ハナミズキの上手な育て方と枯れる原因は下記の通り。
上手な育て方
植える地域は四国以北が良いでしょう。植える場所は日当たりと水はけがいい場所を選びましょう。植え付けは、寒冷地では4~5月。その他の地域では2~3月に行ってください。地植えの場合は根付いてからは特に水やりは必要ありません。冬季に元肥を行いましょう。
枯れる原因
枯れる原因としては下記の3つが主な原因です。
• 水やりの失敗
• 土壌の水はけ
• 病害虫
それぞれ詳しく紹介していますのでチェックしてみてください。
この記事では、
- ハナミズキ上手な育て方とは?
- 枯れる原因と対策方法とは?
- 知っておきたいハナミズキのこと
といった内容をまとめてみました。ハナミズキ上手な育て方について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
ハナミズキ上手な育て方とは?
ハナミズキの木を上手に育てるポイントをご紹介します。
• 育てるのに適した場所
• 植え付け
• 用土
• 水やり
• 肥料
• 剪定方法
育てるのに適した場所
ハナミズキは日本全土で育てられますがある程度寒さが無いと、冬季の休眠が不十分になり生育が悪くなることがあります。
そのため、植える地域は四国以北が良いでしょう。
植える場所は日当たりと水はけがいい場所を選びましょう。
半日かげでも育ちますが生育が悪くなります。また、水はけが悪い場所では最悪枯れてしまう場合もあります。
植え付け
寒冷地では4~5月。その他の地域では2~3月に行ってください。
地植えする場合は鉢より少し大きめに地面を掘り、底に腐葉土と暖効性の化学肥料を適量入れて、土と混ぜます。
その上に苗木の根を土ごと置き、隙間に土を8割ほど入れて棒でつついて土を満遍なくいきわたらせます。その後土をかぶせ、水をやり、支柱を立ててあげて下さい。
用土
水はけが良い土壌にすることが大切です。
ほとんどの場合地植えですので、もし水はけが悪い場合は砂利、赤玉土などを入れて水はけを改善してください。
養分不足の場合は腐葉土や堆肥を入れるのがいいでしょう。
水やり
地植えの場合は根付いてからは特に水やりは必要ありません。
ただし、夏場に雨が降らない日が続く場合は水をあげると元気になります。
鉢植えの場合は、用土が乾燥したら適宜水やりを行ってください。
肥料
冬季に元肥を行いましょう。
横に伸びている枝の真下に20㎝程度の穴を掘り、堆肥と有機肥料を適量施して下さい。
剪定方法
基本的に放置していてもかまいません。
間隔が狭い枝や絡み枝や土から生えてきた枝は根元から切り落としましょう。
また、枯れている枝も切り落としましょう。
冬に1回、花が終わった後に1回程度行うと樹形がキレイに整います。
もし、庭のサイズに合わせて小さくしたい場合はサイズに合わせて主幹の先を切り落としてください。
枯れる原因と対策方法とは?
ハナミズキが枯れてしまう原因ですが3つあります。
それぞれをご紹介しますね!
