洗濯槽クリーナーに代用できるものとしては下記の2つの洗剤が使えます。
- キッチンハイター(塩素系)
- ワイドハイター(酸素系)
どちらも使えるからと言って2つを混ぜると有毒ガスが発生するので使い方には注意が必要です。ぜひこのブログで掃除方法をマスターしてみてください。
洗濯槽をキレイに保つには正しい掃除方法やポイントがあります。ポイントとしては下記の3つが鉄則となっています。
- 洗濯機を使わない時は蓋を開けておく
- 洗濯槽の中に洗濯物を入れっぱなしにしない
- 洗剤は使用量を守る
これらを守ることでカビの発生が抑えられるのでなるべく守るように心がけてください。
今回の記事では、
- 洗濯槽クリーナーに代用できる2つの洗剤
- 清潔に保つ掃除方法
- 洗濯槽にカビの発生を抑える方法
を詳しく説明していきますので最後まで読んでいただき、洗濯槽をキレイに保ちましょう。
洗濯槽クリーナーに代用できる2つの洗剤とは?
洗濯槽クリーナーの代わりになる洗剤はズバリ「漂白剤」です。
漂白剤には「酸素系」と「塩素系」がありますがこの二つの漂白剤成分のどちらかが含まれていればOK。
それぞれ効果が違いますので特徴から使用する洗剤を選びましょう。
それぞれの有効成分と効果はこちら。
- 塩素系の有効成分と効果
- 酸素系の有効成分と効果
塩素系の有効成分と効果
塩素系漂白剤に含まれる有効成分は「次亜塩素酸ナトリウム」です。
これは消毒として使われるほど殺菌効果が高いもので、その消毒能力はアルコールが効かないノロウイルス等にも有効なほど。
この次亜塩素酸ナトリウムの殺菌力で洗濯槽の奥に発生したカビも殺菌してくれます。
洗濯物が臭う場合や雑菌をリセットしたい時にとても有効だと覚えておきましょう。
酸素系の有効成分と効果
酸素系は「過炭酸ナトリウム」が有効成分です。
水に溶かすと強いアルカリ性になり、「殺菌力」と「汚れの分解力」を持っています。
また、過炭酸ナトリウムは泡立ち効果もあるため、強いアルカリ性と共に泡立ちによって洗浄効果も強力。
洗濯槽の裏にこびり付いたカビの層をはぎ取ってくれるでしょう。
ただし、洗濯機は泡が立ちすぎると故障する事もあるので使用量はしっかりと調整することが大切です。
特にドラム式洗濯機は泡による故障リスクが高いので使用しないようにしましょう。
また、基本的に酸素系漂白剤は長時間漬け置きする事で効果が発揮されます。
ドラム式洗濯機は構造上層全体に洗濯水を漬け置く事が出来ませんので使用したとしても一部分しか洗浄できません。
そういった事から酸素系漂白剤は縦型のみに使用しましょう
ではそれぞれの代表的な商品と使用量をご紹介します。
- 塩素系の代表的な製品と使用量
- 酸素系の代表的な製品と使用量
塩素系の代表的な製品と使用量
塩素系の代表的な製品はズバリ「キッチンハイター」。
台所製品の漂白や除菌に使うキッチンハイターは次亜塩素酸ナトリウムが主成分の漂白剤です。
ドラム式も型も200mlを入れる事で洗浄ができます。
丸ごと1本入れても問題はありませんが200mlである程度の殺菌効果があるので十分です。
多すぎる量を入れた場合は漂白成分がすすぎきれず残る事があり、最悪の場合洗濯物の色落ちの原因になる事も…。
適正量を入れた場合でもすすぎはしっかり行いましょう。
酸素系の代表的な製品と使用量
酸素系の代表的な商品は「ワイドハイター」です。
ワイドハイターには液体と粉末がありますが、洗濯槽洗浄には必ず「粉末」を使ってください。
液体と粉末では主要成分が違います。
有効な成分である過炭酸ナトリウムは粉末状のワイドハイターにのみ含まれているのでご注意を。
ワイドハイターは洗濯槽に貯める水10ℓにつき50gになります。
洗濯槽をカビから守り清潔に保つ掃除方法とは
洗濯槽の清掃の詳しい方法や頻度はこちらです!
