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インコの呼吸からプツプツ・プチプチ・キュッキュッと異音がする理由と対処法

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インコは呼吸音がしないことが通常です。ですので、異音がしている場合は病気が疑われます。

病気というのは、ウイルス性の風邪、寄生虫の感染、心疾患、甲状腺腫などというものが考えられます。

対処法としてはどれもまずは動物病院にかかり、適切な薬の処方や治療を受ける必要があります。

インコの呼吸音を放っておくと軽い病気だったものが重症化する恐れもあります。

今回の記事では、インコの呼吸音がする理由と対処法、呼吸音以外のインコに多い病気や寄生虫の被害や治療方法などを紹介していきます。

インコを飼っていて呼吸音の異音など心配がある方はまず理由と対処法を理解して病気を治せるようにしてあげてください。

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インコの呼吸からプツプツ・プチプチ・キュッキュッと異音がする理由とは

インコは普通呼吸音がしません。

もし「プツプツ」「プチプチ」「キュッキュ」などの異音が呼吸と共に聞こえる場合は病気が疑われることもあるので注意しましょう。

変な呼吸音がするときに疑われる原因はこちらです。

  •  ウイルス性の風邪
  • 寄生虫の感染
  •  心疾患
  • 甲状腺腫

ウイルス性の風邪

インコも人間と同じで風邪をひくことがあります。

風邪の症状の中で人間の鼻つまりのような症状によって呼吸がしにくくなり、音がなる場合があります。

人間も季節の変わり目に風邪をひきやすいのですがインコも風邪をひきやすい時期があります。それは「換羽期」です。羽が生え変わる時期は体調を崩しやすいので様子を見てあげて下さい。

寄生虫の感染

インコのかかる寄生虫の病気に「トリコモナス症」と「ヘキサミタ」があります。

どちらも肉眼では確認できないほどの小さな原虫が原因の病気です。

症状の一つとして呼吸音の異常が起こる場合があるので、インコの呼吸音の異常がある場合はこの病気も疑いましょう。

心疾患

鳥も心疾患があり、その症状の一つで呼吸音がおかしくなることがあります。

人間と同じで高齢になればなるほど心疾患のリスクも増えるため、注意しましょう。

甲状腺腫

インコや文鳥などの小鳥は甲状腺腫になる事があります。

甲状腺の肥大によって呼吸音に異常が発生します。

呼吸音の異常がずっと続く場合や咳をする場合はこの病気の疑いがあるので動物病院で診断を受けて下さい。

甲状腺腫は放置すると突然死してしまう事もある病気です。

治療できるケースが多い病気なので早期の発見と診断が必要です。

インコの呼吸異常の対処法とは

それでは、インコの呼吸音の異常への対処法をご紹介します。

  • ウイルス性の風邪
  • 寄生虫の感染
  • 心疾患
  • 甲状腺腫

ウイルス性の風邪

まず自分で判断せずにまず動物病院で診断を受けて下さい。

もしウイルス性の風邪の場合は抗生物質を処方してもらえます。

飲み薬の場合が多いので決められた量を決められた回数与えて下さい。

完治に数か月かかる事もあるので気長に治療をしてあげて下さい。

寄生虫の感染

トリコモナス症、ヘキサミタ共に治療で完治できる病気です。まず、診断を受けて下さい。

動物病院で顕微鏡検査を行って原虫の有無を確認します。その後治療では投薬と飼育器具の消毒を行います。

飼育器具に原虫や卵が残っている場合があるのでしっかりと熱湯消毒しましょう。適切な治療を行えば数週間で完治します。

どちらの寄生虫感染もインコの元気が無くなりあまり動かなくなるので、治療によって元気を取り戻してくると思います。

心疾患

こちらも動物病院で診断を受けてから治療が開始します。

X線検査や血液検査結果から総合的に獣医師が判断を行います。

人間と同じで血中脂質を減らす事が治療になるので、そのような薬の投与が始まります。

外科手術などができないため、食事療法や投薬などをして症状緩和に努めます。

甲状腺腫

甲状腺腫の主な原因はヨード不足です。そのため、ヨードを補充する治療を行います。

また、甲状腺腫を誘発する物質(ゴイトロゲン)が自然界の食物には含まれており、それを食べさせない事も重要です。

アブラナ科の植物やマメ科植物などにゴイトロゲンは多く含まれています。餌として大豆やブロッコリー、キャベツなどを与えている場合は与える事を辞めましょう。

また、症状が悪化している場合はステロイドを投与したり甲状腺製剤を投与します。基本的に治療中は突然死を防ぐためにも絶対安静にさせます。

その他にもインコに多い病気や寄生虫の被害や治療方法とは?

その他にインコに多い病気とその対処法をご紹介いたします。

  • メガバクテリア症
  • ビタミンB1やD欠乏
  • サーコウイルス感染
  • クラミジア
  • 食中毒
  • ロックジョー症候群

メガバクテリア症

鳥類の胃の中にいる細菌が原因の色々な症状が出る病気です。消化器系の能力低下が起こる事が多いです。

特にセキセイインコが罹りやすく、1歳未満の個体で症状が重くなる傾向があります。

インコの免疫力が高いと症状が出ない事がほとんどで、個体の体調に左右される病気です。

治療方法は抗真菌剤の投与になります。

ビタミンB1やD欠乏

ビタミンB1不足がある場合は症状として足の痺れや筋肉の痛みが出ます。

そのうちに歩けなくなってしまう事があります。ビタミンD不足の場合はカルシウムの吸収不全が起こり骨に異常が発生します。

ビタミンD不足はオカメインコに多く出ます。

どちらも対策としてはそれぞれのビタミンが含まれた餌やサプリメントを与えるようになります。

サーコウイルス感染

主に3歳以下のインコやオウムに感染する病気で、感染すると致命的な病気です。

潜伏期間は数週間~数年と幅広く免疫不全になり、発育不全の症状も現れます。もし感染から立ち直ってもウイルスを持っている場合がほとんどで、他のインコに感染をさせてしまいます。

この病気に罹った個体はそれだけで育てて下さい。

クラミジア

人間の性病でも知られるクラミジアですがインコにも感染します。

インコの感染症状は人間よりも命に係わる症状が多く、体温低下、呼吸困難、衰弱、脱水などがあります。

こちらは抗生物質投与で治療を行います。また、飼育器具の熱湯殺菌もしっかりと行ってください。

人間にも感染するので治療時は自身の感染予防もしっかりと行いましょう。

食中毒

人間には大丈夫なモノでもインコにとっては毒であるものはたくさんあります。

基本的に人間の食べ物を与えないようにしましょう。

また、思わぬものを食べて食中毒を起こすこともあるので注意しましょう。

こちらが代表的な食中毒を起こしうる食べ物です。

  • チョコレート
  • アボガド
  • ネギ
  • 観葉植物(ポトス・クワズイモなど)
  • アルコール
  • カフェインの入ったモノ
  • 金属

もし食べてしまった場合はすぐに動物病院に連れてゆき処置をすることで救命率が高まります。

ロックジョー症候群

インコの口が開かなくなってしまう恐ろしい病気です。口が開かないので食事を摂る事が出来ずに死んでしまいます。

なぜか「オカメインコ」にしか発症しない病気なのでオカメインコを飼っている方はこの病気を覚えておきましょう。

この病気は細菌感染が原因のため、治療方法は抗生物質の投与になります。また、強制的に食事を与えて餓死しないように対処します。

動物病院で治療しないと治らない病気なので症状が現れたらすぐに動物病院に連れてゆきましょう。

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