エアコンの結露防止テープは、吹き出し口のルーバー(風向きを調整する羽)の長さに合わせてカットして貼ります。
その他の結露対策として、結露した部位別の対策方法、使用上での対策方法があますので紹介ますね
この記事では、
- エアコン結露防止テープの貼り方とは?
- エアコンが結露したまま放置するとどうなるのか?
- エアコンが結露する原因と対策方法とは?
- エアコンの結露を防止するオススメグッズ
といった内容をまとめてみました。「エアコンの結露防止テープの貼り方」が気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
エアコン結露防止テープの貼り方とは?
結露防止テープの使い方はとても簡単!
吹き出し口のルーバー(風向きを調整する羽)の長さに合わせてカットして貼るだけです!幅が3cmほどのテープを選ぶのがおすすめです。
貼る前にルーバーを綺麗に掃除しておくと剝がれにくくなりますよ!
「それだけで解消するの?」とあなたは不安に思ってしまうかもしれませんね。
結露防止テープは種類が豊富なので、厚さが5mmほどのものを選べばコップ2/3杯ほどの水分量くらいはしっかり吸収してしまう商品もあるので大丈夫です!
おすすめの結露防止テープを紹介!
ニトムズ 強力結露吸水テープ
「吸水量」が明確にされているので安心できる一品。
1mあたり約130gの水分を吸収するとのことで、エアコンの結露対策には十分そうですね!
無地ですが、4種類のカラーが選べます。
アサヒペン 結露の吸水テープ
吸水量の具体的な表記はありませんでしたが、厚みが4mmもありしっかりとした吸水が期待できます。
水玉や花柄など4種類のデザインから選べます。
100均の結露防止シート
ダイソーやセリアなど様々な100均のお店からも結露防止シートは販売されています。
薄手の商品ですがちょっとした結露に対しての水垂れ防止には十分使えそうですね。
幅が合わないときはカットして使えば問題なしです。
何よりも種類が多いので、デザインにこだわりたい時にはオススメ!
エアコンが結露したまま放置するとどうなるのか?
エアコン内には結露した水を溜めておく「ドレンパン」という受け皿があります。その受け皿からドレンホースに水が流されることで、エアコン内で水が溢れるのを防ぐ工夫されています。
しかし、結露を放置するとドレンパンからホースへの排出が追い付かなくなり最悪、水漏れを起こしてしまいます。
結露ができるのはエアコン内だけじゃない!
エアコンの空気を運ぶ「ダクト」という管が室内の壁の中を通り、「室外機」へと繋がっています。エアコン内に結露があると、その「ダクト」と「室外機」も結露する可能性が高く、エアコンの性能低下や故障を招くこともあります…!?
エアコンが結露する原因と対策方法とは?
様々な原因による結露の対策方法をご紹介します。
結露の仕組み
水分を多く含んだ空気が冷風によって冷やされることで結露が生じます。
暖かい空気はたくさんの水分を含むことができ、冷たい空気はあまり水分を含めないという特徴があるためです。
梅雨時期などは特に結露が強く感じますよね。
結露した部位別の対策方法
空気の通る部位はすべて結露してしまう可能性が高いので、結露が生じた部位ごとに対策を取る必要があります。
「ルーバー」の結露対策
結露防止テープも水垂れの対策には効果的ですが、残念ながら根本的な解決にはなりません。
ルーバーの結露の多くは、フィルターの汚れが原因。
どのエアコンもフィルターは簡単に取り外して自分で掃除することが出来るのでチャレンジしてみましょう!
手順は簡単です。
フィルターの表面は掃除機で吸い出して裏面は水洗いしましょう。
フィルターの表面には埃がたまりやすいので、仕上げに柔らかい歯ブラシでフィルターを傷つけないように埃をしっかり取り除くといいですね。
フィルターの油汚れには重曹水がおすすめです。水100ccに重曹小さじ1杯を混ぜるだけで簡単に作ることができます。
重曹水を霧吹きのボトルに入れてフィルターの裏面に吹きかけましょう。
吹きかけた後は、歯ブラシで汚れを擦り取りましょう。
最後にお湯で洗い流せば綺麗に汚れが取れますよ!
あとはしっかり乾燥させて完了です。
「ペアコイル(冷媒管)」の結露対策
エアコンの空気の吸排気に利用されている銅管の入ったホースの事です。
銅管内に結露が起きると吸気・排気に悪影響を及ぼしお部屋が冷えにくくなります。
ホースに断熱シートを巻くことでホース内の結露を防止することが出来ます。
「ドレンホース」の詰まりによる結露
ドレンホース内に汚れが溜まったりすることで、ドレンパンからの排水がうまく行えずにエアコン内部の結露が酷くなってしまうことがあります。
ドレンクリーナーという道具を使えば解消することが出来ます。
予防としてドレンホースの出口に100均で売っているドレンキャップをつけておくとトラブルが少なく済みますよ!
「エアコン内部部品」の劣化による結露
エアコン内部ではフィルター以外の熱交換器やドレンパンなどの部品汚れが原因で結露を生じることもあります。
熱交換器などの部位については基本的にクリーニング業者に依頼することをおすすめします。
完全に洗浄するのにはエアコンを分解する必要があるので、故障のリスクが非常に高く、修理代が非常に高くつく場合があるためです。
私も先日、クリーニング業者に清掃依頼をしてみました。
見えない部分が想像より汚れており、プロに任せて正解だったと実感しました。
使用上での対策方法
日常ではポイントを押さえてエアコンを使用することで結露を防ぎ、メンテナンスの頻度を下げることができますよ。
設定温度を下げすぎない
室温と冷風の温度差で結露が生じることから、エアコンの設定温度を下げすぎるのはNG。26度程度で稼働させるのが安心ですね。
適切な風量に設定する
設定温度は低いのに風量が弱いと、かなり冷えた冷風が出てきます。
そうすると吹き出し口のルーバーが過度に冷えてしまい結露に繋がります。
室温を下げたい場合は、最初に風量を強く設定し、好みの室温まで下がったら風量を抑えるように心がけましょうね。
使用後は送風運転
冷房機能を使うと、エアコン内は少なからず結露しています。
お出かけ前や就寝時など、エアコンの電源を切る前にはエアコン内を乾燥させるために1時間ほど送風運転をしましょう。
これによりカビや汚れの発生も防ぐことが出来るので、小さいお子さんがいる方も安心してエアコンを使用することが出来ますね。
エアコンの結露を防止するオススメグッズ
結露防止に役立つグッズを紹介します。
INABA DENKO 断熱粘着テープ
ペアコイルなどの配管に巻く断熱テープです。
断熱材ならなんでもいいのでは?と思うかもしれませんが、ホースの曲がりが多いのでテープ材をオススメしています。
INABA DENKO 防虫ドレンキャップ
ドレンキャップは100均でも売っているのですが、品質が心配でしたらこちらをオススメします。