キレイな花を咲かせるハイビスカスの寿命は、基本的に鉢植えの寿命が約5~7年程度、地植えだと約10年程度になっています。
少しでも寿命を延ばす育て方としては花に負担をかけないことが重要です。
具体的にポイントを置く点としては以下の5つがあります。
- 地植えにする
- 植え替え
- 剪定
- 肥料
- 病害虫の予防
上記5つの詳細は記事の中に記載がありますのでご覧ください。
ハイビスカスは育て方で短命にもなるし寿命を延ばすこともできます。
今回の記事ではハイビスカスの寿命、寿命を延ばす方法、ハイビスカスの特徴などを紹介していきます。
これからハイビスカスを育てようと思っている方は、この記事を読んでいただくとハイビスカスのことを良く知ることができますよ!
ハイビスカスの寿命は何年ぐらい? ハイビスカスが枯れてしまう原因等も紹介
ハイビスカス寿命は鉢植えと地植えによって違います。
基本的に鉢植えの寿命が約5~7年程度、地植えだと約10年程度になります。
もちろん世話の仕方によってはこれ以上延命させることもできます。
庭のハイビスカスに揚羽蝶
ハイビスカスって寿命5〜10年らしいけど、この木は結婚の翌年に買ったやつだからもう25年。
元気すぎる。#いつき組園芸部 pic.twitter.com/wrAt1tHAvA— 池之端モルト (@Ch1aIl) June 5, 2022
しかし、基本的にハイビスカスは植物の中でも寿命が短いということを覚えておきましょう。
ハイビスカスが寿命を迎える前後に出る症状は2つです。まず、樹勢が落ちてだんだんと花が咲かなくなります。そして、最終的に水を与えても給水しなくなり枯れてしまうようになります。
寿命を迎える前に樹勢が落ちてきた株は挿し木をすることで新たに更新する事ができます。
挿し木の方法
まず時期は4月から7月上旬を選びましょう。
暑すぎる時期に行うと水切れで枯れるリスクが高いです。
① 前日にたっぷり水をやる
② 枝を約10㎝の長さに切る。
③ 枝についた葉を2枚残して落と、いらない分岐した枝も切る
④ 鉢やポットに赤玉土を入れて水を入れる
⑤ 枝を刺し、水を切らさないようにして管理する
約1~2か月ほどして発芽するまでは水を切らさないように管理して安定したら鉢や地面に植えましょう。
少しでも長くハイビスカスの寿命を延ばす上手な育て方
ハイビスカスを延命させるためにはハイビスカスに負担がかからない育て方をするに限ります。
具体的方法をご紹介します。
- 地植えにする
- 植え替え
- 剪定
- 肥料
- 病害虫の予防
地植えにする
ハイビスカスは鉢植えにすると根の生育が制限されて負担がかかるため長生きしません。
地植えにすることで約4年は寿命が延びます。
場所に余裕があれば地植えにすることで長く楽しむ事が出来ます。
植え替え
もし鉢植えにせざるおえない場合は適切な頻度で鉢を植え替えてあげる事で元気に育ちます。
ハイビスカスはとても根詰まりを起こしやすいので毎年鉢を大きめのサイズに植え替えて下さい。
時期は5月から6月が適しています。
植え替えた時は元肥入りの土を使うか、そうでない場合は土に肥料を混ぜてあげると良いでしょう。
剪定
適切な剪定で、ハイビスカスに隙間が出来て風通しが良くなります。
また、冬越し前に剪定を行う事で冬のダメージを少なくでき、翌年に元気に花を咲かせる効果もあります。
毎年適切な剪定を行う事が重要です。
時期は花が咲き終わった10月や11月がオススメです。
ハイビスカスを1/2か1/3くらいの高さまで切り戻し、込み入った枝を落とします。
脇芽のすぐ上を切る事で翌年またその部分から枝が生えてきます。
新しい枝の更新のためにも剪定は重要です。
肥料
健康で強い個体を育てるためにも肥料は重要になります。
ハイビスカスはとても多くの肥料を必要とします。
生育期の5月から10月頃までは週1回程度液肥を与えるか、2か月に1回程度の固形肥料を置き肥しましょう。
冬の時期は肥料を与えないでいいです。
病害虫にも強い個体に育てるために肥料は重要です。
また、肥料を適切に与えていると花のつきもとてもよくなります。
病害虫の予防
病害虫にやられるとハイビスカスは弱ってしまい、最悪の場合枯れてしまいます。
そのため、予防が大切です。
木を風通しや日当たりの良い場所に置くことや剪定である程度の病害虫は防ぐ事はできます。
それでも病気や害虫が付く場合があるので、そうした場合には適切な農薬などで対処しましょう。
代表的な害虫は「アブラムシ」「ハダニ」病気はほとんどかかりませんが稀に「うどんこ病」にかかります。
それらの症状が出た場合にはそれに対応した農薬をホームセンターなどで買い、適量を与えて様子を見て下さい。
知っておきたいハイビスカスのこと
ハイビスカスについての情報をいくつかご紹介します
- ハイビスカスとは?
- ハイビスカスの種類
- 花言葉
ハイビスカスとは?
ハイビスカスはハワイアン諸島、モーリシャス島原産のアオイ科の植物です。
花の開花時期や色はとても幅広く、多彩な種類を楽しむ事が出来ます。
鉢植えの場合は約30㎝程度まで育ち、地植えの場合は3mほどまで育つこともある植物です
原産地が温かい場所の植物なので基本的に寒さに弱く、寒くなる地域では防寒対策が必要になります。
ハイビスカスの種類
なんと、世界には園芸品種としてのハイビスカスが約10000品種以上あります。
ほぼ無数に存在しますね。
おおまかにハイビスカスは3系統に分類されます。
ハワイアン系
花が大きくきれいでバリエーションも豊富ですが、株自体は弱い傾向。
30℃以上の気温では花がほとんど咲かなくなります。
在来系
株が丈夫なものが多いが、ハワイアン系に比べて花が小ぶりでバリエーションも少ない。
コーラル系
花が小さく、株の高さが高くなる。寒さには弱い傾向があります。
代表的な園芸種はこちらです。
ペインテッド・レディ
在来系。
比較的暑くても花が咲きやすい種です。
沖縄で街路樹として良く植えられています。
マドンナ
ハワイアン系。
「ヒノマル」の名前で流通しています。
花が白に中心部が赤色をしていることからこの名前が付いています。
スノー・フレーク
コーラル系。
葉に白いまだらが入る事からこの名前が付いています。
赤い小さめの花が咲きます。
花言葉
ハイビスカスの花言葉は「繊細な美」「新しい恋」「信頼」です。
また色によってハイビスカスの花言葉が色々ありますのでご紹介します。
- 白:「艶美」
- 赤:「勇敢」
- ピンク:「華やか」
- 黄色:「輝き」
基本的にポジティブな花言葉ばかりのハイビスカスなのでぜひプレゼントにも使ってみて下さい