夜光貝の上手な磨き方としては、ディスクグラインダーなどの工具を使用するとものの数分でキレイに磨けます。
しかし音が大きいのと、持っている家は少ないですし夜光貝のためだけに工具を購入するのも気が引けますよね。
そんな時に活用できるのが、サンポールや穀物酢なんです。
サンポールや穀物酢の現液に約1日半つけておくだけで、表面の不純物が溶け美しい貝殻になるのです。
夜光貝はやすりなどでもキレイになりますが、とてつもない時間がかかってしまいます。
今回の記事では下記の3つについて詳しく解説していきます。
- 夜光貝の上手な磨き方とは?サンポールを使って綺麗にするには?
- 夜光貝を磨くのにおすすめのアイテムの紹介!
- きれいに磨いた夜光貝の使い道
夜光貝に興味がのある方、磨き方を知りたい方には参考になる記事になっていますのでもっと夜光貝を好きになるかも!
夜光貝の上手な磨き方とは?サンポールを使って綺麗にするには?
夜光貝を磨くには、ディスクグラインダーなどの工具を使って行われることが多いです。
貝の表面にこびりついた汚れは長年かけて付着しており、ヤスリ等を使って人力で削るには力もいりますし時間も相当かかってしまいます。
そんな時はホームセンターなどで売っている、建築現場などでよく使われているディスクグラインダーを使うとものの数分で汚れを落とし、夜光貝の美しい表層が現れてきます。
しかしこのディスクグラインダー、一般的にはそのような工具を使うことはまずないでしょうからいちいち購入するのももったいないような気がしますよね。
また意を決して購入をしたとしても、削るときは耳をつんざくような作業音を発生させてしまいます。
今日はお店行って作業してた。
ディフューザーのステー的な何かを製作。
ディスクグラインダーの騒音で耳がやられた…クランクシャフトが届いてたので内燃機屋に旅立ちました。 pic.twitter.com/j8IHlMoRmr
— にけい (@s2kattack) November 23, 2021
なので作業をするのであれば音の漏れない空間や大きな音が鳴っても近隣に迷惑をかけることの無い山奥などと言った場所が必要となってきます。
また短い時間であっても、人の寝静まる夜間に作業するわけにはいかないくらいの音のため、自然と作業時間は日中に限られてしまうでしょう。
もっと簡単に、ご近所へも迷惑をかける心配がなく、手に入れやすい身近なもので夜光貝の輝きを出せるものがないのでしょうか?実はあるんです。
それはトイレ用の洗剤として一度は名を耳にしたことがあるであろう「サンポール」やご自宅にもある「穀物酢」です。
サンポールや穀物酢の現液に約1日半つけておくだけで、表面の不純物が溶け美しい貝殻が出てきます。
もちろん、貝の中身は取り出したうえで行いましょう。
時間はかかりますが漬けておくだけなので楽な方法ではないでしょうか。
さてそのほか、夜光貝を磨くアイテムがないものかいくつか調べてみました。
夜光貝を磨くのにおすすめのアイテムの紹介!
磨く工具と言えばヤスリが有名ですが、手作業で磨いていくには時間に力もいりますよね。
そこで活躍するのはやはり機械工具ですが、ディスクグラインダーはプロの職人さんが使うものでもありなかなか素人では扱いづらいものでもあると言えます。
ちょうどヤスリとディスクグラインダーの中間ともいえる、小型で電動式のヤスリが「ミニルーター」と呼ばれる工具です。
このミニルーター、ピットと呼ばれる先端部を交換するだけで掘ったり削ったり、磨いたりといった作業が1本でできてしまいます。
先端が細いこともあり、貝のような細かい凹凸のあるものでも細部まで磨くことができるので優れた逸品、ということができるでしょう。
きれいに磨いた夜光貝の使い道
さて、きれいに磨いて美しい光沢を放つようになった後はどんな使い道がよいでしょうか?
もちろん、そのまま置いておくのでも楽しめますが、せっかくなので様々なものに加工してしまうこともいいでしょう。
その柄の美しさからネックレスなどのアクセサリーに加工されることが多いです。中には指輪に加工される使い道もあります。
意外な使い方としては食器。古来日本では遺跡から匙の形状に加工された夜光貝が見つかっており、装飾用ではなく実用品としても使われてきたという歴史もあります。
確かに言われてみれば、真珠のような美しい色柄を持つ食器であれば食材のおいしさもより際立ちそうな気がしませんか?
お酒を入れる盃の形状のものも見つかっていることから、催事用として使われてきた可能性も言われている夜光貝食器。
ここぞというときのお客様のおもてなしに使うことで、視覚にも訴えかけることのできる食材を提供することにもなるでしょう。
アクセサリーから食器と、特別な時間と空間を提供するために昔の人々もその美しさから想像を膨らまして使ってきたのではないでしょうか