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生木を使った流木の作り方とは?アクアリウムで使う際に気を付けるポイントは?

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生木を使った流木の作り方の手順は、下記の通り

1. カラカラになるまでしっかりと乾燥させる
2. 裏側に穴をあけて沈ませやすくする
3. 熱湯で30分ほど煮沸消毒する
4. あくや内部の空気抜きのため1~2日程度水に浸けておく

ただし、生木は腐りやすく、完成までに1年以上を要する場合もあるようです。

特に針葉樹は、ヤニなどの樹液が出てしまうため、煮沸→乾燥の手順を何度も踏むことになるので大幅に手間がかかります。

この記事では、

  • 生木を使った流木の作り方とは?
  • 手間のかかる生木よりも天然流木がおすすめ処理の方法など
  • 流木で水槽のレイアウトをする!

といった内容をまとめてみました。生木を使った流木の作り方について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

生木を使った流木の作り方とは?

流木は生木から作れるかを調べてみたところ、実際に自分で作るのは難しいようです。

作り方の手順は、下記の通り

1. カラカラになるまでしっかりと乾燥させる
2. 裏側に穴をあけて沈ませやすくする
3. 熱湯で30分ほど煮沸消毒する
4. あくや内部の空気抜きのため1~2日程度水に浸けておく

ただし、生木は腐りやすく、完成までに1年以上を要する場合もあるようです。

特に針葉樹は、ヤニなどの樹液が出てしまうため、煮沸→乾燥の手順を何度も踏むことになるので大幅に手間がかかります。

そのため、川や海で拾ってきた流木を煮沸して使用する方がよいでしょう。

手間のかかる生木よりも天然流木がおすすめ処理の方法など

実は流木は、拾う場所によって特徴が変わります。

川の流木

アクアリウムとして使用する際に、そのまま水槽に投入することが可能。
ただし虫が生息している場合が多いので、被害が出ないよう煮沸してから使用することが望ましい。

海で拾った場合の流木

海水に長時間さらされているため、虫が生息できない環境になっているので虫の被害が少ない。

潮風に当たったり天日干し状態になるため、木自体が固く白っぽくなっている。

塩素がたまっていることが多いので、煮沸消毒して塩素を抜かないと水槽への投入はできない。

いずれの場合も、アクアリウムに使用する際はしっかりと煮沸してから使用すると良いでしょう。

水に浮いてしまうという問題も、煮沸することによって沈ませられるようになりますよ。

天然の流木は汚れや虫が付着していることが多いので、
劣化が早くなったり水槽自体の魚や生体の病気の原因になってしまう場合があります。

また、木の皮が付いたままの状態でもそこから劣化しやすくなるため、必ず下処理をすることが大切です。

ここからは流木の下処理方法を説明します。

流木の下処理方法

1. 真水で洗う

流水を使って、たわしでしっかりとこすります。
このとき、流木に傷がつかないよう注意してください。

汚れがひどい場合は水に1時間程度浸けてから洗うとよいでしょう。

2. あく抜きをする

アクアリウムに使用する際には必須の工程になります。
煮沸することによって塩素やあくを抜くことができ、消毒することができます。

ただし、煮沸をする際には鍋に入る大きさのものでないといけません。

3. 皮をはがす

前述したように、皮が付いたままだとそこから劣化が進んでしまいます。
そのため、きちんと剥がしてから使用するのが好ましいでしょう。

真水で洗う・水に漬けこんでおくと皮が柔らかくなるため剥がしやすくなります。

皮をはがす際にはブラシでこすり落とす、マイナスドライバーなどを利用するなどといった方法がありますが、時間と労力、神経を使うためおすすめしません。

このときに高圧洗浄機を使用すれば、汚れ落としと同時に皮を剥がすこともできるのでおすすめです。

4.乾かす

水分を抜くためにしっかり乾かします。カサカサになる程度まで乾かすのが良いでしょう。

天気や湿度にもよりますが、風通しの良いところに置いて1~2週間待つと完全に乾くのでおすすめです。

これらを自分でこなすのが難しい場合は、ホームセンターやネットなどで購入すると良いでしょう。
安いものであれば1,000円程度から販売されています。

流木のアク抜きが必要な理由

本当に流水のアク抜きは必要なのでしょうか?

