「えっ、まさか喉に魚の骨が挟まってしまったの!?」
「その骨をその状態で放置しても問題ないのかしら?」
喉に挟まる事態に陥った魚の骨に関し、医師にアドバイスを求めてみました。
最適な対応方法から、決して行ってはならない行動、医療機関を訪れるべきタイミングの判断基準に至るまで、丁寧に指導を受けたので、その内容を詳しくお伝えします!
魚の骨が喉に刺さったら、どう対処すべき?
「しまった、喉に魚の骨が挟まってる!」
「この状態でほうっておくのは平気かな?」
実は、喉に骨が挟まった場合、殆どは自然に排出されるのが一般的なんですよ。ただし、24時間経過しても取れていない場合は、注意が必要です。
長期間そのままにしておくと、喉の組織が炎症を起こし、腫れ上がったり、化膿するリスクがありますよ。
「一晩経っても解決しない時」には、専門の医療機関を受診するのが賢明です。
寝るまで喉に刺さった魚の骨が起きたら無くなってた。
スッキリ〜— なち (@Nax_wlkr) May 24, 2023
喉の中で魚の骨は自己消化されるのか?
魚の骨が勝手に溶けてなくなることはまずありません。
私たちの体内には消化を助ける酵素がありますが、それによって魚の骨が完全に溶解されることは期待できません。
ですが、私たちの体は自己治癒の機能を備えており、粘膜が骨を外に押し出す力を持っています。その能力を信じて待つのも一つの手です。
喉に刺さる骨、取り方のベストプラクティス
万が一、喉に骨が刺さる事態に遭遇した場合、焦らずに落ち着いてください。多くの状況で魚の骨は自然に取れる傾向にありますので、初動としては静かにその時を待つのが良いでしょう。
しかしながら、もしも一晩経過しても骨が喉から抜け出ることがない場合は、専門の医師の診察を受けることが推奨されます。
重要:間違った応急処置の危険性
もしも魚の骨が喉に刺さってしまった場合、正しくない応急処置を行うとリスクが高まります。絶対に避けるべき対応方法をいくつか挙げます。
- ご飯を服用して押し流そうとする
- ピンセットで骨を抜き取る
これらの手段は実行すべきではありません。トラブルが悪化する可能性があるので注意してください。特に、喉へのご飯の摂取は一見効果的に思われがちですが、思わぬ窒息を引き起こす恐れがありますし、骨がさらに深く刺さる場合もあります。絶対にこの方法は避けてください。
同様に、ピンセットで骨を取り出そうとすることも危険です。喉の粘膜を傷つける可能性があり、こちらもお勧めできません。安全に配慮した適切な処置を心がけましょう。
喉に魚の骨が刺さった時に
一番やってはいけない事。それは、
「ご飯を丸呑みする」…— 蒼波(そうは) (@souhakurumi) February 10, 2024
病院への受診適切時を見極める
病院を訪れるタイミングに正解はありませんが、その必要性を見極める基準は知っておくと安心です。例えば、喉の痛みが一晩経過しても改善しない場合や、強度の痛みや異変を感じる際は、医療機関を受診するべきでしょう。特に注意するべきは、以下のような状況です。
- 大きく太い骨が喉に刺さって取れない時
- 激しい痛みがある場合
- 出血が感じられる時
こうした症状が現れたら、無理をせず早めに病院へ向かうことが大切です。安全を最優先に考えましょう。
「喉に骨が刺さって病院に行くなんてよくあるの?」
もやもやとした疑問を抱えている方もいるでしょう。「魚の骨が刺さっただけでも、本当に受診していいのか?」と考える人も少なくありません。調べてみると、実際に喉に骨が刺さって病院を訪れる方は多いのです。恥じらうことなく、困ったときは勇気をもって医者の診察を受けましょう。
病院での対応はプロフェッショナルなもの。専用の器具を駆使して迅速に骨を取り除いてくれます。見えにくい場合には、ファイバースコープを使って処置を行うこともあります。治療時間は大抵数分から10分程で完了し、思った以上に簡単なので恐れることはありません。
治療費はどの程度かかるのか
医療機関で支払う治療費の金額が気になりますよね。健康保険を適用した場合、自己負担が3割の際、診断や検査、そして治療を含めて概ね3,000円から7,000円程度が一般的な範囲となります。
もっとも、例えば喉に詰まった骨を取り除くような処置においては、処置の難易度や使用する医療器具によって料金が異なる可能性があるため、事前に確認することが大切です。
どの診療科が適切?喉の異物対策
突然のアクシデント、喉に何かが引っかかってしまったとき、一体どの病院の科へ足を運べば良いのか頭を悩ませることがあるでしょう。
もし喉に魚の骨が挟まったとしても、焦らずに。そのような場合には耳鼻咽喉科の専門医が適任です。
多くの場合、魚の骨は時間とともに自然に体外へ排出されます。ただし、取れずに喉に残ってしまうと、時には炎症を引き起こすリスクもありますので、慎重に。
少しでも違和感や心配があるならば、ためらうことなく病院を訪れましょう。
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