フェルトマスコットを縫うための縫い方で代表的なものは下記の4つになります。
- ランニングステッチ
- ブランケットステッチ
- 巻きかがり縫い
- 縦まつり縫い
この4つの縫い方を覚えれば可愛いマスコットも出来上がりますし、小物入れやワッペンなど他のものも作れるようになりますよ!この記事で詳しく説明しているのでぜひマスターしていってください。
今回の記事では
- フェルトマットの縫い方
- 縫い方のポイント
- 作るために必要なアイテム
- マスコット以外にフェルトで作成できるもの
といった内容を紹介していきます。フェルトを使って作品を作っている方、これから作りたいと思っている方もこの記事を読んだらばっちり可愛いマスコットが作れますよ!
フェルトマスコット4つの縫い方、縫い方のポイントとは?
フェルトマスコットを作る時に使う縫い方は4つです。
それぞれの用途と縫い方を覚えてフェルトマスコットを作る時にうまく使い分けましょう♪
- ランニングステッチ
- ブランケットステッチ
- 巻きかがり縫い
- 縦まつり縫い
ランニングステッチ
フェルトに直線状の模様を付けるときに使います。
やり方はとても簡単で、刺繍の入門時に覚える縫い方です。
布の表面に玉結びした糸を通した針を刺して、縫い目が一直線上になるように今度は裏面から刺し戻します。
後は均等間隔になるようにこれを繰り返して縫ってゆくと良いでしょう。
コツは布をピンと張る事と、慣れないうちは縫う軌跡をチャコペンなどで事前に書いておくこと。
とにかく「均等」と「まっすぐ」を意識しましょう。
ブランケットステッチ
このステッチは同じ大きさのフェルトを表裏に縫い合わせるときに使います。
縫い目が飾り縫いになり、可愛く仕上げられるのがメリット。
方法はこちら。
- 玉結びした糸を通した針をフェルトの端に1枚のみに刺します。
- 玉結びを隠すようにもう一枚のフェルトを重ねて、先ほど針を出した場所から3、4㎜離れた場所に針を刺して糸が針の下になるようにして2枚のフェルトにとして下さい。
- 2を繰り返して、フェルトの外周を塗ってゆくと飾り縫いが外周を囲みます。
- 仕上げは、フェルト1枚のみを針で通してフェルトとフェルトの間で玉結びしてください。
こちらも均等に仕上げる事を意識する事が大切です。
巻きかがり縫い
こちらも同じ大きさのフェルトを縫い合わせるときに使いますが、ブランケットステッチと比べて縫い目がシンプルで簡単です。
方法はこちら。
- 玉結びした糸を通した針をフェルトの端に1枚のみに刺します。
- 玉結びを隠すようにもう一枚のフェルトを重ねて、先ほど針を出した場所と同じ場所になるようにもう一枚のフェルトにも針を少し斜めにして通して下さい。
- 糸を引くと真っすぐ縫えているので、あとは、2枚のフェルトがずれないように同じ方向から2の作業を繰り返して外周を縫ってゆきましょう。
- 仕上げは、フェルト1枚のみを針で通してフェルトとフェルトの間で玉結びしてください。
縫い目を同じ長さにする事と、均等に縫う事が重要です。
明日から二乃とおでけけするからフェルトの入れ物作った!衝撃吸収…_φ(・_・
ピッタリサイズにできて満足☺️
集中力が続いててめっちゃ綺麗に手縫できた巻きかがり縫いを見てくれ… pic.twitter.com/GbBs0O7uN7— 宮 (@miya0627ew) July 16, 2022
縦まつり縫い
こちらは違うサイズのフェルト同士を縫い合わせるときに使います。
方法はこちら。
- 玉結びした糸を通した針を小さい方のフェルトの裏から端より少し奥に刺して引き抜きます。
- 玉結びを隠すようにもう一枚のフェルトを重ねて、大きいフェルト先ほどの小さいフェルトの端の部分に針を斜めに刺します。
- 小さいほうのフェルトに再度針を通して2の作業を繰り返します。
- 後はこれを繰り返して外周を縫ってください。
コツは、小さいほうのフェルトの際と縫い目が直角になることです。
そうする事でキレイな縫い目になります。
フェルトマスコットを作るために必要なアイテムとは?
実際にフェルトマスコットを作る時に必要なアイテムはこちらです。
100均などでも手軽に手に入ります。
- フェルト
- 刺繍糸
- 型紙
- チャコペン
- 綿
- 布切りハサミ
- 針
フェルト
フェルト生地は大きさや色を用途に合わせて用意しましょう。
100均の刺繍コーナーには様々なフェルト生地が置いてありますので、まずは安価な100均の生地で練習がオススメです。
刺繍糸
刺繍糸にも太さがあります。
糸の太さは25番というサイズを選んでください。
細すぎる糸を選ぶと縫い目が切れてしまう事があります。
型紙
自分でマスコットの設計をするのはとてもハードルが高いです。
ネットで検索するとフェルトマスコットの型紙を画像でダウンロードできます。
お気に入りのマスコットの型紙をダウンロードして切り出しましょう。
チャコペン
フェルトを型紙に合わせてカットするときや、刺繍のための下書きに使えます。
簡単に消せるので、刺繍後に擦れば線がなくなります。
こちらも100均でも購入できるので、まず試しにどうぞ。
鉛筆タイプやペンタイプなどありますので、自分が使いやすいものを買いましょう。
綿
縫い合わせたフェルトに厚みを付けるためにフェルトマスコットの中に入れます。
刺繍用の綿が売っているのでそれを購入しましょう。
布切りハサミ
こちらも100均の刺繍コーナーで色々な種類が売っています。
小さいタイプでなく、ある程度厚みのあるフェルトもカットできるものを買いましょう。
針
フェルトマスコットを作る時に使う針にはサイズと種類があります。
まず種類は「メリケン針」がいいでしょう。
サイズは用途によって2種類用意するといいです。
- 6~7号:太い針なので厚手のフェルトを縫う時に使いましょう
- 9号:細い針なので薄手のフェルトを縫う時に使うと小回りが利きます。
フェルトの魅力とフェルトで作れる作品とは
フェルトはマスコット以外にも色々な作品を楽しむ事ができます。
オススメはこちら!
- ワッペン
- ガーランド
- 小物入れ
ワッペン
お好みのキャラクターの形に切り抜いたフェルトをワッペンとして縫い付け楽しむ事が出来ます。
キャラの目や口はチャコペンで下書きをしてから刺繍したり、ビーズを縫い付けたりしましょう。
ガーランド
お好みの形に切り抜いたフェルトを紐で吊るすだけでもおしゃれなガーランドになります。
ハロウィンやクリスマスの部屋の飾りつけにオススメです。
小物入れ
フェルトを使って作る小物入れは簡単に作れます。
入れるものによってサイズも自分で調整ができ、フェルト特有の可愛い仕上がりになります。
作り方はこちら!
- 入れるものの高さの2倍+2㎝程度長さと、入れるものの幅の長さ+4㎝程度長さに2辺がなるようにフェルトを四角く切ります。
(例:入れるもの高さ2㎝、幅4㎝の場合:(2×2)+3㎝=7㎝と4㎝+3㎝=7㎝の四角に切る)
- カットした部分以外が重なるように2つ折りにして、重なった部分の外周を上面を残し内側1㎝をランニングステッチで縫い合わせます。
- 裏返すと縫い目が隠れ、上面の残ったフェルトが蓋になります。
- 口の部分はお好みでファスナーを取り付けたりスナップ、紐で蓋をできるようにすれば完成です。