スーパーで購入したアボカドを切ったら、思ったよりも硬かった経験、皆さんもあるでしょう。
この硬さの原因は大抵、「まだ完全に熟していない」からです。
簡単に言うと、食べるタイミングが早かったということ。数日放置して熟成させれば、滑らかでおいしいアボカドになりますよ。
既に切って食べ始めて固さに気づいたら、少し加熱することで柔らかさを増すことができます。
ちなみに、アボカドが固いからと言って健康に害があるわけではなく、ただ食感や味が少し異なる程度です。
気にしなければ、そのまま食べても問題ないですよ。
この記事では、固いアボカドを美味しく楽しむ方法や
- アボカドの適切な熟成方法
- 硬いアボカドのおすすめレシピ
などを詳しく紹介していますので、最後までお楽しみください！
固いアボカドに困ったときの対応策
アボカドの固さは主に「熟成不足」によるものです。
アボカドの熟れ具合は、その品種や保管方法によって異なるため、食べる前に状態を確認することが重要です。
しかし、いざ切ってみて固さに気づくということも。そこで、まず切ったアボカドの取り扱い方から解説し、その後、未切りのアボカドの熟成方法もお伝えします。
固いアボカドを切った後のアプローチ
電子レンジを利用する
固いアボカドをすぐに柔らかくしたい場合、電子レンジでの加熱が最も速やかな方法です。
半分に切ったアボカドは、種を取り除き、耐熱皿に断面を下にして置きます。600Wの電子レンジで約30秒加熱してください。その後、固さをチェックし、必要に応じて10秒単位で追加加熱します。
細かくカットした場合は、加熱時間を10秒から始めることを推奨します。過度な加熱は避け、ドロドロの状態にならないよう注意してください。
電子レンジで柔らかくしたアボカドは、本物の熟れたアボカドと比べて風味が劣ることがあるので、アボカドソースとして混ぜて楽しむと良いでしょう。
加熱調理のアイディア
固いアボカドは、加熱することでより柔らかくなります。
例えば、フライパンでのソテーや唐揚げとしての調理が考えられます。多彩な料理アイディアには、次のセクションで詳しく触れていますので、是非参考にしてみてください。
料理せずに追熟させる方法
このセクションでは、未加工のアボカドを熟成させる方法を解説します。
室温での保存
特別に急ぎで食用にする必要がなければ、15℃から20℃の通気性の良い場所に数日放置することで、自然に熟成します。冷蔵庫に保管すると熟成が停止するため、緑色の皮を持つ未熟なアボカドを手に入れた際は、常温で保存してください。
ただ、25℃を超える場所での保存は、過度な熟成を招き、アボカドがドロドロになる恐れがあるので避けてください。
エチレンガスを活用
エチレンガスは、リンゴやバナナから放出される、果物の熟成を促進するガスです。このガスの近くにアボカドを置けば、熟成がより迅速に進行します。
手元にリンゴやバナナがある場合、それらとアボカドをビニール袋に一緒に入れておくと効果的です（袋の口は完全に閉じる必要はありません）。アボカドもエチレンガスを放出するため、新聞紙やアルミホイルで包むだけでも一定の効果が期待できます。
ただし、エチレンガスが多すぎると、アボカドが一気に熟成しすぎるリスクがあるので注意が必要です。定期的にアボカドの色や触感を確認し、最適な食べ頃を逃さないようにしましょう。
適切な熟成度は、皮の色が緑から黒っぽい紫に変化した時点です。触感で適切な弾力があれば、食べ頃を迎えています。しかし、ヘタが外れてしまったり、皮と果肉の間に隙間ができてしまうと、熟成が過ぎたサインですので、早めに食べることをおすすめします。
アボカド、固くても大丈夫！こちらの美味しい食べ方5つをチェック！
このセクションでは、アボカドを柔らかくさせることなく、そのままの硬さで料理して楽しむ方法を紹介します。
既に触れたように、アボカドは適切に加熱することでやわらかくなります。適切な調味を施せば、とても美味しい一品が完成します。
今すぐ固いアボカドを使って料理したい方のための参考になれば、私たちも喜びます。
ホームメイドアボカドスナック
初めてご紹介するのは、シンプルに「アボカドスナック」。固めのアボカドを薄切りにして、それを耐熱容器に配置。電子レンジでしっかりと加熱するだけで、サクサクのスナックができあがります。固いアボカドは、ピーラーを使うことで簡単にスライスできるのが特長。オイルフリーで、健康的なのもポイント。塩を少々振って、お楽しみください！
アボカドとエッグのトースト
次に紹介するのは「アボカドとエッグのブレックファストトースト」。通常のトーストに、アボカド、ベーコン、そしてたまごをのせ、トースターで焼きます。アボカドトーストのバージョンはたくさん考えられます。例えば、アボカドをマッシュしてクリーミーなソースにし、それに柔らかいポーチドエッグをトッピングする方法も。イングリッシュマフィンやベーグルを使用すると、一風変わったスタイルに。アイディアは無限大なので、自分の好みに合わせて工夫してみてくださいね。
クリスピーなアボカドのフライ
只今帰宅
やっぱ遠いな…雨だったから数倍疲れたかも🫠奇跡的に潰れなかったアボカド🥑フライを食べちゃおう
お疲れ様でした🍺 pic.twitter.com/QETTfluTa0
— ayamoco⋆* (@Moco01moco19) April 15, 2023
次に取り上げるのはSNSで話題となっている「アボカドフライ」。キューブ形に切ったアボカドを衣で包んで揚げるだけのシンプルなレシピです。しかし、サクサクとした外側とアボカドの柔らかい中身の組み合わせは絶妙。夜食やアフタヌーンティー、もしくは一杯のお酒と一緒に味わうのがおすすめです。
アボカドのリッチクリームパスタ
また、「アボカドベースのクリームパスタ」も高評価の一品。アボカドと生クリームが合わさることで、滑らかで濃厚な風味が楽しめます。このレシピではツナと玉ねぎを組み合わせていますが、ベーコンでのアレンジも可能。伝統的なカルボナーラとは異なり、卵は使用しないため、初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。
アボカドとエビのスキレットアヒージョ
スキレットが手元にあるなら、この「アボカドとエビのアヒージョ」を一度お試しいただきたいです。
多くの方が知るように、エビとアボカドは相性抜群です。この組み合わせを、オリーブオイルと簡単な調味料でじっくりと煮込むことで、見た目も味も洗練されたアヒージョが完成します。
さらに、ミニトマトを加えることで色鮮やかな一皿に仕上がります。ただ、調理中のオリーブオイルの飛び散りには十分ご注意ください。
まとめ
この記事では、アボカドの硬さが問題となる場合の解決方法をご紹介しました。
アボカドの硬さは、主に熟成不足に起因します。待っていれば自然に熟れ、味わい深くなります。
熟成を早めたいときは、リンゴやバナナと共にビニール袋に保管するとよいでしょう。
既に切ってしまって硬さに気づいたときは、電子レンジや他の加熱方法を試してみてください。フレッシュなアボカドとは異なる風味にはなりますが、適切な調味で美味しさは引き出せます。
さまざまな工夫を駆使して、アボカドを最大限に楽しみましょう！
