紫外線が晴れより曇りの方が強いという噂を聞きますが、それは正しくありません。
曇りの日の方が紫外線が多いのではなく、正しく言うなら雲やその他の条件によっては快晴の日よりも紫外線が強いことがあるということです。
理由は、曇りの時でも雲の間から太陽が出ている場合には、雲からの散乱光が加わるため快晴の時よりも紫外線の量が多くなってしまうからです。
外出する時は紫外線ケアが必須ということですね。
この記事では、
- 天気による紫外線の強さの違い
- 紫外線のカラダへの影響
- おすすめの紫外線ケアや日焼けケア
などを紹介していきますので効果的な紫外線ケアを施して肌をキレイに保ちましょう！
紫外線が晴れよりも曇りの日の方が強い？
気象庁によると、快晴の時の紫外線を 100％としたときのそれぞれの気候のパーセンテージは以下になります。
- 晴れの時約 95％の量になる
- 薄曇りの時約 80～90％の量になる
- 曇りの時約 60％の量になる
- 雨の時約 30％の量になる
ということで曇りの日は紫外線は出ているには出ているのですが、実際は晴れの日のほうが多いです。
しかし、曇りの時でも雲の間から太陽が出ている場合には、雲からの散乱光が加わるため快晴の時よりも紫外線の量が多くなってしまうということが起こります。
ですので、曇りの日の方が紫外線が多いのではなく、正しく言うなら雲やその他の条件によっては快晴の日よりも紫外線が強いことがあるということです。
そして、曇りの日は晴れの日に比べてUV-B波は減少ますが、UV-A波の量はほとんど変わりません。
要するに、曇りの日でもしっかり紫外線対策をしましょうということですね。
詳しく知って対策しよう！様々な紫外線の特徴とカラダへの影響とは？
「紫外線」というものは、波長10～400nm(ナノメートル)の目に見えない光の事を言います。
紫外線は、晴れの日も曇りの日も雨の日も出ているもので量が違います。
空の雲の状態によっても曇りの日の紫外線量も違ってくること、時間帯によっても変わってくることがあります。
どんな天候の日でも紫外線対策は必要ということです。そしてその紫外線のカラダに対する影響を次に説明します。
紫外線のカラダへの良い影響
紫外線は健康を維持するために体にとって必要なものです。
紫外線を浴びる事で、体内にビタミンDが生成されるのです。そのほかの良い影響として以下があります。
- 食物からカルシウム吸収を促してくれる
- 血液中のカルシウム濃度を一定濃度に保つ働きをしてくれる
- 骨格を健康に維持するのに役立つ
- 骨量を保ち、骨粗鬆症を防ぐためにビタミンDが活躍する
紫外線によって生成されるビタミンDの働きが体にとって良い影響があるのです。
紫外線のカラダへの悪影響
次に紫外線のカラダへの悪影響を説明します。
- 日焼け
- シミ
- しわ
- 皮膚がん
- 白内障
- 免疫機能の低下
- 色素沈着
などが挙げられます。体と言うより皮膚に影響が及び、皮膚から体への影響になるという感じです。
おすすめの紫外線対策の方法と日焼けケアの方法とは
紫外線は体への悪影響もあるので、晴れの日でも曇りの日でも紫外線対策は必要になってきます。
お勧めの紫外線対策と日焼けケアの方法を紹介していきます。
お勧めの紫外線対策の紹介
強い紫外線へのお勧めの対策・予防策を紹介していきます。
- 紫外線対策グッズを取り入れる
- カラダの内側から紫外線対策をする
- UVインデックスで紫外線予測グラフの確認をする
紫外線対策グッズを取り入れる
- 日傘
- 帽子
- サングラス
- 洋服
- スカーフ
- 手袋
上記のような紫外線対策グッズを活用して紫外線を防ぎましょう。
その他にはもちろん日焼け止め、UVケア付きの化粧下地などを直接肌に塗るのも効果的です。
カラダの内側から紫外線対策をする
食べ物で紫外線に強い体を作り出すことができるので、以下の食べ物を意識的に摂取することで紫外線対策になります。
- トマト
- サツマイモ
- ブロッコリー
- チョコレート
トマト
トマトは「食べる日焼け止め」と言われているくらい効果的な食べ物です。トマトに含まれるリコピンという成分には抗酸化作用があります。
サツマイモ
サツマイモに豊富に含まれるβカロチンも日焼け止め効果があり、さらにシミやそばかすを改善する力もも持っています。
ブロッコリー
ブロッコリーに含まれるスルファラファンという成分が、シミの原因となるチロシナーゼの働きを抑制してくれます。
チョコレート
カカオ70％以上のダークチョコレートには、お茶の4倍のポリフェノールやカテキンが含まれています。
日焼けに対する耐性を最大25％強めるほどの力を持っています。
UVインデックスで紫外線予測グラフの確認をする
世界保健機関（WHO）ではUVインデックス（UV指数）を活用した紫外線対策の実施を推奨しています。予測値が気象庁で時間ごとに確認できますので毎日チェックをすると参考になりますよ。
日やけケアの方法
ここからは日焼けのケア方法を紹介します。
日焼けは、シミなどの原因になっていることは良く耳にします。
しかしそれだけではなく、日焼けを長年しつづけることで皮膚内の細胞組織に少しずつダメージを与えるため、将来的な肌トラブルに繋がってくるのです。
そのトラブルが大きくならないように、日々の紫外線対策の積み重ねが非常に大切になってきます。
常に紫外線防御と日焼けのアフターケアを行うことが肌の老化を防ぐポイントなのです。
アフターケアの流れは下記の要領で行ってください。
- 日焼け部分を濡れタオルや氷をタオルに巻いたもので冷やす
- 皮膚を化粧水などで保湿して保護する
- 積極的に水を飲み、身体の内側から水分補給
- ビタミンBやEを意識的に摂取する
- 日焼け後のスキンケアで低刺激性で保湿力の高いアイテムを付ける