- 洗濯槽清掃の頻度
- ドラム式の場合
- 縦型の場合
- その他のお手入れ
洗濯槽清掃の頻度
洗濯槽の清掃頻度は多くのメーカーは1ヶ月に1度程度を推奨しています。
しかし月1回の洗濯槽洗浄はとても大変!
最近は除菌力の強い洗濯洗剤が多いため3カ月~半年に一度でも問題ありません。
ただし、洗濯の頻度や汚れものの多さなどによっても洗浄の頻度は変わります。
ポイントとしては洗濯が生乾きの嫌なニオイがする場合はタイミングが遅いです。
洗濯槽に雑菌が繁殖している可能があるので、その前に洗濯槽洗浄を行うようにしましょう。
ドラム式の場合
ドラム型の洗浄手順はこちら。
- 糸くず等のゴミを取るフィルターがある場合は掃除する。
- 洗濯槽洗浄モードでどの程度の水を1回の洗浄で使うかを確認する。
- バケツなどにお湯で適正量溶かした洗浄剤を洗濯槽に入れる。
- 洗濯槽洗浄モードにして洗浄を行う。
- 洗浄後、フィルターのゴミの洗浄を行う。
ドラム式はほぼ自動で洗浄とすすぎを行ってくれるのでとても楽です。
ポイントは「洗濯槽洗浄モードの洗浄水の量の確認」「ゴミフィルターの清掃」です。
しっかりとゴミを取り除き、排水つまりを予防する。
適正量の洗浄剤を使ってください。
縦型の場合
縦型の洗い方はこちら。
- 洗濯槽の中にある糸くずフィルター自体を取り除く。(詰まり防止)
- 洗濯機の洗浄時の水位を「高」まで給水し、その水量に合った洗浄剤を溶かす。
- 洗濯槽洗浄コースがあればそのコースで回す。なければ10分洗浄する。
- 水を捨てず一時停止して放置する。(放置時間は使用する薬剤の説明書を参照して下さい。)
- 再度洗浄ボタンを押し5分洗浄後、浮いてきた汚れを網などで掬う。汚れが消えるまで「洗浄→網で掬う」を繰り返す。
- 洗濯槽洗浄モードがある場合はそのモードを最後まで行い終了。
洗濯槽洗浄モードが無い場合はすすぎと脱水を行い終了。
こちらの注意ポイントは「適正量の洗浄剤を使う事」「洗浄剤を入れ洗浄した後の一時停止時間」「汚れを残さない事」です。
特に「汚れを残さない事」は最重要。
工程5の作業で浮いてきたカビ等のゴミをしっかりと取り除くことが大切です。
もし残ってしまうとすすぎ、脱水時に再度洗濯槽裏に汚れが回りってしまいます。
その他のお手入れ
洗濯機は大掛かりな洗濯槽洗浄以外にも細かいお手入れをすることで清潔に保てます。
オススメのお手入れはこちら!
- 洗剤投入口の掃除
- 糸くずフィルターの掃除
洗剤投入口の掃除
洗剤投入口は多くの洗濯機の場合取り外す事が出来ます。
洗濯機の洗剤投入口、皆さんはキレイにしてますか?
