大切な愛犬がぬいぐるみの綿や布を食べたときは、まず食べたものと食べた量の確認、いったん様子をみて、それでも犬の様子がおかしいなら病院につれていってあげてください。
誤飲後すぐに苦しそうな症状が出ている場合は窒息する危険性もあるので緊急で病院に連れて行きましょう。一刻を争います。
ワンちゃんの誤飲を防ぐためには日ごろから、危険なおもちゃを近くにおいておかないこと、お散歩や遊んであげるなどしてストレスを溜めないこと、、正しいしつけをしておくことが大事です。
この記事では間違ってぬいぐるみの綿や布を食べてしまった時の対処法や、食べたかどうかを見極めるサインや症状を紹介しています。
少しであれば、通常は便と一緒に出てしまうので大丈夫ですが、あまりに様子がおかしい時は腸閉塞も疑われます、すぐに病院に連れていってあげると安心できますね
今回の記事では、
- 犬がぬいぐるみの綿や布を食べた際の対処法
- 犬がぬいぐるみの綿や布を食べた誤飲時のサインや症状とは
- 犬の誤飲・誤食を防ぐには
を紹介していきますので、ワンちゃんが誤飲したときは落ち着いて慌てず様子を観察しましょう。最後まで読んでいただくと対処法がわかりますので安心してください。
犬がぬいぐるみの綿や布を食べた際の対処法とは
大切なワンちゃんがぬいぐるみの綿や布を食べた際はまずは食べたであろうモノの量をしっかりと調べましょう。
「ぬいぐるみであれば綿がどの程度無くなっているか?」
「布製品であればどのくらいの大きさのモノが何枚無くなったか?」
それらを把握する事が最優先です。
食べた量によって大きく処置方法が次の2つに分かれます。
- 少量しか食べていない時
- 大量に食べたとき
少量しか食べていない時
少量しか食べていない場合、そのままうんちや嘔吐として排泄される事がほとんどです。
犬と一緒寝てたら急に嘔吐してびっくりしちゃった
服か鞄かなんかの布繊維誤飲してた— きょーか@17歳と116ヵ月 (@kyoukaino87) November 12, 2022
もし変な症状が無い場合は数日間排泄物を注意深く観察し排泄されれば一安心でしょう。
数日たっても排泄が確認できなかったり、いつもと違う症状がある場合はすぐに動物病院に連れて行きましょう。
ただし、具体的にどのくらいの量なら大丈夫という事は断定できません。
少量でも心配であれば動物病院に連れて行く方が安心です。
大量に食べたとき
あきらかに大量のぬいぐるみの詰め物や布を飲み込んでいる場合には即動物病院に連れて行きましょう。
その際に次の事を伝えて下さい。
- 食べたモノの素材
- 量
- いつ食べたか?
- 連れて行く飼い犬の年齢や犬種
- 持病の有無
これらを動物病院の方に伝える事で処置が素早く正確に対応する事が出来きます。
X線などで異物が体内のどの部分にあるかを確認し、場合によっては内視鏡での摘出。
最悪の場合切開して取り出す事もあります。
消化管に詰まるリスクが少ないと判断されれば、少量食べた時と同じで排泄されるのを待ち経過観察する事もあるので医師の判断に従いましょう。
犬がぬいぐるみの綿や布を食べた誤飲時のサインや症状とは
ワンちゃんが布やぬいぐるみの綿を誤飲すると最悪の場合、腸閉塞や窒息により死亡してしまう場合もあるので要注意です!
誤飲して異常がある場合には次の症状が出てきますので当てはまる場合は即病院に連れて行ってください。
- 嘔吐しようとするが吐けない
- 頻繁に鳴く
- よだれが大量に出る
- 下痢や便秘になる
- ご飯を食べない
- 足を引きずる(腹痛のサイン)
これらの症状は布や綿が胃や腸に詰まってしまった時に出る症状です。誤飲してしまってから数日してこの症状が出る事があります。
消化管が詰まった場合は自然には治らない場合もあるので要注意!処置をする必要があるのですぐに病院に連れて行ってください。
手術が必要な場合は費用が7万円~20万円程度かかるケースが多いようです。
即手術が必要か?様子を見て排泄されるのを待つかどうかを動物病院の先生が判断して指示してくれるでしょう。
また、最も緊急性があるのは、食道に詰まった場合です。最悪呼吸困難に陥ってしまいます。
誤飲後すぐにすぐに苦しそうな症状が出た場合は窒息する危険性もあるので緊急で病院に連れてゆきましょう。一刻を争います。
犬の誤飲・誤食を防ぐには
ワンちゃんの誤飲はとても危険です。まずは予防対策をすることが大切!
オススメの方法をご紹介します。
- 危険なおもちゃの撤去
- ストレスの緩和
- 危険物は届かない場所に置く
- 正しいしつけ
危険なおもちゃの撤去
人間用のおもちゃはワンちゃんにとって危険な場合もあります。
例えばぬいぐるみ。人間用だと容易に食い破って中身を誤飲するので要注意です!
犬用のぬいぐるみは詰め物がそう簡単に飛び出さないように工夫されています。
おもちゃは犬用のおもちゃか、誤飲しない大きさのおもちゃにしましょう。
ストレスの緩和
ワンちゃんはストレスが溜まりすぎた場合に普段食べないモノを異食してしまう事があります。
普段より問題行動が多くなり誤飲が多くある場合はストレスが溜まっているかもしれません。
その場合はストレスを取り除いてあげる必要があります。
ストレスの原因には次の事が考えられます。
- 運動不足
- 飼い主とのスキンシップ不足
- 環境の変化
- 栄養不足
犬によってストレスの原因は違うので注意深く観察しましょう。
危険物は届かない場所に置く
家の中でワンちゃんを飼っている場合は犬の目線に立ってお片付けをして下さい。
人間の目線よりも犬の目線は床に近いです。そういった場所に犬が誤飲する危険があるものはないでしょうか?
ワンちゃんにとって危険なものは棚の上に置いたりして手が届かないようにしましょう。
また、ゴミ箱も蓋が付いたものにすることで中身をあさられて誤飲してしまうリスクが減るのでおすすめですよ。
正しいしつけ
何かを口に入れる前に飼い主に伺いをたてる「待て」を覚えさせると飼い主の目の前で変なものを食べるリスクは少なくなります。
また、万が一口に異物を加えても合図を与えると離してくれるようにしつけるのも大切です。
普段から口周りに触るトレーニングをして、モノを加えたらおやつなどと取り換えるようにしつけて行くとうまくいきます。
「チョウダイ」などの合図となる言葉を決めて覚えさせましょう。
ただし、いきなりモノを取り上げようとすると噛みつかれる事もあるのでゆっくりとトレーニングしましょう。
まずはワンちゃんにとって安全な環境を整えてストレスのない生活環境を与えてあげて下さい。
そのうえでしっかりとしつけて事故防止をしましょう♪