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プラモデル塗装に使われる|ラッカー|エナメル|水性塗料|の乾燥時間どのぐらいかかる?早く乾燥させる方法とは?

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プラモデルの塗装の乾燥時間は塗料によって変わりますが代表的な3つは下記のとおりです。

  • ラッカー系…20~30分
  • 水性アクリル…約半日
  • エナメル…半日~1日半

少しでも早く乾かす手段として、この記事ではドライブースの仕組みと作成方法を説明しました。

 

寒い時期は特に乾きにくかったりするので、ドライブースは何かと便利ですよ!

この記事では、

•プラモデルの塗装に使用される主要3素材の乾燥時間とは
• そのほかに使用する溶剤の乾燥について
•乾燥時間を短縮できるドライブースとは?

といった内容をまとめてみました。プラモデルの塗装の乾燥時間がどれくらい?少しでも早くならないの?と思っている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

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プラモデルの塗装に使用される主要3素材の乾燥時間とは

プラモデルの塗料は大きく3種類に分類でき、それぞれの乾燥時間はその時の温度や湿度にもよりますがおおよそ以下の通りです。

 

  • ラッカー系…20~30分
  • 水性アクリル…約半日
  • エナメル…半日~1日半

 

乾燥の速さ順に並べるとこのようになります。

ラッカー系>水性アクリル>エナメル

 ではそれぞれの塗料の特徴をご紹介します。

 

ラッカー系塗料

用途

  • 基本色の塗装
  • 良く擦る部分の塗装
  • 基本的にすべての塗装に使用できる万能塗料

メリット

  • すぐに乾く
  • 基本的にすべての塗装に使える
  • 塗膜が強く、はがれや傷がつきにくい
  • 発色が良い
  • プラスチックへの食いつきが良い

デメリット

とにかくシンナー臭がきつい塗料です。

マスクの着用の他、屋内での作業の場合は必ず換気をしてください。

同居人の許可を取ってから使用する事をお勧めします。

基本的にデメリットはこれだけなのですが、メリットが多い塗料なので環境に応じて使いましょう。

 

水性アクリル塗料

用途

  • 主に重ね塗りに使う
  • 臭いを出したくない場合

メリット

  • シンナー臭が無い
  • 毒性が低いので、ペットやお子様がいる場合に安心して使える
  • 上塗りに使いやすい
  • 水性なので、筆などを水で洗える

デメリット

  • 発色が悪い
  • プラスチックへの食いつきが悪い
  • 筆で塗るとムラが出やすい

 

エナメル塗料

用途

汚し塗装などの補助的な塗装に使用します。

基本的な塗装にはあまり使用しない塗料です。

メリット

  • 発色が良い
  • 他の塗料の上に上塗りしやすい
  • 簡単に拭き取れる(マスキング無しでの塗装に便利)

デメリット

  • 塗膜が薄くてもろく、はがれやすい
  • 乾燥が3種類の中で一番時間がかかる
  • 発色が悪い
  • プラスチックをもろくしてしまう場合がある
  • 灯油のような臭いがする

 

わざと使用感を演出する場合や、錆の演出をする際などに便利な塗料です。

デメリットが大きいので基本の塗装にはお勧めできません。

そのほかに使用する溶剤の乾燥について

塗料使用時に使う他の溶剤の乾燥時間は以下の通りです

 

うすめ液・溶剤

基本的にそれぞれの塗料の乾燥時間と一緒です。

製品によって、わざと乾燥時間を長くする薄め液や溶液があります。

乾燥時間を長くすることで、仕上がりをよりきれいにするためです。

 

うすめ液・溶液の使用注意

必ず対応する種類の塗料に使って下さい。

例:ラッカー塗料→ラッカー塗料用うすめ液や溶剤

違うものを使うと塗料が使えなくなってしまいます。

 

塗料剥がし

塗装を失敗した場合に塗料を剥がす液体です。

部分的に塗ってから拭きとる。またはつけ置きする「ドブ漬け」という方法をとります。

どちらの場合もパーツをふき取り、溶液を取り除きましょう。

ふき取ることで表面の塗料剥がしが完全に無い状態にしてから再塗装して下さい。

 

次に塗装方法を3つご紹介します。

 

