服についた油の染み抜きですが、時間がたったものほど落としにくくなるため早めの対処が大事になります。少量のシミなど軽度のものであれば、食器用の中性洗剤を使用することで落とすことが出来ます。
1. バケツにお湯をはり、5分ほどシミの部分を浸して汚れを浮かせる。
2. バケツから出し、シミ部分に洗剤をかけて優しく揉んだり押して汚れを押し出す。
3. 歯ブラシで擦り洗いを行う。
4. 洗面器にお湯をはり、洗剤を落とす。
概ね汚れが目立たなくなるまでは揉み、擦りを繰り返し、最後は洗濯機で洗います。
そのほかにいくつも落とし方を紹介しましたので、落とすのに便利なグッズなど確認してみてください！
この記事では、
- 服の油染みの染み抜き方法
- 時間がたった場合の油染みの落とし方とは？
- 油染みがついて間もない場合の対処方法は？
- 油のシミを落とすのに便利でおすすめの道具とは？
といった内容をまとめてみました。服の油染みの染み抜き方法について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
服の油染みの染み抜き方法
服の油染みの染み抜き方法は、そのシミの種類により異なります。
シミの種類については大きく以下の3つにわけることが出来、それぞれの簡単な染み抜き方法についてもご紹介していきましょう。
水溶性
ジュース類やお茶、コーヒー等。また血液も該当します。
その名の通り水に溶けやすい性質のものがシミとなっていますので、シミがついたら素早く水で洗い流すと落ちていきます。
また落ちにくい場合は洗濯用の中性洗剤も併用すれば簡単に落とすことも可能です。
但し、付着した先の素材が水洗い可能かどうかはきちんと確認したうえで実施が必要です。
個体性
泥やスス等。特に小さいお子さんがいらっしゃる家庭では全力で屋外で遊ぶ姿に幸せを感じると同時に、全力で服を汚す姿に頭を悩ますことが多いでしょう。
水でも落ちにくいという性質があり、人力で落とすことは難しいです。洗濯機の「叩き洗い」機能で洗剤洗いをすることで落とすことが出来ます。
何度も言うけど、ドラム式洗濯機のことを知らない人が多すぎ。時短家電と噂だからって”思考停止”でサクっと購入してはダメ。叩き洗いで繊維をいためない。水道代を節約。乾燥機能の充実で自分の時間が確保できる。でも恐ろしい最大の落とし穴がプロフに。分からない人は僕をフォローして一緒に勉強しよ
— ぎん☘️ (@gin_sneaker) October 14, 2021
叩き洗いによる繊維の動きと、洗剤の界面活性剤の力で落とすこととなります。
油溶性
バター・マヨネーズ等の油を含んだ食材やファンデーションなどの化粧品が該当します。
3点の中では洗濯機などの通常の洗濯方法ではなかなか落としにくい最も厄介な汚れといえます。
油は水に溶けない性質であることは広く知られている通り、水で落とすことは困難です。
同時に少しの熱でバターなどは溶け出すことも良く知られている通り、温まれば繊維から浮き出す性質があります。
その為お湯で落とすことが簡単な方法ですが、こちらも付着した服などの繊維が高温に耐えれるかどうかをタグでチェックして実施しましょう。
なお、植物性油の場合は60度程、同汚物性油の場合は40度ほどのお湯を用いれば落としやすくなります。
それぞれのシミが付いたときにすぐに落とせる場所や環境下にいればいいのですが、なかなかそういうわけにもいかないですよね。
特に油汚れは時間がたてばたつほど頑固にこびりつき、上記の方法でもなかなか落とせないことが多いです。
また食材などの身近なものが原因であることが多いだけに、ふと気づけばシミが付いていた、という経験も多いものといえるでしょう。
時間がたってしまった場合の油染みの落とし方はどのようなものがあるのでしょうか。
時間がたった場合の油染みの落とし方とは？
