アジサイの下草(グランドカバー)にお勧めなのは、薄雪万年草、タマリュウ、フッキソウ、グラウンドアイビーなどです。
管理もしやすくアジサイの邪魔をせず、アジサイを引き立たせてくれるような下草たちです。
それぞれ一長一短あるのでこの記事で特徴を確認して、どんな植物か把握してから何を下草に植えるのか選択してください。
アジサイに下草を植えるとお庭の雰囲気がグッとよくなりますので、この機会に下草を植えるのを検討してみましょう。
詳しい内容は、
- アジサイの下草にお勧めの植物
- アジサイを取り入れたおしゃれなガーデンデザインのアイデア
- アジサイの種類と特徴、それぞれに合った育て方を紹介
- アジサイの花期と切り戻しのタイミング、上手な管理方法を解説
- アジサイはどんな植物なのか基本情報
といった順序で説明していきます。これからアジサイをお庭に植える方や、今あるアジサイの下草に悩んでいる方はぜひ最後までよんでみてください。
アジサイ(紫陽花)の下草に植えるおすすめの植物は?
花を咲かせる木には、下草を植えておくと庭全体が立体的に見えてとてもおしゃれになりあります。
下草にお勧めな植物はたくさんあるのですが、その中でもアジサイに合った下草は以下の通りです。
- 薄雪万年草
- タマリュウ
- フッキソウ
- グラウンドアイビー
薄雪万年草
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— Irene (@Irene00000002) April 3, 2022
万年草というのは土のある場所を覆いつくしてくれるほど広がるので芝生のようになります。
この薄雪万年草は、夏の初め頃に白くてかなり小さい花をつけるのですがとてもかわいいのでおすすめです。高さもでないので下草としてさりげなくて素敵ですよ。お世話の必要もないのでラクチンです。
タマリュウ
タマリュウはとても日陰に強い下草です。さらに1年を通して常に緑で維持管理が簡単なので人気です。また、他の植物に比べて強くて、病気になりづらいので初心者でも失敗する可能性が低いので経験が浅い方はぜひ使ってみると良いですよ。
フッキソウ
日陰のグランドカバーでは有名でかなり使われているポピュラーな下草なのでどんな花や木でも邪魔しないので良いですね。
特に和風の庭園に合うと評判です。
特徴としてかなり増える事と、直射日光の下だと葉っぱが黄色の変色してしまうので要注意です。
グラウンドアイビー
グラウンドアイビーはグランドカバーでとてもよくみる人気なものですが、斑入り種である斑入りグラウンドアイビーがかわいいと評判です。
実はハーブなので体に良いものとして用いられることもあるんですよ。
注意点としては、日当たりが悪い場合は花付きは悪くなることや、乾燥に弱めなので水切れさせないことなどがあります。
アジサイ(紫陽花)を取り入れたおしゃれなガーデンデザインのアイデアを紹介
アジサイを取り入れたおしゃれなガーデンのデザインは限りなくたくさんありますが、いくつかピックアップして紹介していきます。
リズミカルな植栽デザイン:鉢植えを並べる
庭をすっきりとデザインしたいなら、鉢植えを並べると整ってみえます。
例えば、アジサイの隣に背の高い植物の鉢植え、その隣にテラコッタポットの3連続を1セットとして横並びで3セット並べるなどをするとリズミカルでおしゃれかつ、整ったお庭になります。
アートのように壁画デザイン:壁を花で彩る
フェンスの間から大きな花をのぞかせて様々な色のアジサイを見せるのも素敵です。大きいアジサイを使うと目隠しにも効果的です!
