皆さんは枝豆を冷凍して長持ちさせることができるというのをご存知でしょうか?そこで、枝豆を冷凍する際の方法と、冷凍枝豆をうまく解凍するテクニック、さらには茹で方まで、詳しくご紹介します。
「生の枝豆」と「茹でた後の枝豆」のそれぞれに適した保存方法や、どのくらい保存できるのかという賞味期限の目安についても触れていきますので、ぜひこの機会にお役立ち情報を手に入れてください。
枝豆を冷凍するとどれくらい持つのか
多くの枝豆を購入した際に長持ちさせたいなら、冷凍する方法が良いでしょう。冷凍枝豆には以下のような利点が存在します。
- 貴重な栄養素を逃さずに保存できる
- 期間を置いても保存可能
冷凍することにより、長期間にわたり栄養を保ちつつ保存することができますので、すぐに食べる予定がなければ、新鮮な時点で冷凍にしておくと良いでしょう。しかし、常温や冷蔵にて保管する場合は、保存期間が短いため気をつけましょう。
【常温・冷蔵の場合の保存の目安】
- 常温での保存は、購入したその日限り
- 冷蔵保存だとおおよそ2日間
明日中に食べる予定があるなら冷蔵庫へ、それ以上保管したい場合は冷凍すること推奨します。
生の枝豆を冷凍で保存!ガイドと目安となる賞味期限
生の枝豆を上手に冷凍保存するには、以下の手順に従います。
- 枝豆全体を水でしっかり洗い流しましょう。
- 洗った後にはキッチンペーパーを使って水気を丁寧に取り除きます。
- 枝豆を平らになるように保存袋に入れることがポイントです。
- 袋から余分な空気をしっかりと抜いてから、密封し冷凍庫へ保管します。
この方法で凍らせることで、枝豆は迅速に冷凍できる上、状態も良好に保たれます。生で冷凍保存した枝豆の賞味期限は、だいたい1ヶ月を見込んでください。
ただし、常温や冷蔵での保管よりは長持ちしますが、時間が経つにつれ品質は下降するため、悪くなる前に食べきることを推奨します。
茹でた枝豆の冷凍保存テクニック
茹で上がった枝豆を美味しく保存するためには、「さやつき」もしくは「実だけ」で冷凍する2通りの方法がございます。今回は、その茹でた枝豆をどのように保存するか詳しく解説してまいります。
枝豆の茹で方と冷凍方法
冷凍庫で枝豆を新鮮な状態で長持ちさせたい時の保存法をご紹介します。
- 必要なもの:お湯を沸かす鍋、塩(お湯の4%程度)
- 保存の手順:
- 枝豆を丁寧に水洗いする。
- 料理用のはさみで端っこを少し切り落とす。
- 適量の塩で枝豆を優しくもむ。
- 鍋に水を張り、塩を加え沸騰させる。
- 枝豆を入れて1から2分茹でる。
- ザルに上げて、枝豆の温かさをとる。
- ジップ付きの保存袋に平らに収め、冷凍庫へ。
枝豆を茹でたあとは、せっかくの食感を損なわないよう、水で洗わずに扇風などで冷ますのがコツです。素早く冷ますと風味も保てますが、水で冷やすと味が薄まり、枝豆がしょぼしょぼになってしまうので注意しましょう。
むき身枝豆の冷凍保存法
茹でた枝豆を殻から出してから冷凍保存する手順は次のようになります。
- 【準備する物品】:水を沸かすための鍋、そしてその4%分の塩
- 【保存の手順】
- 枝豆をさやのまま丁寧に洗浄する
- 両端を料理用ハサミでカットする
- 適量の塩で枝豆を塩揉みをする
- 鍋に水を注ぎ残った塩と共に沸騰させる
- 鍋に枝豆を入れ、1~2分間ほど茹でる
- ザルで水を切り、自然に冷ます
- 冷めたらさやから中身を取り出す
- 冷凍用保存袋に平たく入れて冷凍庫で保管する
枝豆を茹でる工程は、さやごと冷凍する際に使うものと同じです。事前にむいておくと、食べる際に便利で、料理の下ごしらえがすばやくできます。
解凍から調理まで: 冷凍枝豆の活用法
枝豆を冷凍保存している場合、美味しさを保つための最善の方法は自然解凍と直接調理の併用です。具体的な手順としては、食べる予定の前日に冷凍枝豆を冷蔵庫へ移しましょう。そうすることで、自然な状態でゆっくりと解凍することができ、風味を損なわずにおいしくいただけます。
もし急いでいる場合は電子レンジを使用して解凍することも可能ですが、こちらは味わいが多少劣る可能性があるので注意が必要です。もし枝豆を料理の中で活用するときは、解凍せずにそのまま使用することができるため、手軽に利用することができて便利です。
冷凍された生枝豆の適切な茹で方
こちらでは、生のまま冷凍保存された枝豆を美味しく茹でる手順をご紹介いたします。
- 十分量のお水に、その水量の4%にあたる塩を加え、沸騰させます。
- そのお湯の中に冷凍された枝豆を投入します。
- お湯が再び沸騰したら、3分から4分間茹でてください。
- 茹であがった枝豆をザルにあげます。
- うちわであおいで冷まします。
冷凍された枝豆はちょうど良い硬さになった段階で火からおろすことがコツです。余熱を活用し、枝豆が自然と柔らくなるのを待ちます。茹で過ぎに注意して、美味しい枝豆の食感を損なわないようにしましょう。