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根腐れ防止剤を代用できる物はある?防止剤の必要性とは?

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ハイドロカルチャーで植物を育てるときは「根腐れ防止剤」が必要になります。
根腐れ防止剤を切らしてしまったとき、2つの代用できる商品があるのでご紹介します。

  • ゼオライト
  • イオン交換樹脂栄養剤

この記事では、

  • 根腐れ防止剤を代用できる物はある?防止剤の必要性とは?
  • 防止剤の使い方と防止剤の違いとは?
  • ハイドロカルチャーでの観葉植物の育て方とは?

といった内容をまとめてみました。根腐れ防止剤を代用できる物について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

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根腐れ防止剤を代用できる物はある?防止剤の必要性とは?

ハイドロカルチャーで植物を育てるときは「根腐れ防止剤」が必要になります。
根腐れ防止剤を切らしてしまったとき、2つの代用できる商品があるのでご紹介します。

  • ゼオライト
  • イオン交換樹脂栄養剤

ゼオライト

天然鉱物の一つで、100均の園芸コーナーにも売られています。
表面に極小の穴が多数空いているため、植物の出した老廃物や鉢の中の不純物を吸着してくれる働きがあります。

根腐れ防止剤は鉢の中の不純物吸着が主な効果なので代用して使えます。
使い方はこちら。

① 鉢底に底が見えない程度にゼオライトを敷きます。
② ハイドロカルチャーや土を1~5㎝程度敷く。
③ 植物を鉢に入れ、土やハイドロカルチャーを鉢の7~8割入れる。

鉢底に入れる事で、植物の根の通気性を保つことができます。効果は量や植物の環境にもよりますが半年~1年は持ちます。期間が過ぎたら植え替えを行ってください。

また、ゼオライトは根腐れ防止剤としての使い方以外にも土に約5%混ぜ込む事で、土壌改良ができます。土の「保水性」「通気性」「保肥性」がUPしますよ。

イオン交換樹脂栄養剤

あまりホームセンターなどで売っていないのですが、オススメなのがイオン交換樹脂栄養剤です。

こちらは数ミリのイオン交換樹脂に植物の成長を促す栄養剤が含まれたものです。

使用方法はゼオライト同様に鉢底に敷き詰める方法と、ハイドロカルチャーの上から撒く方法があります。

根腐れ防止剤を入れ忘れても上から撒く方法で済むので助かります。
イオン交換樹脂自体が小さいのでハイドロカルチャーの中に滑り込み根腐れ防止の効果を発揮するのです。

ゼオライトと違い、これ一つで栄養剤の効果も持っていることがあり植物の管理も楽になります。ただし、基本的に効果が3か月なので他の根腐れ防止剤と比べて効果が短いのがデメリットです。

防止剤の使い方と防止剤の違いとは?

根腐れ防止剤はその原料によって種類が違います。
それぞれの使い方と効果の違いをご紹介します。

  • ケイ酸塩白土
  • 酸素粒剤

ケイ酸塩白土

根腐れ防止剤の代表的なものにミリオンAという商品がありますがこの原料を使ったものです。

ケイ酸塩白土は秋田県で採れる白色の粘土でマイナスの電荷を帯びていて土の中や水の中の有害物質を吸着してくれます。ミリオンAはこのケイ酸塩白土を大粒に砕いた製品です。

天然のイオン交換樹脂として働く作用がある根腐れ防止剤です。

スーパーミリオンAという商品もあり、こちらはケイ酸塩白土だけでなく人口のイオン交換樹脂を配合して有害物質の吸着能力を上げています。ミリオンA、スーパーミリオンAともに鉢底に底が見えなくなるまで敷いて使うと良いでしょう。

