ポリエステル製の黒ずみが付いた衣類の汚れをきれいにするには、洗濯と手洗いそれぞれのやり方にポイントがあります。
ポリエステル製は、主に衣類同士の摩擦、衣類と体の接触の摩擦、汗、逆汚染などで黒ずみが発生します。
洗濯をしていても洗濯の最中に逆汚染で黒ずみを発生させる可能性もあるので、予洗いすることや他の汚れものと一緒に洗わないこと、必ずネットに入れて洗うことなど注意点をクリアすればきれいに黒ずみや汚れを落とすことが可能です。
今回の記事では、
- ポリエステルの黒ずみの原因
- ポリエステルの黒ずみを落とすための洗濯方法
- ポリエステルの黒ずみを落とすためのクリーニング方法
- ポリエステルの黒ずみを予防する方法
などを紹介していきますので、ポリエステル製の衣類の汚れおとしに困っている方は最後まで読んでいただくと解決しますよ!
ポリエステルの黒ずみの原因とは?
- 逆汚染
- 子どもたち洋服の泥汚れ、作業着などの汗
- 衣類と体の摩擦
- 水道水
逆汚染
洗濯中に他の衣類などから汚れが移って付着することもあります。洗濯で汚れを落としても他の汚れを発生させることを逆汚染と言い、これが黒ずみの原因となっています。
この逆汚染を起こさないためには、ひどい汚れのものとは分けて洗うこと、水を多めにして洗濯をすること、洗濯物を入れすぎないことを注意していきましょう。
子どもたち洋服の泥汚れ、作業着などの汗
ポリエステルの黒ずみの原因では、子供たちの洋服の汚れや男性の作業着などの汗や皮脂汚れなどの成分が衣服に残っているケースが一番多いのです。
汗は、水分や塩分や尿素で成り立っているのですが、これらの成分が黒ずみの原因となっています。
衣類と体の摩擦
黒ずみは「摩擦」が原因で発生します。摩擦は、体と衣服の摩擦、衣服どうしの摩擦でも発生するのです。
ですから、長時間の衣服の着用で摩擦が強くなったり、二枚重ねしていて摩擦を起こす、洗濯の時の衣服どうしの摩擦などが黒ずみの原因となります。
水道水
この水道水が原因での黒ずみはそんなに多くはないのですが、稀に起こります。
水道の配管の錆などが水で流れてきて、水に含まれてしまう錆やカビによって黒ずみが発生する原因となっています。
ポリエステルの黒ずみを落とすための洗濯方法
ポリエステルの素材のものを洗濯する時は洗濯機に入れる前に予洗いすることと、汚れものと一緒の洗濯を避けることをお勧めします。
ポリエステルという素材は汚れを引き寄せやすく、さらに吸湿性が低いのです。
そのため洗濯には要注意したうえで黒ずみを落とすための方法を紹介します。
洗濯機で洗濯する場合
法被の洗いかただけど、
ポリエステル←洗濯機で洗って問題なし
顔料プリント←洗うならタライ手洗い推奨
染料(熱転写)プリント←洗濯機で問題なし
が基本
問題なのはドライクリーニングで、これはポリエステルの場合はやらない方が懸命
顔料の場合樹脂が溶けたり、染料の場合も染料が溶けたりする— ドブ川くさ山 (@Dobu_kusa) November 12, 2019
手順
- 予洗い
- 洗濯ネットに入れる
- 通常コースで洗濯
- 脱水
それぞれの手順の詳細を解説します。
予洗い
予洗いをしておくことで汚れが取れやすくなりますのでポリエステル素材の衣類は予洗いをお勧めします。
洗濯ネットに入れる
ポリエステル製のものは洗濯の摩擦で毛玉ができやすい素材です。
摩擦を避けるために洋服を裏返しにして洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。
通常コースで洗濯
洗濯機の通常コースでOKなのですが、傷みが気になるならドライコースなどの弱めのコースを洗濯してもOKです。
洗剤は中性洗剤か弱アルカリ性の洗剤を使用し、洗浄力を強めたい時は酸素系の漂白剤を一緒に入れましょう。
※洗剤や柔軟剤は適量を使用し、入れすぎないように注意してください。
脱水
ポリエステルの素材の衣類は非常に乾きやすいのが特徴です。脱水は1分ほどにしておくことでシワを防ぐことができます。
手洗いする場合
手洗いしたい場合は、事前に汚れの気になる部分に洗剤を直接つけておいて、予洗いをしましょう。
そして洗面器にぬるま湯を張って適量の中性洗剤をいれて優しく押し洗いをして洗剤をすすぐという順でOKです。
脱水したい場合は洗濯ネットにいれて洗濯機で10秒ほど脱水しましょう。
ポリエステルの黒ずみを落とすためのクリーニング方法
ポリエステル素材の衣類の黒ずみが何をしても落ちないときはクリーニングに出すことをお勧めします。
クリーニング店では黒ずみを落とすために専門の機械を使ったり、専用の洗剤を使用したりするので効果的に汚れを落としてくれます。
クリーニングに出す際には以下の点を事前に心がけておきましょう。
- クリーニング店の口コミチェック、評判チェック
- 素材の確認、汚れの確認をクリーニング店で直接見せる
- 料金が素材や汚れによって違うので料金確認
この3点を確認しておくことで安心して預けられます。
ポリエステルの黒ずみを予防する方法
ポリエステル素材の衣類の黒ずみを落とすことも重要ですが、その前に黒ずみを事前に予防しておけば困ることもないですよね?
日ごろからできる黒ずみ予防を紹介していきます。
- 正しい洗濯方法で洗濯すること
- 適した洗剤の使用と使用量をまもること
- 裏地を着用すること
正しい洗濯方法で洗濯すること
まずポリエステル素材の衣服の洗濯頻度として毎回洗濯すると傷みが激しくてすぐにダメになってしまいますので、2.3回の着用をした後に洗濯をするようにしましょう。
洗濯表示に従って前述の洗濯の方法で洗って下さい。
適した洗剤の使用と使用量をまもること
ポリエステル素材の衣服を少しでもキレイに少しでも長く大事に着るためには、洗濯洗剤の適量を守ることと適した洗剤を使うことをおすすめします。
ポリエステルは汚れが付きづらい素材なので中性洗剤での洗濯でOKです。そして柔軟剤などを使用するのであれば規定量を守って入れましょう。
裏地を着用すること
衣服をきれいに寿命を長く使いたいなら、裏地はとても役立ちます。裏地は体に触れる部分の生地を保護してくれるのできれいを保つための効果的な役割を果たします。