですね。
冬は、硬化時間として2日間を基準にして、養成期間は2週間程度だと思っておきましょう。
さらに気温が低すぎると、モルタルが凍ることで施工が進まないことも覚悟になりますので、冬の施工はお勧めできません。
DIYでも活躍するモルタルについてもっと知ろう!
近年、DIYがとても流行していますが、そのDIYでもモルタルを使用するご家庭が増えています。
一般的にモルタルとはセメントに、砂を加えて水で練り合わせたもののことを指します。
要するにセメントを加工したものこそが「コンクリート」や「モルタル」なので、元をただせばセメントが材料になっているということです。セメントはコンクリートやモルタルを作るための一次加工品となるのです。
セメントは灰色の粉末。水や液体を混ぜることで接着する、固まるという性質があります。粉末ということからセメントはそのまんまで使用することはできないのです。
モルタルの用途
モルタルの用途として多いのは、壁・床・天井を塗ることです。
そのほかには、コンクリートの補修、タイルなどの接着、コンクリートブロックの積み上げ接着などにも使われています。
また、モルタルそのものをインテリアにする家庭も増えてきているので、洗面台がモルタル、キッチンがモルタルなどおしゃれに活用される場面も多々見られます。
モルタルの特徴
モルタルの特徴は、以下のようなものがあります。
- 耐火性に優れている
- 不燃性
- 有毒ガスを発生させない
- 自由度が高い使い方ができる
安全性の面でも安心ですが、使い勝手としても、平らな面に仕上げたり、模様をつけることも可能で、自由度が高いのがDIYに人気の理由です。
モルタルの配合
モルタルはセメントと砂を重量比にして1:2から1:3の割合で配合されることが多く、配合により1:2、モルタル、1:3モルタルといわれています。
モルタルは、ホームセンターなどでも手に入り、DIYでも活用されることが多い建材です。が、取り扱いに注意すべき点もあります。
用途によって使い分けたい、「セメント」「コンクリート」のこと
まず初めにセメントは前述しましたがセメントを加工したものこそが「コンクリート」や「モルタル」ということを念頭においてください。そのうえでコンクリートとモルタルの違いを紹介してみましょう。
コンクリート
コンクリートは、セメント+水+砂+砂利のことになります。
セメントにも細骨材は含まれていますが、粗骨材が含まれるのはコンクリートのみとなっています。
コンクリートの特徴
- 強度が高い
- 柱や梁、壁などの構造体に使用
- 圧縮力に強い
- 引っ張る力に対して弱い
- 粘性が高いため、加工の自由度は低い
モルタル
モルタルは、セメント+水+砂となります。
コンクリートと異なり、粗骨材となる砂利が含まれていないのも特徴です。
モルタルの特徴
- 柔軟性がある
- 外壁やレンガ、ブロックの接着剤として使用
- 装飾性が高いので仕上げ材にも適している
- 強度が不十分
- 建物の構造体には使用されない
強度はコンクリートで、柔軟性はモルタルという感じです強度が最優先の構造体にはコンクリート、柔軟性や施工のしやすさが求められる外壁や内装にはモルタルが用いられるのです。