酸素粒剤

過酸化カルシウムが主成分の防止剤で、土に混ぜ込むことで徐々に酸素を発生させます。

植物の根腐れの原因に「根の酸欠」と「病原菌の増殖」があります。酸素によって酸欠が防げ、根の生育が活発になります。

また、根腐れの原因菌は酸素が無い環境で多く増える性質がある「嫌気性菌」が多いです。酸素を土の中に発生させることで病原菌の増殖予防に繋がります。

400g500円程度で購入でき土約14リットルに対して小さじ1杯程度混ぜ込むだけで効果があるのでコスパがとても良いです。

ただし、効果は約4か月でなくなるのでそのたびに土に混ぜ込む必要があります。
ハイドロカルチャーでの使用というより土で植物を育てるときに使うと良いでしょう。

ハイドロカルチャーでの観葉植物の育て方とは?

ハイドロカルチャーで観葉植物を育てるためにはこちらのものが必要になります。

  • 観葉植物の苗
  • 容器(専用の鉢でなくてもOK)
  • ハイドロボール
  • 根腐れ防止剤

観葉植物の苗

ハイドロカルチャーで育てるのに適した植物とそうでないものがあります。

ハイドロカルチャーでの植物の育成は根が水に浸かっている事が長くなるため「水差しができる」植物かどうかで判断しましょう。各種球根類やポトス、アイビーなどのツル植物、パキラなどの木です。

育てたい植物が水栽培でも育つかどうかを確認してください。

容器(専用の鉢でなくてもOK)

ハイドロカルチャーの良いところは植木鉢のような底に穴が開いる容器以外でも植物が育てられる事です。そのため、おしゃれなガラス瓶や人気コーヒーショップのプラスチック製コーヒーカップなど面白い容器で植物を育てられます。

インテリアとしておしゃれに植物を育てられるので自分の好きな容器を探しましょう。

ハイドロボール

各種園芸店や100均にも売っています。
様々な色のがあるので自宅のインテリアに合わせて好みのものを購入してください。

根腐れ防止剤

ハイドロカルチャーでの栽培は植物の老廃物などがたまりやすく、根腐れを起こしやすいです。根腐れ防止剤は必ず一緒に入れましょう。

上記の4つを揃えたら植物を植えます。
植え方はこちらです。

ハイドロボールへの植物の植え方

① 土に植えてある植物の場合は根を傷つけないように土を取り、根を洗って土を落とす。ハイドロカルチャー用植物はそのまま植えて下さい。
② 容器の底に根腐れ防止剤を底が見えない程度に敷く。
③ ハイドロボールを1㎝程度根腐れ防止剤上に敷く。
④ 根を洗った植物を容器中心に置く
⑤ 容器の7~8割までハイドロボールを入れる。
⑥ 容器の2~3割まで水を入れる。

植えた植物は基本的に日当たりの良い場所でほとんど管理しなくても育ちます。
ただしハイドロカルチャーで観葉植物を育てるときは以下の点に注意して下さい。

  • 水の量の管理
  • カビの有無
  • 肥料
  • 定期的植え替え

水の量の管理

容器の2~3割の決めた量になるように水を管理してください。
水の量が多すぎると根腐れを起こす危険性が高くなり、少なすぎると植物がしおれてしまいます。

カビの有無

管理が悪いとカビが生える事があります。
カビが生えると植物も枯れてしまう事がほとんどなので、すぐに新しいハイドロカルチャーに植え替えましょう。

肥料

ハイドロカルチャーは土と違い栄養が少ないため基本的に植物の成長が遅いです。

植物が育たない訳ではないのですが、定期的に肥料を与えると植物が大きく元気になります。使う肥料は水溶性のものが良いです。

液肥がおススメなので適正量を与えましょう。
また、植物の生育期である春から夏にかけては肥料を多く与え、冬は休眠する場合が多いので肥料を与えないようにしましょう。

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定期的植え替え

長くても1年ごと植え替えをして下さい。
土と違い、ほぼ無菌状態のハイドロカルチャーですが徐々に根腐れ防止剤の効果も薄れてゆき老廃物がたまってゆきます。

定期的に植え替える作業があるものだと理解して植物を管理しましょう。

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