• 水やりの失敗
• 土壌の水はけ
• 病害虫
水やりの失敗
ハナミズキは水をあげるタイミングや量を間違える事で枯れてしまう事があります。
特に水の与えすぎは要注意です。
地植えや鉢植えに関わらず、常に地面が濡れた状態にあると根腐れを起こしやすいです。
また、鉢植えの場合は地植えよりも乾燥に弱いため、あまりにも水やりを忘れてしまうと枯れてしまいます。
葉がしおれる前に水やりをするようにしましょう。
地植えの場合は根付いたら基本的に水やりは必要なく、夏場に乾燥が続くようなら葉がしおれる前に水やりをしてあげて下さい。
土壌の水はけ
水の与えすぎと同じ原理で、土壌自体の水はけが悪いと枯れる原因になります。
水はけが悪い土壌に植える場合はしっかり土壌改良してから植えましょう。
病害虫
ハナミズキが罹りやすい病害虫はこちらです。
それぞれ、枯れてしまう事もあるので、症状と対処法を押さえておきましょう。
• うどんこ病
• コウモリガ
• アメリカシロヒトリ
うどんこ病
新芽や葉の表面に白い粉をまぶした様になり、弱ってきます。
対処法は冬季に、殺菌剤を一度撒き病原菌をリセットすることが有効です。
コウモリガ
4~7月に幼虫が食害します。幹や茎の中に幼虫が入り込みトンネル状に食い荒らしてしまいます。幼虫の通り道が見てわかるので見つけたら対処しましょう。
殺虫剤を幼虫のいる穴に投入する事で殺虫できます。
この虫は雑草の中に住んでいるので、予防のためにハナミズキ周辺の除草をすることが有効です。
アメリカシロヒトリ
成虫は白い蛾で、幼虫が葉っぱを集団で食い荒らします。
一度発生すると大量発生し、周辺の他の様々な木に広がるので早期対処と予防が大切です。
3月ごろに予防のため殺虫剤をかける。また、幼虫を見つけたら1週おきに2~3回殺虫剤を散布してください。
知っておきたいハナミズキのこと
ハナミズキの特徴をご紹介します。
• 特徴
• 花言葉
• 種類
• ハナミズキとヤマボウシの見分け方
• 実を食べられる?
特徴
4~5月に花を楽しむことができる落葉樹です。木は最大10m程度に大きくなります。
寿命も長い木で80年ほどになります。
花と思っている部分は実は葉が変色したもので、本当の花は変色した葉のさらに中央にあります。
<ハナミズキの「花」は花じゃなかった?>
4月から5月へと向かう新緑の季節に、みずみずしい花を咲かせる樹木がハナミズキです。しかし、私たちが「花」だと思っているものは、実は花ではないのです。これから見頃を迎えるハナミズキの秘密を、詳しく伺いました。https://t.co/EfABcaFpVL pic.twitter.com/B61YpyCNBH— ウェザーニュース (@wni_jp) April 12, 2022
花言葉
「華やかな恋」「私の思いを受けて下さい」「返礼」「永続性」
種類
ピンクの花を咲かす「紅花系」と白い花を咲かす「白花系」があります。
無数の種類があるのですが、一部紹介いたします。
紅花系
• チェロキー・チーフ
最も代表的な品種で、よく街路樹に使われています。
• レッド・ジャイアント
濃い赤い花が特徴の日本で生まれた品種です。秋には紅葉も楽しめるため1年を通して楽しめます。
白花系
• クラウド・ナイン
大輪の花が特徴です。白花系の中では代表的な品種です。
成長とともに横に広がる特徴があります。
• ピグミー
わずか10㎝の樹高でも花をつける品種です。
成長しても2~3m程度で小さくハナミズキを楽しみたい方におススメの品種です。
ハナミズキとヤマボウシの見分け方
ハナミズキとそっくりな植物でヤマボウシがあります。
両方とも葉が色づいて花のように見える植物ですが花の形に特徴があります。
ハナミズキ:花の形が丸みをおびていて、桜のように先が窪んでいる
ヤマボウシ:花の形が尖り気味の形をしている
このお花はハナミズキと言うんですね。
ヤマボウシととても似ていたので時期が終わったはずなのでアレ?と思って調べて見ました。ヤマボウシ=花の先端が尖ってる 日本原産
ハナミズキ=花の先端が窪んでる アメリカ外来種なるほど#白ツツジ もこれからバーッと開く時期みたいです pic.twitter.com/5Vk187MKm5
— りた (@rita077) April 16, 2022
好みの形の植物を育ててみると良いでしょう。
実を食べられる?
ハナミズキの実はいかにも食べられそうですが食べる事はできません。
実際に食べた人の話では苦くて食べられたものではないそうです。