油汚れが衣類に付着して時間が経過してもキレイにできる方法は、「オイルクレンジング」を活用する方法です。
手順は以下の通りになります。
- 乾いた状態の衣類で、クレンジングオイルを油染みに馴染ませる
- 生地が傷まないように優しく揉みこむ
- オイルが衣類の奥まで浸透して油染みに馴染むまで5分前後待つ
- ぬるま湯ですすぐ
- 洗濯機で洗う
できることなら油汚れが付着した時にすぐに応急処置だけでもしておくことが理想です。
今回の記事では、時間の経った頑固な油染みの落とし方、応急処置の方法、最終的な処置方法などを紹介していきますので、油汚れに頭を悩ませている方最後まで読んで適切な処置をすることで、キレイによみがえりますよ！
自宅でできる！時間の経った頑固な油染みの落とし方
油染みは脂溶性の汚れで水に溶けにくいという性質があるため、洗濯機で洗濯するだけでは落ちないのです。
そして生活で油汚れになりがちなものは、3つあります。
1つめは、ソースやケチャップや調味料です。次に皮脂の汚れ、3つ目が車・自転車などのオイルです。
調味料や皮脂などの軽度な油のシミ落としであれば以下の3点で対応できます。
- 40～60℃のお湯を使って落とす
- 界面活性剤入りのアイテム(キュキュットやバスマジックリン等)で落とす
- 重曹や酸素系漂白剤などのアルカリ性洗剤で落とす
順序だてて紹介していきますね。
軽度な油シミの落とし方の順序
軽度な油シミ染みの場合は下記の順序で落としてみてください。
- 油染みにぬるま湯を染み込ませる
- ティッシュなどで他のごみや汚れを軽く拭き取る
- 40～60℃のお湯をはり、油染みがある部分を浸ける
- 部分的に食器用洗剤(重曹・酸素系漂白剤)をつける
- 部分的に歯ブラシでこする
- 水の濁りがなくなるまですすぐ
- 洗濯機で洗濯する
歯ブラシでこすった後少し時間を置くことで汚れが浮いてきますので、すすぐ前に2,3分時間を空けてください。
時間の経った頑固な油染みの落とし方
頑固な油染みには「クレンジングオイル」を使うと効果的です。下記の手順で汚れを落としてみてください。
- 乾いた状態の衣類で、クレンジングオイルを油染みに馴染ませる
- 生地が傷まないように優しく揉みこむ
- オイルが衣類の奥まで浸透して油染みに馴染むまで5分前後待つ
- ぬるま湯ですすぐ
- 洗濯機で洗う
オイルを汚れの奥までしみこませることが肝心です、生地の揉みこみと、なじませるために時間を置くことが重要となってきますのでしっかりと行いましょう。
煮沸で油染みをとる
自宅にクレンジングオイル、重曹、洗剤などがないと言う場合は、「煮沸」という方法もあります。
- 水を沸騰させる
- 沸騰したお湯の中に粉石鹸を入れる
- 洋服をお湯の中にひたす
- 15分間煮る
- 洋服を冷ます
- 汚れがまだ残っていれば固形石鹸で揉み洗いする
煮沸は、油分汚れを取るうえに、洋服の殺菌・消毒効果も得られます。しかし、熱に耐性のある洋服にのみ使用できる方法なので気を付けてください。
ちなみに染みを見つけた時にそれが油染みなのか見分けが付かないことがあります。そんな時はその汚れに水を垂らして確かめる事ができます。
すぐ気づければ問題はありませんが、服のシミは知らないうちについているものです。
このシミが油染みかどうか、見るだけではなかなか判別がつきません。そんな時、油染みかそうでないかを見分ける方法は、垂らした水で、汚れがにじんで広がってきたら水溶性のシミであり油分はありません。
水を垂らして、汚れが滲みだしたりしなければ、脂溶性のシミ、いわゆる油染みということになります。
車のオイルなど強い油の汚れを取るには
仕事でついた油汚れや、車・自転車のオイルなどはかなり特殊で頑固な油汚れになります。
熱めのお湯と作業着専用洗剤を使ったつけおきが一番取れる方法です。←専用洗剤とは具体的にどんなものでしょうか？
- 60℃ほどのお湯に専用洗剤を混ぜる
- 2時間つけおきする
- 汚れをブラシでこすり取る
- 洗濯機で洗濯する
しかし作業着専用の洗剤なので、洋服の素材によっては使用できませんので事前にチェックをしておきましょう。
これで落ちない場合は、ドライクリーニングやクリーニング店の染み抜きオプションなどで対応することになります。
すぐに洗濯できない！油染みの応急処置の方法
外出先などで油染みができてしまうことありますよね。特にお子様がいる場合、頻繁に外出先の油染みは起きる可能性があります。
その時にすぐにしっかりとした油染み抜きの対策を取ることはできないので、とりあえず頑固な汚れにならないように応急処置のみしておいて、帰宅後に取り掛かることにしましょう。
応急処置は下記の手順になります。
- まず最初に油染みが広がらないようにティッシュやハンカチで抑えながら叩くように染みをふき取る
- ティッシュや紙ナフキンなどを水で濡らし、油染みををポンポンとたたきふき取る
- 油染みの部分だけ水で洗い流して水気をふき取って乾燥させておく
もし、お店などに手洗い石けんがある場合は、ティッシュやハンカチに石鹸を染みこませて拭き取るとさらに良いです。
旦那氏が服に盛大に肉の付けダレをぶっかけて帰ってきたので急遽染み抜き&洗濯
良い子のみんなは油染みは濡れた布巾で叩くように応急処置するんだぞ！そして家についたらお湯で浮かせてから食器用中性洗剤をかけて少ししてから摘まみ洗いだ！お湯でよく濯いだら大至急洗濯機回そう！
俺との約束だ！— 雄偉@鬼地蔵 (@70hira1) August 24, 2018
色々試しても落ちない油染みはクリーニングを利用するのもアリ！
家でいろいろ試してみても油染みが取れない場合は、洋服を傷める前にクリーニングを利用することをお勧めします。
プロの染み抜きクリーニングに依頼すれば綺麗になります。
汗ジミや黄ばみ、血液、油、食べこぼし、化粧品汚れなどのシミは完全にキレイに取り去ってくれるでしょう。
しかし実は、プロのクリーニングでも取れないかもしれない染みがあるのです。
それは、ペンキ、インク、カビ、墨汁などのシミはもうプロでも取ることが難しいのでクリーニングに出しても残ってしまう染みになります。
これらはいわゆる不溶性の汚れで、水にも油にも溶けにくく、落としづらい種類のものなのであきらめざる負えなくなります。
