この記事では自宅で手軽に作るチョコバナナ作りにおけるサラダ油の添加理由について深掘りしていきます。お菓子作りのレシピを見ると、材料に意外なサラダ油が含まれていることに気づくことがありますね。
もし「チョコとサラダ油、どうして一緒?」と驚かれた方、実はそれがチョコバナナを美味しく仕上げる秘訣なんです。具体的に役立つのは以下の通り
- チョコレートが滑らかになり、バナナへのコーティングがしやすくなる
- チョコレートの表面に艶とパリッとした食感を与える
一言で言えば、コーティング用チョコの機能を補うわけですね。
詳細はこれからご紹介しますが、市販の板チョコ等を湯煎にかけると、意外と粘り気が出てしまいがち。その状態でバナナにかけると均一に行きわたらず、見た目も味もイマイチなチョコバナナが出来上がってしまうんです…。
この記事では、サラダ油をチョコに混ぜる理由の詳細と、上品な仕上がりに導くコーティングチョコのオススメもご紹介していますので、ぜひ最後までお読みいただき、チョコバナナ作りにお役立てください。
チョコにサラダ油を加える理由を徹底解説!
既に触れたように、チョコにサラダ油を混ぜる主な理由は、二つあります。初めに、チョコレートの粘り気を減らし、バナナにコーティングを施しやすくする目的があるわけです。
次に、サラダ油を加えることで乾燥した時のチョコレートの光沢を増加させ、食感をクリスピーにする効果があります。
通常、板チョコをコーティングに使う場合、事前にテンパリングと呼ばれる工程が必須です。
短く説明すると、テンパリングとは、チョコレートを適切な温度で溶かしたり冷やしたりしながらカカオバターの結晶を細かく安定化させることで、滑らかさや艶出しを実現する方法です。
説明すると少し複雑な手順ですが、実際には更に難しい作業となります。
そこで登場するのが、「チョコにサラダ油を混ぜ合わせる」という簡易テンパリング手法です。
具体的に何が起こっているかは詳しくはわかりませんが、確実にチョコの粘度を落とす効果があるため、初心者でもプロ顔負けのチョコバナナを作ることができるのです!
これが、自家製チョコバナナのレシピにおけるサラダ油の秘密です^^
追記として、サラダ油を混ぜてもチョコの風味が大きく変わることはないです(多量に入れると別ですが…)。
カロリーが少し増加するくらいですので、家にコーティング用チョコがなければ試してみるのも良いでしょう。
そもそもチョコバナナそのものを食べようとしている時点で、カロリーを気にするのはもはや意味がありません。
コーティングチョコレートにフォーカス
先ほど触れたチョコレートとサラダ油の疑問は解消したと思いますが、ここでコーティングチョコレートについて詳しくご紹介しましょう。
コーティングチョコレートは、その名前が示す通り食品をコーティングする際に使用されるチョコレートで、テンパリングを必要とせずに溶かすだけで滑らかな仕上がりを実現できます。手軽さが魅力のひとつで、私自身もこれを使って簡単に綺麗なコーティングを実現しています。
このコーティングチョコレートは一般的なスーパーや100均のようなお店でも手に入れることが可能です。通常の使用感の良さの反面、味が少し劣るとの声もありますが、品質や味にもグレードの異なるコーティングチョコレートが存在します。
コストは上がりますが、見た目だけでなく味にもこだわりたい方は高品質な製品を選択すると良いでしょう。
高品質なコーティングチョコレートはしばしば「パータグラッセ」という名前で販売されていることが多いです。「パータグラッセ」はフランス語で「コーティングチョコレート」の意味、英語では「Coating Chocolate」となります。些細な知識かもしれませんが、覚えておくと会話が豊かになるでしょう。
なお、お祭りでよく見かけるチョコバナナは、高価ではないコーティングチョコレートを使用していると推測しています。味が弱いためです。そのため、家でお祭りの雰囲気を楽しみたい場合、高価な「パータグラッセ」を使わずとも、スーパーや100円ショップで売っているコーティングチョコレートで十分に楽しめます。
チョコバナナが固まらない原因と対処法
皆さんが作ったチョコバナナのチョコがなかなか固まらないという状況について、問題の原因と解決策についてお話します。
私の個人的な経験から言わせてもらうと、チョコレートが固まりにくいのは水分が染み込んでしまうケースが多いように思えます。もちろん、生チョコレートの場合は生クリームの量が影響することも考えられますが、一般的なチョコレートであれば水分の混入を疑うべきです。
一般によくある水分混入の例は以下の通りです。
- 湯煎をしている際に、ボウルにお湯が飛び散ってしまう
- 調理に使用した器具に水滴が残っている
私自身、これらのシチュエーションはどちらも経験済みです(-∀-`; )。
もしボウルに水分が入ってしまったとしたら、チョコレートが分離し、ダメなサインが見た目にも明らかになります。小さな粒々が浮かび上がってくることもあるでしょう。そのような状態になってしまったチョコレートを再度使うことは不可能です。
万が一、このような状態のチョコレートをバナナにかけてしまった場合は、あきらめて「チョコソースをかけたバナナ」として受け入れ、そのままお召し上がりください。
次回作成の際は、使用する調理器具を徹底的に乾燥させ、湯煎時には水が飛び散らないよう細心の注意を払いながら作業を進めることをお勧めします!
まとめ
この度は、チョコバナナ作りにおけるサラダ油の役割についてご紹介いたしました。サラダ油がチョコレートに加えられる理由は、その滑らかな質感を活かし、チョコバナナのコーティングを容易にするためです。
さらに、冷えて固まる時にサラダ油はチョコバナナを光沢がある魅力的な仕上がりに導きます。要は、サラダ油はコーティング用チョコレートの優秀な代替品となるわけですね。
定期的にスイーツ作りを楽しむ方であれば、専用のコーティングチョコレートを手元に備えておくと、さらに便利です。特に味に敏感な方は、「パータグラッセ」と表示された製品を選ぶことが肝心です。
この情報がお役に立てば幸いです。楽しいスイーツ作りをお楽しみください!