必要とする理由は、以下の通りです。

• 水槽内の水の変色を防ぐ
• 流木の内部の空気を抜いて沈めやすくする
• 雑菌や虫を高温によって死滅させる

必須の工程ではないのですが、なるべくあく抜きを行ってから使用するのが望ましいでしょう。

特に拾ってきた流木には下処理が施されていないので、あく抜きをしたほうが水槽内の清潔を保てるのでおすすめです。

流木のアクの成分には、熱帯魚の飼育に適した環境を作れるというメリットもあります。

含まれているタンニンという成分には、魚への病気を引き起こすエロモナス菌の増殖を抑制する効果もあることが知られています。

そのため、病気の予防目的で、わざと水が茶色く濁った状態を作り出す人もいるほどです。

ただし、採取したままの流木をそのまま投入すると、雑菌が水槽内へ入ってしまうおそれもあります。

そういった理由から、やはり流木は前処理をしてから使用するようにしましょう。

流木で水槽のレイアウトをする!

水草のなかには、根を巻き付けて成長するものもあります。
その性質を利用して、デザインしてみましょう。

ポットに入った水草を購入した場合は、元の鉢と根に詰められている綿を外し、株を適度な大きさに切り分けてから使用すると定着しやすいでしょう。

固定させる際は、釣り糸を使用すると楽にできます。

またその際、元の根が長く伸びてしまっているようであれば下処理として切ってしまいましょう。

また、コケを利用してデザインするのもおしゃれでおすすめです。
ウィローモスという種類の水生苔を使うと、木から苔が生えている雰囲気を演出できるのでおすすめです。

熱帯魚などの小さな魚の隠れ家や産卵場所にもなるので、アクアリウムにはうってつけです。

水槽内でのレイアウト

水槽内でのレイアウトには、3つの型があります。

1. 凸型

流木を真ん中に置いて目立たせる手法です。

左右が空きすぎてしまうことがあり、それによって殺風景な印象になりやすいという
デメリットがあります。

難易度が高いので、初心者が扱うには向いていません。

ですが、岩や流木をうまく組み合わせて作ることができれば
迫力が出る構図となります。

2. 凹型

(1)とは逆に、両脇に流木を配置する方法です。

アクアリウムではよく用いられるレイアウトで、遠近法を利用して奥行きが出て
見えるようにすることができます。

初心者にも比較的扱いやすいデザインでしょう。

3. 三角型

左右のどちらかに、山のように流木を組み上げ配置する方法です。
視界を横に広げることができるので、水槽自体を大きく見せることができます。
ショップの水槽のデザインでよく見られるので、参考にしやすいでしょう。

デザインを決めて水を入れたときに、流木が浮いてきてしまうと困りますよね。
その原因は、木の中心にまだ空気が残ってしまっていることです。

以下で空気を抜く方法をご紹介します。
適した方法を使えるよう、参考にしてみてください。

流木から空気を抜く方法

水に漬けておく

1番手軽な方法です。ただし、あく抜きが不十分な場合にはどれだけ長く行っても沈まないおそれがあります。

デメリットは、2~3日浸すことが必要となるので長時間を要するということ、
流木が大きい場合にも不向きな方法だということです。

煮沸する

水に浸すというだけの方法よりも早く空気を抜くことができます。

手間はかかりますが、同時にあく抜きもできるのであく抜きの段階から煮沸を選んでも良いでしょう。

ただしこちらの方法も鍋の大きさが足りないという恐れがあり、大きい流木には不向きです。

おもりを付ける

重りや石を使って、浮くのを抑えるという方法です。

これらを利用する場合は、水草や配置を利用して重りが見えないようにデザインする・重りを付けた部分を砂で隠すなどの工夫をしましょう。

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