みかんの木の寿命はなんと長くて100年以上の寿命があるのです。
しかし年数がたってくると幹や枝が弱くなってくるのは確かなので、平均的に見るとだいたい40年前後が寿命と言われています。
5年目くらいから次第に実をつけますが、甘くておいしい実をつけるのは15年ほどたってから、1本の木から収穫できるミカンは良くできると70kgほどと言われています
この記事では、
- みかんの木の寿命はどれくらい?弱ったサインは?
- 長生きさせる為の上手に育てる方法とは?
- 知っておきたいみかんの木のこと
といった内容をまとめてみました。みかんの木の寿命について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
みかんの木の寿命はどれくらい?弱ったサインは?
みかんの木ってすごく長い寿命のイメージがありますが、実際の寿命はどれくらいなのか?また、弱ってきた時のサインはどのようなさいんがあらわれるかを調査してみました
みかんの木の寿命
なんとみかんの木は長くて100年以上の寿命があるのです。
長そうだとは思いましたが、100年はすごいですよね。
しかし年数がたってくると幹や枝が弱くなってくるのは確かなので、平均的にいけばだいたい40年前後が寿命なのです。
実がきちんと収穫できるのが、40年前後ということですね。
みかんの木が弱ってきたサイン
・実がならなくなってきた
・葉っぱの変色が起こる
・枝が折れる
上記の変化がみられると弱ってきたサインですので、肥料の見直しや、寿命が近いのではないかと感じる場合は挿し木などで増やすことをお勧めします。
それではなるべく長生きさせるために上手に育てる方法を見ていきましょう。
長生きさせる為の上手に育てる方法とは?
みかんの木は、長くて100年であれば、できるだけ長生きさせたいですよね。
なるべく長生きさせるための上手な育成方法を紹介していきますね。
みかんの木が育つ適温
地植えのミカン栽培に適しているのは、年平均温度が15℃以上ある温暖な地域です。零下5度を下回るような環境では育ちません。
霜に当たると株が弱って枯れてしまうので、地植えにするなら関東以南の地域が適しています。
みかんの木の成長過程
1年目:接ぎ木
2年~3年目:定植
3年目:果実が付き始める
5年目:果実の収穫が可能になる
接ぎ木から順調に成長していくと5年ほどで収穫を楽しむことができます。
みかんの木の育成ポイントを紹介していきますね。
みかんの木は、基本的に水はけが良い土壌であること、日当たりが良いこと、風が強く当たらないところが環境として必要です。
みかんの土壌
水はけのよい土壌が必須です。
鉢植えの場合は、市販の野菜や果樹、野菜用などの培養土でOKです。赤玉土と腐葉土7対3で混ぜた土を使って植えます。
地植えの場合は、土5:腐葉土3:赤玉土2を混ぜ合わせた土にします。
そして元肥を入れてください。
みかんの水やり
植え付けた直後は、毎日水やりをしましょう。多めでOKです。
しばらくしたら、土が乾いて白い色が見えた時にたっぷり水をあげるスタンスでOKです。
日照りがや乾燥が続く日数があれば、水やりを都度することにしましょう。
みかんの植え付け
時期:3~4月
ちなみに早く実がなって欲しい時には、最初の段階は鉢で栽培して、実るころに庭などに植え替えすると良いですよ。
地植え
① 深さ50cmの植え穴を掘る
② 腐葉土と赤玉土を混ぜあわせたものか、野菜果樹用培養土で、元肥を加えたらよく耕しておく
③ 根を広げて用土をかけていく
④ 水を与えて土を根となじませる
⑤ 支え木をする
鉢植え
① 苗より大きな鉢を用意して、底にネットを敷き、底石を入れる
② 野菜果樹用培養土を半分くらいまで入れる。
③ 鉢の中心にミカンの苗を置く
④ 根と土を馴染ませて植え付ける
⑤たっぷり水を与える
みかんの日照
日照がかなり重要です。
年間を通して日を当てる事が重要になります。
みかんの肥料
みかんは1年を通して葉が付いていますので、養分が必要になってくるので肥料は定期的に必要です。
元肥、追肥を6月と10月に与えるようにします。
肥料の種類は、有機質肥料がおすすめです。
みかんの剪定
みかんの木は定期的な剪定が必要です。
時期:3月
基本的に込み合った枝や葉っぱを整理する感じでOKです。
風通しが良くなるようにしてあげてください。
みかんの収穫
5年くらいの期間で、実がなります。
収穫時期は、10月前後が良い時期です。
みかんの木で注意する害虫
ハダニ
症状:葉裏に寄生する。吸われた部分は葉の葉緑素がなくなり、白いカスリ状の斑点となる
エカキムシ
症状:葉の中に小さな虫がもぐり、白っぽく絵を描くように食害しながら移動する。
カイガラムシ
症状:すす病やこうやく病を誘発。
ハマキムシ
症状:葉や芽などを食害
これらの害虫に対する対策は、基本的に殺虫剤などの薬剤対処になります。
みかんの木で注意する病気
1本のみかんの木を植えて数年経ちました。ケモノや害虫駆除、追肥しながら今年ようやく数個が実り、味わって食べました。…と、さも自分が育てたように書きましたが実は全部母が育てました。私はみかんの木がある事すら今日まで知りませんでした。 pic.twitter.com/0FyF4Bqqw8
— 高瀬花園 (@takase_farm) November 18, 2015
カイヨウ病
症状:実や葉、枝に、褐色でコルク状の病斑ができます。
対策予防:新葉の頃に、殺菌剤を散布して菌の侵入を予防しておくことが大事です。
対処:薬剤散布
黒点病
症状: 果実、葉っぱに細かい黒い斑点ができます。
対処: 古い枝を剪定して、落としておくことなく取り除くことです。
予防法はないので、適宜対処することを心がけましょう。
知っておきたいみかんの木のこと
みかんの木のことをもう少し知ってみましょう。
みかんは、前年の秋あたりまで実を付けるのです。
そしてその間に次の年の実を付けるための花芽の形成が行われるのです。
年またぎで実を付けていくため、前の年に実がなりすぎると次の年の分の養分が不足することになって、実が付かなかくなるので循環が大事なのです。
これが悪循環になることが隔年結果といいます。
この隔年結果を防止するには、剪定や摘蕾、摘果をしっかり行うことがポイントです。
年を越して実をつけておかないことも大事なポイントです。