メロンを美味しさそのままに長持ちさせるには、どのような保存法が良いのでしょうか？本記事では、成熟度別（未熟・成熟）のメロンの適切な保存方法（常温保存・冷蔵保存・冷凍保存）について、また食べ頃のメロンの見分け方と腐敗時の変化について解説します。
メロンの適切な保管方法を知りたい方は、是非この情報をご利用ください。
常温で保存するメロンの正しい方法及び食べるタイミング
完熟していないメロンは、室内の冷暗所での常温保存を推奨します。理想的な室温は約20℃です。
メロンは乾燥しやすい性質を持っているため、エアコンの風が直接当たる場所や、太陽光が直接差し込む場所は避けて保管してください。
なお、未完熟の状態であれば、おおむね1週間ほど賞味期限があると見込まれます。一方、メロンが完熟した場合は賞味期限が大幅に短くなり、約2日で食べる必要があります。
完熟したメロンは迅速に柔らかさが増し、気が付いたときにはすでに腐敗してしまうこともありますので、食べごろを逃さないように早めの判断が肝心です。
【冷蔵】完熟メロンの適切な保管テクニック
こちらでは、熟度が進んだメロンを上手に保管するコツをご紹介いたします。
- メロンを真ん中で割ってください。
- 中心の種を丁寧に取り去ります。
- メロンの断面が空気に触れないよう、しっかりとラップを密着させます。
- ラップをしたメロンを冷蔵庫で保管します。
完熟状態のメロンは、さらなる熟成を抑えるために、種を除いておくことが大切です。口に入る大きさに切り分けたメロンは、保存用の容器やお皿の上に置き、その上からラップをして冷蔵庫で保存するのが良いでしょう。完熟メロンを冷蔵庫で保管する際の消費期限の目途は、おおよそ2～3日程度です。
メロンは冷蔵環境下では熟成が止まりますので、熟したタイミングでこちらの保管方法を行うことが望ましいです。
【冷凍】完熟メロンの保管のコツ
今度は、完熟メロンを冷凍によって長持ちさせる方法をご紹介します。実行する工程は以下の通りです。
- メロンの外皮と種をしっかりと取り除くこと
- 食べやすいサイズに切り分ける
- 使いたい量だけを個別にラップで密封する
- 密封したメロンをタッパーやフリーザーバッグに入れて冷凍する
これらのステップを踏めば、完熟メロンは約1ヶ月から2ヶ月ほど新鮮さを保つことができます。冷凍することで賞味期限を伸ばす効果はありますが、味や香りに若干の変化は出てしまう点はご了承ください。もしメロンのフレッシュな味わいを最大限に楽しみたい場合は、冷凍せずに早めにそのままお召し上がりいただくのが一番です。
冷凍したメロンは、食べる前に冷蔵庫内でゆっくりと解凍させることが大切です。また、半解凍状態で食べると、シャーベットのような爽やかな食感が楽しめるため、この方法もお試しいただく価値があるでしょう。
食べ頃メロンを見分けるポイント
食べ頃を迎えたメロンが持つべき特質についてご紹介します。熟していくにつれ、以下のような変化が起こります。
- メロンの底部分がやわらかく変わる
- へたが枯れてくる
- 皮が緑色から黄色へと変わる
完熟していないメロンは緑がかっており、へたには張りが感じられます。しかし、食べごろのサインとして皮の色が黄色くなり、へたが枯れていくことが挙げられます。
更に、未熟なメロンは全体的に硬さがありますが、完熟に近づくにつれて、特にメロンの底の部分の柔らかさが増してきます。メロンが熟しているかどうかを確かめる際は、この底部分の柔らかさで判断するのが一つの手がかりになります。
メロンが腐るとどうなるの？
メロンは熟し過ぎると徐々に腐敗へと進行します。腐ったメロンには、いくつかの見分けるべき特性があります。
- 皮の柔らかさが増していること
- 皮の色が黒く変色していること
- ツル部分が枯れた状態にあること
- カビが生じていること
- 嫌な臭いがすること
- 中身や種がドロドロに変色していること
- 本来の甘さがなく、苦味が感じられること
通常のメロンが甘さを増すのに比べ、腐敗すると苦みを帯び、上記のような外見や味の変化が見られます。これらの変化のどれか一つでも見受けられた場合は、そのメロンは健康を害する恐れがあるため、食するのを避け、適切に処分することが大切です。
