桜の木を庭に植えてはいけないと言われる理由は、咲くのも散るのもあっという間であるということですので不吉を連想させます。また、桜の木は、害虫を寄せ付けます。桜の木を植えると、土地が痩せます。
しかしながら日本人はやっぱり桜が大好きですので育てたい!という気持ちは強いですよね。
そういった場合は、旭山桜・十月桜・冬桜など大きくならない桜がおすすめです。
この記事では、
- 桜の木を庭に植えてはいけない理由とは?縁起が悪い理由とは?
- どうしても自宅に桜を植えたい時に気を付けたい事とは?
- 桜に似ているおすすめの庭木
といった内容をまとめてみました。桜の木を庭に植えてはいけない理由について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
桜の木を庭に植えてはいけない理由とは?縁起が悪い理由とは?
桜の木を庭に植えると、縁起が悪いという説があります。
ここでは桜の木を庭に植えてはいけない理由を、3つ紹介させて頂きます。
不吉を連想させる
桜の花の特徴は、咲くのも散るのもあっという間であるということです。
その特徴は、心変わりを意味しているとされており、昔は人々から嫌われる花でした。
一貫性がないであったり、裏切りを連想させてしまうのです。
また、散るイメージが強い桜は、人の死や終末をも連想させます。
この記事のように、桜の美しさは、何か悪いことを隠している表れとも言えることがわかりますね。
今でこそ、入学式やお花見などのめでたい席で活躍する花ですが、古い風習や文化を知る人からすると、縁起が良いことではないのです。
害虫被害
桜の木は、害虫を寄せ付けます。
主に蛾の幼虫やシロアリが群がり、大量に発生します。
毛虫も発生し、洗濯物を外に干した際には、付着することなど珍しくないです。
「じゃあ薬剤を用いて、害虫を寄せ付けなければ良いんでしょ?」と思われるでしょう。
結論から言いますと、素人レベルではできません。専門の業者に頼む必要があります。
理由は、桜の木は非常に病気になりやすく、腐りやすい木だからです。
つまり、繊細な植物なので、桜にとって合わない市販の薬剤を塗ってしまった挙げ句には、桜の木自体がダメになってしまう危険性があります。
なので、毎年数万円の費用をかけて、専門業者にメンテナンス依頼することが必要です。
土地
桜の木を植えると、土地が痩せます。
桜の木は、養分を大量に吸い上げるため、他の木や植物が育たなくなります。
なので、庭に植えてしまうと、桜の木以外は全滅してしまう危険性があります。
また、桜の木の根っこが成長することで、家の基礎を持ち上げてしまい傾く危険性もあります。
桜の木の根は、下に根付くのではなく、広範囲かつ横に根付きます。
みなさんが想像する大きな桜の木に成長するには、100坪程の敷地が必要です。
でなければ、家の基礎と塀は、根付いた根によって破壊されることでしょう。
どうしても自宅に桜を植えたい時に気を付けたい事とは?
自宅に桜を植える際の注意点を解説させて頂きます。
大きくならない品種を選ぶ
有名なソメイヨシノなどは、高さ5m以上まで育ちます。
専門の業者なければ管理できないので、庭に植えてはいけません。
旭山桜・十月桜・冬桜が大きくならない桜として有名です。
#旭山桜 #匂い水仙
開花しました〜 pic.twitter.com/UZMifLGJBm— やすひ (@uYwD33bG7oxDSp6) March 27, 2022
このように旭山桜は、お花見で見るような桜にはないまた違った魅力がありますよね。
十分なスペースを確保する
植える場所が隣家に近いと、枝がはみ出す危険性があります。
枝を切ったり、手入れをこまめにやらなければいけなくなるので、植える段階で十分なスペースを確保しましょう。
植木鉢で育てる
可能であれば、植木鉢で育てることをおすすめします。
スペースの確保が難しい方は、選択肢に入れてみてください。
なにより、市販で売られている植木鉢の桜であれば、店員さんから育て方のアドバイスやどれくらい大きくなるかなど聞けますので安心感があります。
日当たりの良い場所で育てる
桜の木は、日当たりが良く風通しが良い場所を好みます。庭に植える際は、意識しましょう。
ただし、強風が吹くと花びらが散ってしまいますのでご注意ください。
植木鉢であれば、メインは室内でも天気の良い日はベランダ等に出してあげるこtが効果的です。
桜に似ているおすすめの庭木
桜によく似ているおすすめの庭木を紹介させて頂きます。
ハナカイドウ
濃いめのピンクの花弁に、やや芽吹き始めの葉のコントラストが美しい庭木です。
ヒメリンゴ
桜と比べると、小柄な花ですが可愛らしさがあり、おすすめです。
ハナモモ
満開のハナモモ。 pic.twitter.com/ljSKTOCgBA
— 横浜キャノンズ (@hiboshi045) March 23, 2022
ハナモモはひな祭りの花として、有名です。
色も赤やピンク、白から選ぶことができ、日本の気候で育てやすい庭木です。