長く使うと雑菌とカビの温床になりやばいくらい汚れてきます。
可能な限り分解して掃除しました。 pic.twitter.com/vtL4EQnKgZ— イトケン@カニ漁しながらBMW生活 (@SSF10W) April 29, 2022
取り外した投入口は中性洗剤を使って歯ブラシなどの小さなブラシで擦り洗いして下さい。
また、投入口が取り外された穴もカビによるぬめりがついています。
歯ブラシで擦り、キッチンペーパーでしっかりと拭くことでキレイにすることが可能です。
糸くずフィルターの掃除
糸くずフィルターはこまめにゴミを捨てましょう。
ゴミ以外にもフィルター自体にも雑菌は増殖します。
フィルターは漂白剤を薄めたお湯などに浸けておくと除菌されキレイに!
フィルターが取り付けられていた本体部分も忘れずに掃除しましょう!
キッチンペーパーで擦ると水垢が取れるはずです。
洗濯槽にカビの発生を抑える方法とは?
洗濯槽の汚れの原因になるカビですが、実は3つのポイントを知る事で抑える事が出来ます。
ポイントを守り、清潔な環境を維持しましょう!
- 洗濯機を使わない時は蓋を開けておく
- 洗濯槽の中に洗濯物を入れっぱなしにしない
- 洗剤は使用量を守る
洗濯機を使わない時は蓋を開けておく
そもそもカビは湿気が籠る場所が大好きです。
洗濯機は乾燥機付きでない場合は洗濯後に水分が中に残ります。
洗濯機の蓋を開けておくことで洗濯槽の中が乾燥し、カビが生えづらい環境が維持できるので乾燥した場合以外は蓋を開けておきましょう。
洗濯槽の中に洗濯物を入れっぱなしにしない
カビの原因菌は洗濯物に付着しています。
もし洗濯物を洗濯槽に入れっぱなしにしておくと洗濯槽に菌が移ってしまう事に…。
洗濯前の洗濯物は必ず洗濯カゴに入れ、洗濯槽に入れておかないようにしましょう。
洗剤は使用量を守る
多すぎる洗剤や柔軟剤はカビの栄養源になってしまう事も…。
洗濯後の残留した洗剤成分を栄養にカビが増殖する場合もあります。
逆に少なすぎる場合は汚れが落ち切らず洗濯槽に残った汚れがカビの栄養になる事も…。
どちらにしても洗剤や柔軟剤は必ず使用量を守って使いましょう。
洗濯槽をきれいに掃除しても、気を付けてもカビが生えてくる…そんな時は
自力で洗濯槽洗浄をしていてもカビが生えてくるようになると、プロの手を借りる事も検討しましょう。
あまりにもしつこい汚れやカビは専用業者によるクリーニングで一掃できるんです。
洗濯機を買い替えるよりもお手軽に安く済みますので、具体的方法をご紹介します
- 代表的な洗濯機洗浄業者と価格
- 依頼時の注意点
代表的な洗濯機洗浄業者と価格
- ダスキン:14,300円(税込)から
- おそうじ本舗:縦型11,000円(税込)、ドラム式:18,700円(税込)
依頼時の注意点
依頼時には以下のポイントに注意しましょう。
- 正確な見積もり
- 自宅まで来てくれるか?洗濯機を分解できる場所があるか?
- もしもの時の保証はあるか?
正確な見積もり
どのような洗濯機の機種によって作業料金は変動します。
洗濯機の型式を見積もりの際に伝えましょう。
そのうえで見積もりをしてから作業に取りかかるのがベストです。
型式を伝えないと実際に作業をしてもらったらお値段に足がついてしまう事も…。
自宅まで来てくれるか?洗濯機を分解できる場所があるか?
洗濯機の置き場が分解しにくい場所であったり、自宅前に業者の車が止められない等の理由で作業ができない場合があります。
洗濯機の置き場や自宅の場所についても正確に打ち合わせておきましょう。
もしもの時の保証はあるか?
基本的に家電のクリーニングをするときはプロでも故障リスクは0ではありません。
そういったときに保証があるかどうかもチェックポイントです。
あまりに古い洗濯機で諦めがつく場合は別ですが、トラブルになる事もあるのでしっかりと補償内容は確認しておいてください。