「+1(200)・+1(700)国番号からの着信は何処？『国境管理局』の名を騙る詐欺に警戒せよ！」

最近、+1(200)や+1(700)という国際電話番号からの注意が必要です。ソーシャルメディア上では、そうした番号から「国境監視機関だ」と偽る不審な電話の事例が増えているとの情報が寄せられています。詐欺師たちの国際的な策略には注意が必要で、特にこれらの電話番号には警戒することが求められます。もし見慣れない電話番号からの呼び出しを受けた場合、軽々に出ることなく、しっかりとその真偽を確かめることが肝要です。

国際電話の+1(200)と+1(700)には警戒が必要です
行政機関をかたる不審な電話の対策
+1プリフィックスの番号に隠された実態
iPhoneで見知らぬ番号からのコールを消音する設定手順
要約

国際電話の+1(200)と+1(700)には警戒が必要です

国際電話番号の「+1(200)」や「+1(700)」という始まりの番号からかかってくる怪しい通話が最近増えているとの報告が寄せられています。

特に、中国語で自動的に案内される音声が流れ、「入国管理局を名乗り、重要なメッセージがある」と通知してくるケースが目立ちます。

この種の通話に対しては、応答せずにすぐに通話を終了することが推奨されています。

もし不注意で通話に出てしまった場合でも、指示されようと何のボタンも押さないように気を付けましょう。

＋1（200）451-3159なるアメリカかカナダから国際電話がかかってきて着信に出ると、「入国管理局から何度も連絡してるが反応がないために電話をした。日本語の説明を希望する人は1。。。」
みたいな自動音声メッセージが流れてきたので電話を切った。
特殊詐欺案件かな？コレ。 pic.twitter.com/w0eBkEXATD

— ジャックフルーツ (@anokiracard) August 22, 2024

行政機関をかたる不審な電話の対策

近頃、入国管理局、NTT、ドコモ、日本郵便などを偽装した電話による詐欺が目立っています。これらの詐欺者は「+」で始まる電話番号を利用することが多く、見慣れない電話番号からのコールには特に注意が求められます。

入管を名乗る不審な電話、文書にご注意ください（日本語）によると、最近出入国在留管理庁やその管轄機関を自称する怪しい電話についての問い合わせが急増しているとのことです。そういった機関の職員が電話で金銭を要求することは決してあり得ないので、万全を期すためにも警戒が推奨されます。

出入国在留管理庁の公式ウェブサイトには、これまで寄せられた怪しい電話や文書の具体例がまとめられていますから、一読することで不審な手口への対策を強化できます。

不審な文書が配達された時は、その文書にある地方出入国在留管理官署の実在を出入国在留管理庁のホームページで確かめ、照会必要があれば当該官署に確認を取ってください。

「+81」という日本の国際電話コードで始まる番号でも、「+81」を「0」に変更して既存の知人かどうかを確かめた後で対応すると良いでしょう。また、見慣れない番号には返答しないことが賢明です。

+1プリフィックスの番号に隠された実態

「+1(200)」や「+1(700)」と呼ばれる電話番号は、主に北米圏内（アメリカ合衆国、カナダ、一部のカリブ海諸島）で利用されています。しかしながら、200や700のエリアコードは広く一般に用いられているとは言えず、特に700番は社内用途などで特別に使われている番号群に属しています。従って、これらの番号が実際に掛けられてきた時には、異なる地域から偽装してかけられる可能性があることを認識し、警戒が必要になります。