ダニがいるかどうかわかる方法その①「身体の異変や不調」
大前提として、ダニがいない家は皆無である!と言い切ってもいいでしょう。
埃や食品を食べるので家の中はダニにとってとても住みやすい環境なのです。
またダニは小さくて目視が困難なことから、いるかどうかを判別する方法は第一に「体に異変や不調が出ているかどうか」が基準となります。
せき・くしゃみ
ダニの死骸とか糞が人間の体内に入り込むと、せきやくしゃみが出る原因となります。
そのため頻繁にせき・くしゃみが出る、止まらないといった症状が続くとダニの存在を疑った方が良いです。
敏感な方は、人の家にお邪魔した途端にくしゃみが止まらなくなるようで、ダニ起因のものと分かるようです。
またアレルギーテストではダニに起因するものかの測定も可能です。
肌荒れ
同じくダニの死骸やフンなどにより肌荒れが引き起こされ、アトピー性皮膚炎などにつながることもあります。
複数の腫れや痒み
俗に言う「ダニ刺され」で、腹・腰・大腿部・腕の内側などの皮膚の柔らかい部分に複数の腫れや痒みが出た場合は生きたダニによるものと考えて間違い無いでしょう。
布団や畳といったものの上にしばらくいた後に、上記のような症状が出た経験をしたことは多数あるのでは無いでしょうか。
い草の座布団上でもダニに苦しめられるみたいなので、高温多湿となる場所には生息している!と考えた方が良いでしょうね。
ダニがいるかどうかわかる方法その②「目視での確認」
ダニ自体のサイズは0.2mm程度のため、単体の目視は非常に困難です。
しかしそんな小さいものでも大量に集まれば目視でも確認できてしまいます。
正直、見たくは無いですが・・・。大量発生する前に対策すべきですね。
なお、ダニの死骸は白い粉状のもので、大量発生時はカーペットや寝具を捲ると床の上に散らばることがあります。掃除機で念入りに吸っても確認できることがあります。
ちなみに知らなくてよかった豆知識として、布団を干した時に出る良い匂いの一部はダニの死骸が発するものなのです。
目視以上にはっきりと確認したい!といった慎重な方には、市販品の「ダニ目視キット」の使用をお勧めします。
誘引剤をダニのいそうな場所に2週間ほどおき、付属ルーペで観察するもので、掃除の度合いを判断するために使用される方が多い様です。
ちなみにこのダニ目視キット、専用スマホアプリがありダニの種類とか正確な数まで教えてくれる優れもののようです。
掃除に対するモチベーションアップを上げたい方にはうってつけのキットと言えますね。
ダニがいるかどうかわかる方法その③「検査キットをつかう」
冒頭でダニがいない家は皆無!と述べたように、家の中にもダニがいない場所はない!のではないかと疑わしく思っている方のために、ダニ検査キットと呼ばれるものがあります。
ダニに汚染されているか否か、4段階のレベルを設定して知らせてくれるものです。
部屋の気になる場所の測定場所を決め、狭い範囲を満遍なく擦って現像液を垂らすだけの簡単作業ののち、約15分ほどで結果が表示されます。
以下の写真は両方の線がくっきりと同じ濃さで出ており、4段階中3の「ダニアレルゲンによる汚染が進んでいる」レベルのようですね。
『T』の線が『C』よりも濃く出ると4段階中最高の「非常に汚染」レベルとなります。
このダニ検査キットは一般的にあまり知られてはいませんが、学校などの公共施設では定期的な検査に使用されてきているようですね。
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家庭でも家族の健康のため、定期的なチェックに使ってみてはいかがでしょうか。