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3歳に生卵を食べさせても大丈夫?
生卵は目安として、お子さんが3歳を超えてから食べさせるのが良いでしょう。
卵はタンパク質や脂質、鉄分やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれておりますが、同時に食中毒を引き起こすことでも有名な食べ物です。
卵の食中毒として代表的なものは「サルモネラ菌」で、熱には弱いため十分に加熱すれば死滅しますが生の状態では繁殖している可能性があり、生で食した場合に幼児や老人が稀に死に至るリスクも孕んでいます。
牛丼チェーン店では夏場に生卵の持ち帰りを中止しているのもこのような理由からですね。
デリバリーでお惣菜やお弁当を扱う飲食店が増えているけれど、これからどんどん暑くなっていくと食中毒のリスクが高くなる。吉野家なんかは夏は生卵の持ち帰りはやらないルールを徹底しているんだ。どの店もみんな本来の業務外のことでノウハウが手探りなのは承知の上で、気をつけてくれと心から祈る。
— 七月鏡一 (@JULY_MIRROR) May 2, 2020
また卵の卵白部分にアレルゲンが含まれており、反応が起きるとアトピー性皮膚炎・喘息などの症状につながることがあります。
卵に限らず食物アレルギーは遺伝性はあるものの、必ずしも祖父母や親と子が同じ食品でなるとは限りません。
今日市の助産師さんに聞いて驚いたのが
親のアレルギー体質は遺伝はするけど、どんなアレルギーで現れるかはわからないらしい。親が卵アレルギーでも子は卵アレルギーにはならずに、他のアレルギーや喘息やアトピーといった免疫反応の疾患がでたりすることもあるとのこと。
気をつけよう😱😱— ぱぷ@♂4歳 &♂3歳 (@papurinmama1031) March 9, 2018
親にアレルギーがないからと言って子供にもないとは限らないため、アレルギーリスクの高い生卵も3歳くらいまでは食べさせるのはやめておいたほうがよい、と言えます。
とは言いながらも、3歳になっていきなり生卵を食べさせるのも良くないでしょう。
その日に向け、お子様が生まれた時から出来ることをご紹介します。
3歳に生卵を食べさせるときに注意したい事
離乳食を始めてから6ヶ月ほどを経て、白身の魚なども与え始めて特に問題がなさそうであれば第一段階は突破と言えます。
離乳食はお粥から始めて、野菜→豆腐→魚 という順番での与え方が一般的となりますが、もし食物アレルギーを持っている場合魚を食べて出ることがあるからです。
卵についてはまず火を通すことが大事であり、固く茹でた卵の卵黄だけを食べさせてあげましょう。先述の通り卵白部にアレルギー源が含まれているからです。
茹でた卵黄を何回か食べて慣れさせ、特に食べた後の様子も変わりなければ卵白部分も熱して少しの量から与えていきましょう。
回数を重ね全卵を食べても変わりが見られなければ、生卵へと移行しても問題はないでしょう。
ただ細菌感染による食中毒リスクもありますので、個人差はありますが免疫機能や消化能力が安定してくると言われる3歳までは生卵は食べさせないほうが良いと言えます。
特に「卵かけご飯」が初の生卵チャレンジとしては最も多いでしょう。
初めての 卵かけご飯に はまり中(3歳。日本人の血を引いてるね〜)
— m.Absolute♔ (@DcAbsolute) March 18, 2010
初めての時気をつけたいのは、思わぬアレルギーや食中毒が出るかも知れませんので、病院の診療時間に間に合う時間に食べさせることです。具体的には朝食時が良いでしょう。
また卵は新鮮なものとし、割ってからすぐに食べさせましょう。
また食中毒の原因となるサルモネラ菌は殻にいますので、殻が入らないように注意しながら割りましょう。
3歳に生卵を食べさせるのが心配…そんな時は温泉卵
それでもいきなり生卵は・・・と心配するケースでは、温泉卵から始めることもおすすめです。
アレルギー反応はクリアしても、怖いのは食中毒。
ただしサルモネラ菌は熱に弱いことから加熱調理してある温泉卵は生卵よりリスクは低いと言えます。
卵大好きすぎて以前調べたのですが、卵の凝固温度と菌の死滅温度がこんな関係になっているので温玉ならOKらしいです。以前の職場にサルモネラ菌の研究しているお医者さんが居て、卵を洗えば大丈夫かと尋ねたところ、主生息域は殻だけど黄身にもサルモネラ菌がいる可能性もある(インエッグ)とのこと。 pic.twitter.com/VOaDvGTWxr
— Audrey (@Audrey_tmc) April 21, 2019
長時間加熱されていればより安心とも考えられますね。
ほかにも目安にしたいアレルギー食品
生卵は上記の通り、3歳以降に与えるのが良いと考えられますが、他の食材ではどうなのでしょうか?
寿司・刺身
2歳半くらいまでは免疫・消化能力が十分でないことから避けるべきと考えます。
2歳半を過ぎてから、体調が元気である時を見計らい少しずつ新鮮なものを与えるようにしましょう。生のため細菌や寄生虫が潜んでいる可能性もあるので体調不良時は禁物です。
心配であれば多少火を通したものから与えて慣れさせていくことも一つの方法です。
刺身で他に気をつけるべきは青魚系。ヒスタミン中毒により蕁麻疹が出る可能性があります。他の生魚で慣れさせ、回数を経てから与えるのが良いかと思います。
甲殻類
エビ・カニはアレルギーになりやすい食材と言えますが、大人になってから突然出る場合もあります。そのため避け続ける必要もないかと考えます。
加熱したものは1歳頃から、生食は3歳ころからを目安に、様子を見ながら注意して与えてあげましょう。
骨のある魚
骨が喉に刺さるなどのリスクがありますので、自分で取り除くことのできる年齢までは与えないほうが無難と言えます。おおむね6歳頃が目安となります。
肉
離乳食では生後7〜8ヶ月の中期頃より与え始めることが一般的です。
👶きょうの赤ちゃん👶
肉の日~🍖
ベビーのお肉デビューは、
離乳食中期からで~す👶#子育て #育児#ベビー #赤ちゃん#赤ちゃんイラスト#イラスト #イラストレーション#赤ちゃんのいる生活 #6月29日#きょうのあかちゃん#baby #illustration #illustrator #肉の日 pic.twitter.com/FRK2UHYqOO— mozu Illustrator (@okamemozu) June 28, 2021
よく火を通すことが第一ですが生肉は厳禁です。
生肉は消化器官が十分に成熟した10歳頃からが目安となります。
加工肉(ベーコンやハム、ソーセージなど)
加工肉は添加物が多いので、3歳頃から少しづつ与えていくのが良いでしょう。ソーセージであれば1日1〜2本程度が目安です。
揚げ物
1歳頃から与えることが一般的ですが、衣は薄くし油はよく切りましょう。子供が大好きなポテトフライ、天ぷらなどは1歳半くらいからが目安となります。