結論から言うと、シングルマザーの再婚は難しいです。
結婚相談所にも数々の相談が舞い込んできますが、
離婚経験があってもいいけど、
子どもはいない人が良い言う人はたくさんいます。
理由としては、子どもを育てたことが無い
という不安や子供との相性などが心配なようです。
後は、自分の子どもができたときに、
差別せずに育てられるのかとかですね。
確かに、自分の血がつながらない子どもを
育てるのには、相当な勇気と
決断が必要なことは想像できますね。
子どもとの相性は確かに大切で、当人同士が結婚を考えていても
子どもがなつかなくて破談になった
ような話も良く聞きます。
子どもの年齢や性格にもよりますが、
焦らずに距離を縮めていくことが大切になってきます。
シングルマザーで再婚するなら!タイミングを間違えない為の法則5つ
まず、一つ目は子どもの年齢です。
2歳くらいまでは記憶もあいまいで、
接し方によっては「お父さん」と呼んでくれたり
しますし、仲良くなりやすい年齢です。
しかし、3歳くらいになると
実の父親を覚えていたりして、なかなか
距離が縮まらないこともあります。
特に、思春期のお子さんには
受け入れられなくて反抗したり、
精神的に病んでしまったりする子もいるので、
慎重に進めていくことが必要になります。
二つ目は、子どもと再婚相手の関係性です。
子どもと再婚相手の仲を、どこまで深めていくのかも
大切な判断基準です。
「父親」までするのか、「同居人」とするのか、
年齢が近い場合は「お兄さん」かもしれませんね。
どれが正解ということもありません。
母親としては、お父さんになってほしいかも
しれませんが、子どもと再婚相手の納得がいく
立ち位置を決めていくことも大切です。
三つ目は、相手側の親の理解です。
子連れの再婚は、高い確率で相手の親に反対されます。
場合によっては、自身の親も反対することがあります。
それでも、揺るがずに親を説得できるほどの
覚悟を持つことが必要になってきます。
時間がかかるかもしれませんが、
ごり押しで結婚を踏み切るのではなく
できるだけ納得が行くまで
話し合ったりしたほうが良いでしょう。
四つ目は、養育費問題です。
シングルマザーの場合は、子どもの養育費を
前の夫が支払っていたり、面会を許可していたりと、
付き合いがある人も多いでしょう。
今後の付き合いや養育費をどうするかなどを
話し合う必要があります。
五つ目は、迷いがないかを確認することです。
少しでも、迷いがあったら
まだ再婚のタイミングではないと思います。
相手に少しでも良く見せようと無理をしていたり、
食の好みしても金銭感覚にしても、
何かが違うと思っていると後々大きな亀裂になる
こともあります。
焦って決めるのではなく、今回がダメでも大丈夫
という気持ちで相手を冷静に見ることも大切です。
シングルマザーが再婚する場合の手続きって?養子縁組はどうする?
最後は養子縁組の問題となります。
婚姻届を提出しても、子どもと再婚相手の関係は
親子にはなっていません。
親子関係を作るには、「養子縁組」をする必要があります。
養子縁組をすると、戸籍に養子・養親と記入されますが、
実親との関係は無くなりません。
そのため、養子縁組後は実親と養親の遺産相続権が発生します。
養子縁組の手続きは、養子縁組届を
「養親・養子の本籍地」または
「届出人の住所地」にある、「市区町村役所の戸籍を扱う部署」
に提出すれば、届に不備が無ければ受理されます。
提出の際には、印鑑や本人確認証が必要になるので、
準備が必要です。
まとめ
子どもがいる場合の再婚は、子どもが何より重要になってきます。
私の周りの再婚者は、子どもが独立してから
再婚した人の方が多くいます。
子どもも大人になり、再婚相手とも
大人の付き合い方ができるから
というのが理由でした。
子どもが小さいうちに再婚しても、
子どものことを考えて再婚相手との
子どもをあきらめた人もいます。
こうしてみると、やはり子連れでの
再婚は難しいと感じてしまいます。
養子縁組は必ずしも必要なわけではありません。
子どもが養子縁組の意味が分かる年齢なら
話し合って決めても良いでしょうし、
子どもの意思を確認するためにその年齢になるまで
待っても大丈夫です。
大切なのは、みんなが同じ方向を見ることです。
焦らずに、話し合いを重ねて、最善の関係を築いてください。