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初詣のマナーや基本的な作法|賽銭の意味や正しい願い事の作法

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初詣には基本的な作法やマナーがあります。

見よう見まねでなんとなくお参りしていては神様に失礼ですし、周りからの目も痛いです。

なにより自分自身のせっかくの参拝の意味を成していないかもしれません。

 

この記事では、初詣の基礎知識や参拝マナーや豆知識を紹介します。

初詣はいつまでが初詣?や神社参拝のマナー、おみくじなど、そんなに難しくない内容なので知っておくと良いものばかりです。

参拝の仕方などをご存じの方も復習を兼ねて正しいマナー、基礎知識を得る事ができますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

知っておきたい初詣の基礎知識とマナーとは

初詣は神社やお寺に参りますがそれぞれにマナーがあります。

それらをご紹介します。

  • 初詣はいつまでが初詣か?
  • 場所はどこが良いか?
  • 神社とお寺共通のマナー
  • 神社の参拝マナー
  • 仏閣の参拝マナー

初詣はいつまでが初詣か?

そもそも初詣の期間ですが地域によって変わります。

基本的にはどの地方でも正月3ヶ日(1日、2日、3日)が好ましいとされていますが関東では7日まで、関西では15日までが初詣とされています。

これは松の内といって松飾を家に飾っている期間という意味です。

場所はどこが良いか?

初詣はそもそもレジャーではなく、自分の住んでいる地域の神様や檀家のお寺に昨年1年の感謝と今年1年の祈願や抱負を述べるために行く行事です。

そのため、地域の神社や昨年お世話になった神社や菩提寺に行きましょう。

有名な神社仏閣にはその後に行くようにしましょう。

目には見えないかもしれませんが、身近なお世話になった神様仏様に挨拶する事が優先です。

神社とお寺共通のマナー

神社とお寺に共通するマナーはいくつかあります。

それらをご紹介します。

  • 手水舎(ちょうずや)
  • お賽銭
  • お願い事

手水舎(ちょうずや)

神社やお寺に入った場所にある柄杓が置いてある水場です。

この手水舎では手や口の中を清めて参拝に臨める清い体にするための作法があります。

まず柄杓に水を汲み、右手で持ち左手に水を垂らして洗ってください。

その後に柄杓を持ち替えて右手を洗います。

右手を洗った後に右手に柄杓を持ち替えて左手に水を汲みそれを少量口に含み口内を清めます。口内に含んだ水はハンカチなどに吸い込ませるのが最も良い作法ですが吐き出す場所があれば吐き出しても構いません。

その後柄杓の取っ手に残った水を垂らすようにして柄杓自体を洗ってください。

柄杓を置き場に戻してお清め完了です。

最近はコロナウイルス感染予防のため、この作法ができない場所もあるので神社仏閣の状況に応じて対応しましょう。

お賽銭

お賽銭は俗説で縁起の良いとされる金額とそうでない金額があると言われています。

これは語呂合わせでいつの間にか広がってきたことです。

基本的には5円=ご縁と言われていますがその倍数も縁起が良いとされています。

  • 10円=5円×2枚で重ね重ねご縁
  • 25円=5円×5枚で2重のご縁
  • 45円=5円×9枚で終始ご縁

逆に縁起が良くないとされるものはこちらです。

10円玉1枚=遠縁

500円=これ以上効果(硬貨)が無い

ただし、お賽銭は気持ちが大切なのでこの金額でないといけないという事はありません。

先ほどの金額を全否定するようですが参拝者の神社仏閣への感謝をお金に込める事が重要だと覚えておきましょう。

お願い事

神社やお寺でお参りをする際のお願い事はどちらも共通のマナーがあります。

それは「まず初めに1年の報告やお礼をする事」です。

仏様も神様でも来ていきなりお願い事をされてもいい気持ちはしないと思います。

まずはご挨拶もかねて報告やお礼をしてから、そののちに抱負やお願い事をするようにしましょう。

願い事には数の制限はありませんが、あまり多くのお願い事を一方的にして自分の努力を怠らないようにしましょう。

神社の参拝マナー

神社特有の参拝マナーは「鳥居のくぐり方」と「拝殿でのお参りの方法」です。

鳥居は軽くお礼をしてから中央を避けて通ってください。中央は神様の通り道なので中央を避ける事が望まれます。

お参りの方法はお賽銭を収めてから鈴を鳴らし、「2礼2拍手1礼」をしてからお祈りをして下さい。「2礼2拍手1礼」とは2回90°近くまで腰を曲げてお礼をし、2回拍手をします。その後1回深くお礼をするという動作です。

初詣に限らずほとんどの神社ではこの方法でお参りができますので覚えておきましょう。

ただし伊勢神宮等、神様の位が高い神社の場合は「2礼4拍手1礼」となっており、一部特殊な作法がある神社があるのでその場所ごとの作法に従いましょう。

仏閣の参拝マナー

お寺の場合は「山門の通り方」「常香炉」「お参りの方法」が神社と異なります。

山門は静かに1回合掌して一礼してから通ってください。鳥居と違い中央を通っても問題ありません。

もしお寺にお線香をたいている常香炉があればそこで煙を浴びて体を清めましょう。

お参りの際は一礼してからお賽銭を賽銭箱に入れてください、その後合掌してお祈りをし、終わったら感謝を込めて一礼してください。

併せて知っておきたい初詣の豆知識

初詣の基本的なマナー以外にも知っておくと便利な豆知識をいくつかご紹介します。

  • 年越し前にお参りしても良い
  • おみくじの効果
  • 破魔矢の効果
  • 絵馬の書き方

年越し前にお参りしても良い

年越し前にお参りをして、年をまたいで参拝をすることを2年参りと言います。

御利益があると言われているので2年参りする人が大勢いるのです。

夜中の12時に行くことになるので大変ですが新年早々すがすがしくお参りができます。

おみくじの効果

おみくじは複数回引くことは基本的にNGです。1回引き、その効果は1年とされています。

良くおみくじを持ち帰るのが正解か結びつけるのが正解かとありますが、どちらも正解です。

持ち帰る場合は自分への戒めや今年一年の方向性を見つめなおすために使いましょう。

結びつける場合は場所に気を付けましょう。実は木に結び付けると木が枯れてしまう事があります。

結びつける場所としては神社が指定した縄などがあるのでその場所が良いです。

破魔矢の効果

その名の通り魔を払う効果があるとされる破魔矢ですがその効果は1年とされています。

1年が経ったら破魔矢を買った場所にお返ししましょう。

大体の神社仏閣は古くなった神具をお返しする場所が設けられています。

無い場合は神社や仏閣の方に聞いてみましょう。

絵馬の書き方

絵馬は祈願をするときや、それが成就した時に購入して書き込むものです。

必ずしも初詣に買わないといけない訳ではありません。

絵馬には絵が描かれている表面と何も書かれていない裏面があります。

願い事の記入は記入欄が無い場合は裏面に書きましょう。

絵馬は持ち帰る事はNGです。基本的に定められた場所にかけて祈願をしましょう。

願いが叶ったらお礼参りも忘れずにして下さい。その際には絵馬にお礼の言葉を記載して奉納しましょう。

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