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すだちは種から育てることができる!気を付けることや大事なポイントとは?

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すだちは種から育てることができるので、スーパーなどで売っているすだちから種を採って、土に植えると発芽します。

種を採取する際には、種を傷つけないことと、種についた果肉や果汁をよく洗い流してください。

すだちは水はけのよいpH6.0程度の土を好みます。果実用の培養土に暖効果性固形肥料を混ぜたものがおススメです。元肥は暖効果性固形肥料や牛糞や油かすなどを苗の近くにおいてください。

この記事では、

  • すだちは種から育てることができる!気を付けることや大事なポイントとは?
  • 知っておきたいすだちの害虫と病気の原因と対策とは?
  • 知っておきたいすだちのこと
  • すだちの実がならない・実が勝手に落ちる原因と対策方法とは?

といった内容をまとめてみました。「すだちを種から育てる方法」が気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

すだちは種から育てることができる!気を付けることや大事なポイントとは?

爽やかな香りがあり、色々な料理に使用やそのまま食べる事もできるすだちですが、種から育てる事も出来ます。具体的な育て方や、気を付けるポイントなどをご紹介します。

すだちの種

すだちの種はスーパーに売っているすだちから採る事が出来ます。

種採取の際に気を付ける事

• 種を傷つけない
包丁などで傷つけないようにしましょう。

• 種についた果肉や果汁をよく洗い流す
残ってしまった果肉や果汁はカビや腐敗の原因になります。

種の植え方

• そのまま植える
文字通りそのまま植えます。最も簡単な方法で、手もかかりません。
プランターや、ポットなどに土を入れてそこに埋めましょう。
あまり深く植えず1㎝~2㎝程度の深さで植えるといいでしょう。

• キッチンペーパーの上で発根させる
より発芽率を高くしたいときにおススメです。
キッチンペーパーを湿らせてその上に種を置いて乾かないようにしましょう。
4~5日で根が出てきます。
そうしたらプランターやポットに土を入れて植えましょう。

どちらの方法でも高い確率で発芽します。
発芽は条件にもよりますが約2週間ほどです。細い緑の双葉が出てきます。

発芽後の世話

発芽した芽は少し伸びたら間引きします。1つのポットやプランターにまずは3~4本ほどに間引きしましょう。元気な芽を残してください。

その後、5㎝ほどに成長したらポット栽培の場合は鉢などに植え替えて下さい。
プランターの場合は約50㎝間隔を置いて植え替えて下さい。

幼木は弱いので、用土の乾燥や寒さに気を付けて育てて下さい。
また、強い風も気が折れる原因になります。

用土と肥料

すだちは水はけのよいpH6.0程度の土を好みます。果実用の培養土に暖効果性固形肥料を混ぜたものがおススメです。元肥は暖効果性固形肥料や牛糞や油かすなどを苗の近くにおいてください。

たくさんの肥料を必要とする植物なので、元肥、追肥ともに必ず行うことが大切です。
追肥のタイミングはこちらです。

• 萌芽前
• 開花後
• 果実の成長期
• 果実収穫後

年4回ほど必要になります。

育てる場所

すだちは日当たりが良い場所を好みます。
また、露地植えする場合は水はけのよい場所を選んで下さい。
耐寒性が強いので寒い地域でも屋外で育てられますが、まだ若い苗木は寒さを避けて屋内で育てましょう。

支柱の必要性

苗木の段階では植え替え直後は風によって倒れる事があるので支柱が必要になります。
この時、地上部から40~50㎝を切り戻してください。

剪定のやり方

すだちの栽培では剪定は必ず行ってください。3月が剪定に最も適した時期です。
日の光がしっかり全体に当たるように込み合った枝を落としましょう。

すだちの実のならせ方

すだちは育て始めてから実がなるまでに2~3年かかります。
実をならせるための人工授粉は必要なく、5月くらいに花が咲いてその後実がなります。
葉5枚あたりに1個の実がなっているようにし、収穫は8月下旬からできます。

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知っておきたいすだちの害虫と病気の原因と対策とは?