アナベルを使えば、ボーダーガーデンの後方の素敵な背景になりますよね。
白い壁があるならそこにアジサイを植えれば佐治差異の色が引き立ち、まるでキャンバスに描かれたあじさいのようにアートを楽しめます。
花壇の素材にしてゴージャス感の演出:花壇をアジサイでつくる
アジサイを花壇に添えて植えていくことでアジサイでできた花壇になります。
その中に緑の観葉植物や色のある花を咲かせることで華やかでゴージャスなひと空間を演出できます。
バードバスに水を張って演出:アジサイを水に浮かせる
この場合は植えるというより彩るためにつかうのですが、アジサイの花をお庭のバードバスなどに浮かせるのです。
水と相性のよいあじさいは雫なども演出効果になり涼しい雰囲気を醸し出してくれます。
アジサイ(紫陽花)の種類と特徴、それぞれに合った育て方を紹介
アジサイには種類がたくさんあって、ガクアジサイの中でもさもさらに色、形が違う品種もでてきていますので種類はおいつけないほど増加しています。その中でも代表的なアジサイを紹介していきますね。
ヤマアジサイ
ヤマアジサイはポピュラーで日本の様々な場所で自生している野生のアジサイです。葉っぱをはじめ全体的には小柄なサイズ感になっています。
日本で自生するだけあって、日本の土や雰囲気にもあい、さらに寒さにも暑さにも強いので比較的育てやすいアジサイと言われています。
ヤマアジサイは、年間を通して半日陰で、風通しのよい場所を好みます。
直射日光を当てないことがポイントで、どちらかというと耐寒性が弱いため、暖かい場所で冬越しさせることを念頭に置いておいてください。
水やりは株元の地面にやるのが基本です。基本的に朝か夕方の涼しい時間帯に与えるようにして、真夏は昼間にあげないようにしてください。併せて、真冬は気温が上がりきっている日中にやるようにしてください。
アナベル
アジサイアナベル pic.twitter.com/r6ZqANyvqb
— ヒナタ (@agurilove2002) June 2, 2022
アナベルもアジサイの中ではポピュラーですね。
アメリカアジサイという別名がある落葉低木で、30㎝前後の大きな花が咲くとてもきれいなアジサイです。
最初に緑の花がさいてそれが時間の経過とともに白くなっていくのでその変化も楽しめますし、どちらの色も庭の花に合わせやすい色になっているので安心です。
アナベルは基本的に日あたりの良い場所でも半分日陰くらいでもどちらでも育ちます。そして地植え向きなので水はけのよい土壌に植える事をお勧めします。
みずやりは特にしなくてもOKですが、葉っぱが明らかに乾いていると感じたら水やりをするという程度で大丈夫です。
ノリウツギ
別名ピラミッドアジサイとも呼ばれています。
ノリウツギの開花は通常のアジサイより少し遅い7月頃で、花もかなり大きいので庭に植えると存在感は抜群です!
「ライムライト」、「ミナヅキ」などの園芸種があって、品種も増えていますが、そのもののノリウツギは素朴な味わいがある見た目です。
ノリウツギを育てるのには、乾燥が大敵。乾燥に弱いので土が乾いたら水やりをしましょう。そして日光は比較的よく当たっている場所がおすすめです。
アジサイ(紫陽花)の花期と切り戻しのタイミング、上手な管理方法を解説
アジサイは剪定が無くても育つし、花も咲く植物です。
しかし伸ばし続けていくと背が高くなりすぎて花の位置が高くなってしまうことがあるので、適度に選定してあげるときれいなお庭になりますよ。
剪定は基本的には、7月の中旬までには済ませておいて花を取り去る作業をします。アジサイの花が咲き終わったら、花から3節ほど下の脇芽が出ているうえでカットするようにしてください。
もう一度おさらいしようアジサイ(紫陽花)はどんな植物?
アジサイというのは、日本が原産でガクアジサイが原種の落葉低木です。
梅雨時期に咲くのが象徴で、さまざまな色があることで梅雨を彩る代表的な花です。
日本から西洋にわたって西洋でも流行して新しい品種が開発され逆輸入する形の種類も今ではあります。
花言葉は、『乙女の愛』『辛抱強い愛』『移り気』『浮気』というものです。
色によっても花言葉があり、白色は寛容、青色は忍耐強い愛、ピンク色は元気な女性というのを指し示します。
アジサイはもともとピンク色なのですが、根が吸い上げるアルミニウムの量で、同じ場所で育てていても色の濃さが微妙に変わります。