ほうれん草の種は一晩水に浸してから種蒔きすると3～4日で発芽します。
ほうれん草は収穫までの期間が短いことと、寒さに強いこともあって育てる野菜として初心者向けといわれています。一番のポイントは発芽をさせられるかどうか。
発芽及び生育適温は、15～20℃で、8℃以下25℃以上になると抑制されてしまいますので、温度管理は必須です。
とはいえ、上記温度なら発芽ケースに種まきして室内管理で簡単に目が出ますよ！
ほうれん草を順調に生育させる上での注意点は以下の通りです。
- 土が酸性にならないよう注意
- 間引きで株を大きくする
- 乾燥させない
- 防寒対策
以上の4点の注意点を守らないと初心者向けとは言え十分に生育しないので、この記事で学んでしっかり押さえておきましょう！
今回の記事では、ほうれん草の芽出し、ほうれん草の上手な育て方とポイントとなどを紹介していきますので、家庭菜園にチャレンジしたい人はぜひ最後まで読んでいただくとコツがつかめますよ！
ほうれん草は何日で芽がでる？
ほうれん草の種は一晩水に浸してから種まきすることで、約3～4日で発芽します。
発芽の適温は、15～20℃くらいが基本であり、8℃以下25℃以上になると発芽も抑制されてしまうので注意してください。
ほうれん草には品種がいくつかありますが、どの品種も同じ条件で蒔いた場合は同じ発芽日数と考えてOKです。
ほうれん草の種というのは、硬い殻がついていて、高温に当たった種が休眠状態になっているものです。そのため、最初から種をそのまま蒔くと上手に発芽しないことが多いのです。
「芽出し」を行ってから蒔くことで確実に、そして早く芽を出すことができます。
- 種を半日～1日水に漬ける
- 水から取り出した種を水で濡らしたキッチンペーパーなどで包む
- 包んだまま、冷蔵庫に入れ２、３日待つ
- 発根が確認出来たら植え付ける
※発根していない場合は、さらに１、２日冷蔵庫に入れておく
ほうれん草、芽出しして植えたら出てきた！！
やったーーーー
ほうれん草大好きだからうれしい！！！
大きくなぁれ～！！！ pic.twitter.com/LKsE0YbYUw
— あいぼん 野菜作りはじめました (@n4ofjgnQjDfK25w) September 27, 2019
ホームセンターで売られている種には薬剤処理を施している種があるのですが、その処理をしてあるものは、通常のものに比べて発芽率が高いと言われています。
薬剤処理をした種は、発芽率を下げる原因である果皮を取り除いてネーキッドやプライミングといった発芽を良くする処理が施されていて、「ネーキッド種子」と言います。
このネーキッド種子を使うのであればそのまま蒔いても大丈夫です。
うまく発芽しないなと感じるときは、まずはこのネーキッド種子から始めてみるのもおすすめですよ！
ほうれん草の上手な育て方とポイントとは？
ほうれん草は、前述のように発芽さえちゃんとできれば、後の手入れはあまり必要ない野菜なので、初心者でも育てやすいと言われています。
しかし土の質や生育環境によって育ち方が大きく変わってくるので、注意点やポイントを紹介していきます。
注意点
注意点は以下の2点です。
- 土が酸性にならないよう注意
- 乾燥させない
土が酸性にならないよう注意
ほうれん草はアルカリ性の土が好きです。
土が酸性に傾くと生育不良を起こすのでアルカリを保つようにしてください。
市販の培養土を使う分には全く問題がないので安心ですが、畑などに地蒔きする場合は苦土石灰などで中和させておくことをしましょう。
乾燥させない
ほうれん草は乾燥が一番苦手で、乾燥さえさせなければ育つとまで言われるほどです。
毎日水やりをして乾燥は防ぐことが重要ですが、湿度が高すぎると今度は病気のリスクもでてきますので、乾燥させず水は与えすぎずを保ちましょう。
ポイント
ポイントは以下の二つです。
- 間引きで株を大きくする
- 防寒対策
間引きで株を大きくする
ほうれん草は株の間が狭いと大きくなれませんので、葉がつき始めたら3㎝、本葉が増えてきたころには10㎝弱間引きしましょう。
葉をちぎりながら収穫する時には、株間を10～15cmと広めにとると良いので、広ければ広いほど良いですよ。
防寒対策
何度かお伝えしていますが、基本的にほうれん草は寒さに強いし寒さを好みます。
しかし寒すぎるのは苦手なので、地域によって、もしくは気温が10度以下になる日にはビニールなどで覆って保温するのが理想です。
改めて知っておきたいほうれん草のこと！
ホウレンソウはアカザ亜科ホウレンソウ属の野菜。
原産地はペルシャ地方とされ、日本には江戸時代の初め頃に伝割ったと言われる野菜です。漢字だと「菠薐草」、「法蓮草」、「鳳蓮草」などいくつもあるそうです。
日本においてホウレン草は全国で栽培されています。様々な品種が収穫されていて通年市場に出回っているのが基本です。
しかし、本来の旬は11～1月の冬なので、この時期のほうれん草は色も濃く、栄養分もまして甘味があるのです。
さらに、ほうれん草は、野菜の中でも栄養がかなり豊富です。
鉄分が野菜の中でも最も多いのです。さらにビタミンCも豊富で その他にも、カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどビタミン類も含まれています。
そしてさらに葉酸、食物繊維も豊富なので、非常に栄養価が高く、女性が必要とする栄養素も多いんです。
自分で作ったほうれん草の味は一入(ひとしお)です！ぜひこの記事の内容を役立てておいしいほうれん草を作ってみてくださいね♪
