ビオトープでメダカ以外に飼育する生き物では、以下の生き物がおすすめです。
- ミナミヌマエビ類
- スジエビ
- ヒメタニシ
- マドジョウ
ビオトープは自然に近い環境で管理することになるので、ある程度生命力が強く生存できる水温に幅がある生体がおすすめです!
この記事では、
- ビオトープにメダカ以外でおすすめの生き物とは?
- 水中植物、水生植物などを使ったビオトープおすすめのレイアウト
- ビオトープのお手入れ方法や忘れずにしたい管理方法
といった内容をまとめてみました。ビオトープで育てるメダカ以外でおすすめの生き物について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
ビオトープにメダカ以外でおすすめの生き物とは?
メダカ以外でビオトープにおすすめする生き物をご紹介します。
ミナミヌマエビ類
生命力が強く、環境に慣れると0度~30度までの水温に耐えることが出来ます。
一度環境が出来上がってしまえば、繁殖力も強いので簡単に増やすことが可能です。
品種も様々なものが存在しますが、別の品種同士を混ぜ合わせてしまうと普通のミナミヌマエビに先祖返りしてしまうことがありますので同一品種の飼育がおすすめです。
スジエビ
雑食性のエビで、水草類から虫、果ては虫の死骸なども食べてしまいます。繁殖する害虫などを駆除するには有効ですが、同時に他の生体も食べてしまうことがありますので注意が必要です。
常に藻やコケが繁殖するビオトープ内では飢餓状態となることが無いため、他の生体が食べられてしまう可能性は低くなります。
ただ水温変化にはあまり強くないので水温管理は必要となってきますね。
ヒメタニシ
コケを食べる貝として田んぼにもよく繁殖しており、見かけた人も多いのではないでしょうか。
(エビ・貝)ビオトープ用 コケ対策セット ミナミヌマエビ(10匹) + ヒメタニシ(5匹) https://t.co/kbKurXQulB
— アクアリウム (@lf2jE6K7g6PvnTT) March 21, 2022
こちらも非常に丈夫な生き物であり、0度~30度の水温に耐えることから飼育のしやすい生態であるといえます。
マドジョウ
こちらも生命力が強く、0度~30度の水温でも耐えることから飼育しやすい生態です。
しかし砂の底に潜る習性があることから、水草を多く植えている場合は掘り返されてしまうことがあるので注意が必要です。
またビオトープに欠かせないものは植物。おすすめの植物もいくつかご紹介します。
ホテイアオイ
ぷっくりとした葉が七福神の布袋さんのお腹に似ていることから名づけられた水草です。
2021/10/20
仕事の配達中、ホテイアオイの群生地を見つけた。いつも癒される。
10月になると草紅葉も始まってきれい。#108lovers_days #film #filmphotography #photography #フィルム #写真 pic.twitter.com/RJv2wBHtpM— 椿 マナミ (@manami_tsubaki) March 23, 2022
根っこがメダカの産卵場所になり、大きな葉は生体にとって日陰となりますのでビオトープでは重宝する水草となります。
カボンバ
さほど日当たりが良くなくても育ち、寒さにも強いことからビオトープの水草として根強い人気のあるカボンバ。
水温が高いと育ちが悪くなったり、成長速度が遅いのでトリミングをこまめに行う必要がありますが、メダカの産卵場所としても良く使われています。
アナカリス
ビオトープ初心者にも育てやすい品種として人気のアナカリス。
メダカ水槽のアナカリスくんが、最近モリモリと根っこを伸ばしている。元気なのは大変結構なのだが、なにぶん色が白いので遠目に見るとひっくり返って死んでいるメダカに見えるので心臓に悪い pic.twitter.com/Cs6ndhazx3
— つばリン@パンジャンドラム in VRChat (@tubasanoyuusya) March 23, 2022
少ない光でも育つ丈夫さがあり、生物がいればCO2添加も不要、冬も凍らなければヒーターも必要ありません。
メダカや金魚などの相性もよく、おすすめの水草となります。
水中植物、水生植物などを使ったビオトープおすすめのレイアウト
ビオトープとアクアリウムはよく似ていますが、室内で人の手をかけて育てていくのがアクアリウム、屋外でほぼ放置状態とするのがビオトープと言うことが出来ます。
ただし放置と言えども、レイアウトは必要。生体が住めるような工夫を水槽内に施してから放置するのがビオトープの基本となります。
置き場所の選定
日光は必要ですがあまり日当たりが良すぎると水温の乱高下に繋がり生体に悪影響を及ぼしますので、適度な日当たりを考慮した場所を選びましょう。
また水を入れると容器の重量も増しますので、簡単には動かせません。そのことも念頭に
置く必要がありますね。
土の選定
生体の糞がたまると水が汚れますのでろ過が必要ですが、土中のバクテリアが糞を分解していきます。そのため土を底に敷くことは重要な要素となります。
園芸用などではなく、アクアリウムで使用するソイルや川砂などから選定しましょう。
細かい穴が開いている大粒の土となる赤玉土などがおすすめです。
赤玉土買ってきました〜
ふたつで600円!
安いお店に片道40分かけて買ってきました。 pic.twitter.com/YQkDGEhpwA— Masanobu (@Masanobumasamas) March 21, 2022
また最近では「荒木田土」と呼ばれる田んぼで使われる土も、水草や微生物の繁殖を促すことから人気が高まっています。
ただし水の濁りや他の虫の卵の混入もあり得ることから、メインで使うのは避けて水質が安定してきたら少しずつ投入していくのがおすすめといえます。
水草の配置
浮草を入れるのが最も簡単ではありますが、水槽内に余裕があれば水中で育つ水草を入れることもおすすめです。
高さの違いがあれば見た目も映えるうえ、水中の水草は水質をきれいにする作用も持ちます。また生体の産卵場所や隠れ家などにもなりますので立派なビオトープとなります。
ビオトープのお手入れ方法や忘れずにしたい管理方法
自然環境の再現、というのがビオトープの概念で、セットが完了すれば手入れ要らず、というのが基本的な考え方となります。
ただ自然環境と異なるのは、川や池のように水は際限なく流れて補充されるわけではない点です。
日光や気温により水分が蒸発していきますので、水分の補充や日光を遮ることによる水温調整は必要となってきます。
また水槽と異なり、頻繁なエサやりも禁物です。エサがろ過されず水質の悪化を招いてしまうことがあります。
生体が水草などを食べて栄養分を補給する、あくまで自然に任せるとし、エサを与える場合は1週間に一度等の間隔をあけて与えることとしましょう。