すだち栽培時に起こりうる病気や害虫についてお知らせします

かいよう病

春頃から発生し、雨が当たると広がります。

症状は褐色の病斑ができ、亀裂を起こしてしまいます。傷から病原菌が感染するので、風が強く当たらないようにしましょう。

また、ミカンハモグリガという蛾がつける傷も原因になるので除虫しましょう。
病斑をみつけたらその部分を切り落とすことも必要です。

そうか病

実、枝、葉にイボの発生や、表面がカサカサになってしまいます。

かいよう病同様に傷がつく原因を避けるとともに、窒素分が多い土で発生しやすいので肥料の成分に窒素分が多すぎないか確認してください。

病斑は広がるので、切り落としてください。

黒点病

黒点が発生して広がります。

枯れ枝から病原菌が発生するので、黒点がある場合は枯れ枝をすべて切り取ってください。

カイガラムシ

樹液を吸い、枯れる原因になる虫です。
集団で枝や葉についていますので、ブラシでこすり落とすか専用の殺虫剤を使いましょう。

アブラムシ

新芽が伸びる時期に葉の裏に現れます。
殺虫剤、水で吹き飛ばす、つぶすなどで除去できます。

ミカンハモグリガ

葉を食べて、這ったような模様が残ってしまいます。
この傷から病気になってしまうこともある厄介な柑橘類だけに寄生する害虫です。
薬剤による殺虫が効果的です。

アゲハチョウの幼虫

葉を根こそぎ食べてしまいます。
大きな幼虫なので見つけやすいです。見つけたら除去しましょう。

また、葉の裏に卵を産むので卵があるかも確認してください。

知っておきたいすだちのこと

すだちとカボスは似ていますがすだちの特徴はその実の小ささです。

• カボスの実:テニスボールくらいの大きさ
• すだちの実:ゴルフボールくらいの大きさ

名前の由来

その果汁を食酢代わりに使用したことから「酢橘(すだちばな)」に由来してすだちになったと言われています。独特の酸味と香りがとても良く、料理に合います。

栄養素

すだちに多く含まれる栄養素は下記の4つです

クエン酸

疲労回復に効果があります。

スダチチン

すだち特有の栄養素で果実に含まれています。
アルツハイマーや糖尿病などにも効果が期待されています。

ビタミンA

免疫力UPや美肌効果が期待できる栄養素です。

リモネン

リラックスや食欲増進効果があります。

おススメな料理

様々な栄養素があり、いい香りと酸味が特徴のすだちですが、私個人のオススメはシンプルに「サンマ」です。
焼いたサンマにすだちを絞り食べると何とも言えずおいしいです。
他にも色々な料理があり、料理サイトなどに無数に掲載されています。

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すだちの実がならない・実が勝手に落ちる原因と対策方法とは?

すだちの実が実らない原因として考えられる事は実でなく木の成長に栄養が持っていかれている可能性が高いです。

対策

• 上に伸びる枝を横方向に誘引する事で木の伸びる方向への成長を妨げる。
• 窒素分が多い肥料を控える。

また、せっかくなった実が落ちてしまう事で病気を疑う事もあります。しかし、柑橘類の実は自然に落下するので問題ありません。

食べごろの実を採って食卓を彩ってください。

最後にすだちの実の保存方法を紹介します。すだちは「常温」「冷蔵」「冷凍」どれでも保存できます。それぞれの保存期間の目安は以下の通りです。

• 常温:10日程度。気温が高すぎると傷むので注意が必要
• 冷蔵:20日程度。保存は野菜室がおススメ
• 冷凍:6~8か月。長期保存できるが、都度解凍が必要です。

お住いの環境やすだちを使用する頻度や期間などに合わせて保存方法を使い分けてください。

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