筆塗り

必要な道具

  • 塗装皿
  • 塗料
  • うすめ液・溶剤
  • スポイト
  • 配色スティック

 

上記道具を使い筆で塗装をする方法です。

うまく塗るための経験と技術が必要ですが、基本的にすべての塗装で使います。

 

エアブラシ

必要な道具

  • エアブラシ一式(コンプレッサー・ホース・レギュレーター・エアブラシ)
  • 塗料
  • うすめ液・溶剤
  • 壁等への保護(塗料飛び散り防止のための養生)

 

専用のエアブラシを使い、塗料を吹き付ける事で塗装をします。

比較的簡単にきれいに塗装ができ、ムラも出にくいです。

ブラシのメンテナンスが都度必要になります。

 

スプレー塗料

必要な道具

  • スプレー塗料
  • 壁等への保護(塗料飛び散り防止のための養生)

 

スプレー塗料を使う事で、専用の道具無しでエアブラシ塗装のような塗装ができます。

 

3種類の塗装方法を使い分ける事でプラモデルの塗装を進めて下さい。

塗装技術についてご紹介します。

 

メタリック塗装

金属が含まれている専用の塗料を使い塗装することで金属光沢のある素材を作る事が出来ます。

  

塗装の注意点

メタリック塗装をするときは、スプレー塗料やエアブラシを使う事をお勧めします。

筆塗りをすると含まれている金属粒子にムラが起こり、全体的に色ムラが起こってしまいます。

 

 

重ね塗りが必要なケース

 

下地の上に重ね塗りする場合

すでに下地が塗られている場合の塗装です。主にブラックの下地が良く使われます。

 

色を濃くする場合

メタリック塗装は重ね塗りすることで色を濃くする事ができます。

 

トップコートやクリアーを塗る時

仕上げにメタリック塗装の上にトップコートやクリアー塗装をして艶出しや強度を強くする場合に行います。

 

塗料の重ね塗りを行う際は気を付ける事があります。

 

重ね塗りの注意点

 

薄く何度も塗る

良い仕上がりにするためのコツは薄く何度も塗る事です。

 

塗料が完全に乾いてから塗る

下塗りした塗料が完全に乾いてから重ね塗りをして下さい。

下地と重ね塗りした塗料が溶け合ってしまう危険性があります。

 

塗料の種類に気を付ける

塗料の種類によって相性があります。

特にラッカー系塗料は他の溶剤を溶かす可能性があるので、「上塗り」にはあまり使わない事をお勧めします。全く使えない事はありませんが、塗装技術が必要です。

 

乾燥時間を短縮できるドライブースとは?

プラモデルの塗装に重要なのが塗料の乾燥時間です。

場合によっては1日以上かかる乾燥時間ですが、プラモデル専用のドライブースを使う事で短縮ができます。

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温風を当てる事で乾燥時間を早める仕組みです。埃などの付着も予防できるのでおススメです!

 

プラモデル専用ドライブースですが、市販の食器乾燥機を改造することで安価に自作もできます。

 

自作に必要な物

  • 山善の食器乾燥機YDA500w
  • 100均の鉢底ネット
  • ニッパー

 

自作方法

方法は簡単です。

  • 食器乾燥機の食器を置くための突起部分をニッパーですべて切断してフラットにする
  • 鉢底シートをフラットになった食器置き場に敷く(部品落下防止のため)

 

実際に使用した方もいらっしゃるようで、問題なく乾燥ができます。

乾燥にかかる時間は以下の通りです

 

塗装前の洗浄したパーツ:約120

塗装後のパーツ:約30分程度~1

※使用する塗料によって乾燥時間はバラバラなようです。

充分に乾燥させるため1日ドライブースに入れておく方もいます。

 

使用方法

塗装後のパーツを乾燥する際は串などを土台に刺し、その上にパーツの穴部分を入れる事でパーツがどこかに触れないようにします。土台は猫用の爪とぎなどがおススメです。

一度にすべてのパーツが入らない場合は、重ね塗りするパーツ・埃を付けたくないパーツを優先的に入れて下さい。

塗装前のパーツは、パーツがどこかに触れても良いので容器に入れてまとめてブースに入れて下さい。

スイッチを入れ乾燥をスタートするだけです。

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