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セミの幼虫は何をエサにしている?|気になる生態|捕まえ方|育て方のポイント|

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長い年月を土の中で過ごすセミの幼虫のエサですが、ズバリ「木の根の汁」を吸って生きています。
植物にはデンプンなどの養分を運ぶ「師管」と主に水分を運ぶ「導管」があります。
セミの幼虫は「導管」に口の部分の針を刺して液を吸います。

導管に流れる水分には微量ですがアミノ酸が含まれます。
このアミノ酸を長い年月をかけて吸い続けて徐々に大きくなり成虫へと成長してゆくのです。

なかなか捕まえにくいセミの幼虫の捕獲方法やセミの生態について詳しく調べてみました!

この記事では、

  • セミの幼虫は何をエサにしている?
  • 知っておきたいセミのこと
  • セミの幼虫の捕まえ方~育て方

といった内容をまとめてみました。セミの幼虫は何をエサにしているかについて気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

セミの幼虫は何をエサにしている?

長い年月を土の中で過ごすセミの幼虫ですが、ズバリ「木の根の汁」を吸って生きています。
植物にはデンプンなどの養分を運ぶ「師管」と主に水分を運ぶ「導管」があります。
セミの幼虫は「導管」に口の部分の針を刺して液を吸います。

導管に流れる水分には微量ですがアミノ酸が含まれます。
このアミノ酸を長い年月をかけて吸い続けて徐々に大きくなり成虫へと成長してゆくのです。

実は導管を流れる汁と師管を流れる汁を比べると圧倒的に師管を流れる汁の方が栄養価が高いです。
なぜセミはわざわざ栄養価が少ない導管の液を吸うのかというと以下の理由が挙げられます。

• 競争相手がいないため
• 生活環境をキレイに保つため

競争相手がいないため

師管を狙う昆虫は他にも多く、導管を狙うことで師管を狙う敵に攻撃されずに生きられるメリットがあります。

生活環境をキレイに保つため

師管の汁は栄養価が高く、排泄物にも多くの栄養が含まれます。
それによって微生物などの影響で土の中の環境が悪化する危険性が高まります。
土の中で長い年月を過ごすセミの幼虫にとってキレイな環境を保つことは死活問題です。

知っておきたいセミのこと

そもそもセミとはどんな生き物なのでしょうか?
セミの生態についてご紹介します。

• セミの一生
• 日本にいるセミの種類
• セミはカメムシの仲間

セミの一生

セミの一生は大きく次のように分けられます。

• 産卵
• 孵化
• 幼虫期
• 変態
• 成虫期

それぞれをご紹介します。

産卵

夏に成虫のセミは産卵をします。
メスのセミが樹木の樹皮に腹部から伸びた産卵管という管を刺して卵を産みます。
卵は数ミリの大きさで、米粒のような形をしています。

孵化

卵は翌年の6月ごろまで樹皮の中孵化を待ちます。
約1年弱を卵のまま過ごし樹皮の中で幼虫が誕生します。

幼虫期

樹皮で孵化した幼虫はそのまま樹木から地面へと移動をします。
地面を自力で掘り、幼虫本来の住処である地中に移動します。
幼虫は樹木の根の導管の汁だけを吸います。

栄養価が低い餌をとり続けるため、成長にとても時間がかかります。
充分に成長するまで幼虫は5年以上の月日を地中で過ごします。

変態

成虫になるために十分な成長を遂げた幼虫は夏になると自ら地面を掘り外の世界に出てきます。そして、身近なものに登り変態を始めます。

幼虫の背が割れて脱皮し、羽の生えた成虫へと姿を換えます。
この一連の変態は日の落ちた時間に行われます。
最も無防備になるため天敵である鳥などに狙われないようにしているようです。

成虫期

無事成虫になったセミはたったの2~3週間しか生きる事が出来ません。
その間にパートナーを探し、交尾してメスは産卵を行います。

この間の食べ物は、木の師管を流れる汁です。
幼虫は導管を流れる汁を吸いましたが、成虫になってからはより栄養価が高い師管を流れる汁を吸います。

日本にいるセミの種類

日本でみられるセミは主にこちらです。

• アブラゼミ
• ミンミンゼミ
• クマゼミ
• ニイニイゼミ
• ツクツクボウシ

アブラゼミ

全国各地でみる事ができるセミで、成虫は7月下旬から9月頃に見られます。
鳴き声が油で揚げ物をしているような「ジリジリジリ」という音のためこの名前が付きました。

ミンミンゼミ

7月下旬から9月上旬ころ見られるセミです。
「ミーンミンミン」という鳴き声は聞いた事のある方も多いのではないでしょうか?

クマゼミ

7月下旬~8月と短い期間のみ見られる珍しいセミです。
体が大きく黒いのが特徴です。
暖かい地方で多く見られる種ですが温暖化の影響で生息域が北上しています。

ニイニイゼミ

6月下旬~8月と最も早い季節に見られるセミです。
体が小さい小型のセミです。

ツクツクボウシ

7月下旬から9月に見られるセミで「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ」と特徴的な鳴き方ををするためこの名前がつきました。
夏の終わりごろにこの鳴き声を聞くことから秋を感じさせてくれるセミです。

セミはカメムシの仲間

セミは実はカメムシ目セミ科という分類に属しており、カメムシの仲間です。
カメムシ目の特徴とは、「口が針のようにとがっている事」です。
他にもアメンボやタガメなども同様の理由でカメムシの仲間に属します。
カメムシ目=臭いという訳ではないんですね…。

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セミの幼虫の捕まえ方~育て方

ではセミの幼虫を捕まえて飼う方法をご紹介します。

セミの飼育方法

結論から言うとセミの幼虫を育てるのは至難の業です。その理由は餌の確保が大変なためです。

セミの幼虫の餌は木の根の汁のため、まず汁を提供する木を確保することが必要です。
セミの飼育のために使える植物としてオススメなものはこちらです。

ジャガイモ

古くから飼育に使われていた実績があり、スーパーでも手に入るのでおススメです。

ガジュマル

ガジュマルの樹の根をアクリル板で視えるようにしてセミの幼虫と一緒に育てている方もいるそうです。

アロエ

最もお勧めなのがアロエです。アロエの根の汁は他の植物よりも汁を多く吸う事ができるようで、セミの幼虫が早く育ちます。早ければ1年で成虫になる事もあるそうです。

根付いて時間の経った元気な植物の鉢に採取した幼虫を入れて下さい。
幼虫が地面を掘り潜ってゆきます。

ただし、セミの幼虫の飼育はとても難しく、採取した幼虫をこれらの植物と一緒に育ててあげても死んでしまう事が多いようです。

また、汁を吸われることにより植物事態も弱るので植物、セミともども死んでしまうかもしれない事を念頭に飼育をしましょう。

セミの幼虫の捕獲方法

セミが鳴いている木の下に幼虫が多くいるので、まずはそれらの木を探します。
セミの幼虫がいる木の地面には小さな穴が開いています。

この穴は幼虫が地中に潜った痕跡です。
この穴の場所をそっと掘り返すと幼虫が埋まっていますので捕まえましょう。

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