楽しい会食などの後、家に帰ってシミらしきものに気づく・・・という経験は多々。しかしこのシミは食事の時についたものか、はたまたそれ以外か正直わかる人は皆無といえるでしょう。
細かく言えばこのシミが油溶性かそれ以外か、によってその後の対処は変わってきますので、まずはシミの性質の判断が第一です。
実は簡単に見分ける方法があり、それはシミの上に水を2～3滴たらすことです。水溶性であればシミは薄くなり広がりますが、油溶性は変化が見られません。
油溶性であることが確認できれば、衣服のタグで温度や洗剤等の注意事項を確認しましょう。
そののち少量のシミなど軽度のものであれば、食器用の中性洗剤を使用することで落とすことが出来ます。
以下のものを準備しましょう。
• バケツ・洗面器
• お湯（タグに温度の注意事項があれば厳守しましょう）
• 食器用中性洗剤
• 歯ブラシ
• 布またはティッシュ
手順は以下の通りです。
1. バケツにお湯をはり、5分ほどシミの部分を浸して汚れを浮かせる。
2. バケツから出し、シミ部分に洗剤をかけて優しく揉んだり押して汚れを押し出す。
3. 歯ブラシで擦り洗いを行う。
4. 洗面器にお湯をはり、洗剤を落とす。
概ね汚れが目立たなくなるまでは揉み、擦りを繰り返し、最後は洗濯機で洗います。
シミとなってから相当時間がたっており、なかなか落ちない場合にはメイク落としで使うクレンジングオイルを使うのが効果的です。
クレンジングオイルは油であり、化粧用品も油の為にその洗浄力は協力といえます。ただし水に濡れている場合は効果が落ちますので、必ず乾いている状態で使用してください。
さて、もし食べこぼしなどでついてしまったシミを応急的に落とす方法も知っていれば心強いですよね。
特に会食の場などでは、ついてしまったシミが気になって会食に集中できないといったことも多々あるはずです。
油染みがついて間もない場合の対処方法は？
緊急で落としたいときは外出先などスギに洗えない場所が大半でしょうが、まずは以下のものを探しましょう。
• ハンカチもしくはティッシュペーパー
• 石鹸
• 水
3点揃うといえばトイレですね。
そして以下の手順を踏みましょう。
1. 汚れを乾いたハンカチまたはティッシュペーパーで軽くたたきながら拭き取る。
2. ハンカチまたはティッシュを濡らし、再度汚れをたたく。※この際、石鹸（ハンドソープ）があれば含ませて叩くと効果的。
3. 叩いた部分を乾燥。石鹸を使用した場合は一度濡らして石鹸を落とし乾燥させる。
あくまで応急処置の為、帰宅後は時間がたってしまった油汚れの落とし方の際の方法を実施し、洗濯をしましょう。
油のシミを落とすのに便利でおすすめの道具とは？
さて最後は、油のシミ落しに便利な道具をご紹介しましょう。
オキシクリーン
酸素系の漂白剤、ツンとした嫌なにおいもなくシミ落しから消臭・除菌まで行える優れものとして人気です。
トップ シミ取りレスキュー
携帯型のシミ抜き。外出先などですぐに洗い落とせない場合に重宝します。叩きやすい形状の容器に吸収シートも付属しており、緊急時に役立つ一品です。
オフィスのお姉さま方はもうご存知だとは思いますが、ご飯食べててカレーとかが白い服に着いた時、これ【トップ シミ取りレスキュー】を使うと信じられないほどに綺麗にシミが取れます。よくカレーうどんの汁飛ばしたり、今日もチョコレートジェラートを白い服につけた不運さんの必須用品。宣伝。 pic.twitter.com/bcrtvhFROr
— KP@不運 (@iaiakutoluruhu) September 22, 2018
シャープ 超音波ウオッシャー
超音波の振動により水中に小さな泡を発生させ、泡の力で汚れを落とす電動式のシミ抜きです。
入手しやすい価格帯であり、コツが必要ながら使いこなすことが出来れば非常に高い洗浄力を発揮することが出来る道具です。
