ウィローモスの活着までの期間は、おおよそ２週間から１ヶ月程度が目安となります。
活着には光も必要、うっすらと敷くことで満遍なく光が届くようになります。光が届かないと枯れてしまいますので注意が必要です。
増やす方法は、水槽やペットボトルに入れておくだけでも増えていきますが、より健康に育てるためにも適切な管理を行うことがベストと言えます。詳しく説明しているのでチェックしてみてください。
この記事では、
- ウィローモスの活着期間とその方法とは？
- ウィローモスのストック方法は水槽やペットボトルに入れるだけで大丈夫？
- ウィローモスを上手に増やすポイント！水槽やペットボトルに入れるだけで増える！
- 知っておきたいウィローモスのこと
- ウィローモスを上手に育てる方法とは？
- ウィローモスが枯れる原因と対策方法とは？
といった内容をまとめてみました。ウィローモスの活着期間とその方法について気になっている方には参考になるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
ウィローモスの活着期間とその方法とは？
ウィローモスの活着までの期間は、おおよそ２週間から１ヶ月程度が目安となります。
流木や岩などに活着させ、水槽のレイアウトを引き立てるウィローモス。
ウィローモスの活着方法はまず活着させるものを探します。一般的には流木や石などで、適当なものを見つけたら次は糸を用意します。
この糸は釣り糸や木綿糸を使用することが多いです。特に木綿糸は１ヶ月ほどで水に溶けるので後で取り除く手間は省けるというメリットがあります。
しかし十分活着し切る前に溶けてしまうこともあるので、初心者は釣り糸がおすすめかもしれません。
ウィローモスに加えこれら活着させるための材料を揃えたら、水を張ったバケツと網を用意します。
網はさほど大きなものは必要ありません。ウィローモスの水を切ることができれば良いです。
ウィローモスを１cm程度にハサミで切り落とし、先ほど準備した網に入れてバケツの水につけます。湿気を与えることで活着を行いやすくする効果があります。
そして流木や石に敷いていきますが、この際に流木や石の表面がうっすらと見える程度に敷いていきましょう。
活着には光も必要、うっすらと敷くことで満遍なく光が届くようになります。光が届かないと枯れてしまいますので注意が必要です。
ウィローモスは、流木や石に1cm位に切り、木綿糸で巻いて活着(着生)させるとよい（条件によるが約1ヶ月で活着する、木綿糸はそのうち溶けてなくなる）が・・・しかし、伸びてきてもそのままにしておくと、下の方の光が当たらない部分が枯れて、浮いてくるので時々手入れが必要。
— aquarium (@aquarium879) May 9, 2022
敷いたのちは糸を５mm程度の間隔で巻き付けていき、はみ出たモスは軽く切り落とします。その後はバケツで軽く濯ぎ付きの弱いモスを落とした上で、水槽内に置きましょう。
できる限り光がよく当たる場所に置くと、成長が促進されます。
伸びてしまったものは定期的にトリミングすることでより良いレイアウトとなりますが、ウィローモスは切り落としたところからも新芽が出てきます。
そのため水槽内でのトリミングは予期せぬところで育ってしまい美観的に良くはないので、一旦水槽から出して行いましょう。
しかしせっかく育ったウィローモス、切り落としたものを捨ててしまうのも勿体無いですよね。
トリミングしたものをストックしておくことは可能なのでしょうか。
ウィローモスのストック方法は水槽やペットボトルに入れるだけで大丈夫？
ストックするのには専用の容器など必要はなく、ペットボトルやタッパーといった水と光が入る陽気であれば何でもOKとなります。
もちろん、ストック用水槽を持っていればそれを使うのも問題ありません。
ストック方法も水道水と一緒に入れておくだけです。カルキが気になるところですが、さほど大きな影響を与える心配は少ないです。心配であればカルキ抜きを一緒に入れることもお勧めします。
ちょっと小洒落たガラス瓶などに入れれば、ストックしながらもインテリアの一つとして部屋映えするかもしれませんね。
ストック用のウィローモスめっちゃ光合成してる pic.twitter.com/bWVRjnMOeD
— お冷や (@ohiya_VeeeeE) September 18, 2021
ウィローモスを上手に増やすポイント！水槽やペットボトルに入れるだけで増える！
ウィローモスは非常に繁殖力の強い植物のため、多少は雑に扱ったところですぐに枯れてしまうという代物ではありません。
極端に言えば水と光さえあれば勝手に増えていく植物です。
そのため水槽やペットボトルに入れておくだけでも増えていきますが、より健康に育てるためにも適切な管理を行うことがベストと言えます。
肥料などを入れる必要はありませんが、水は日が経つと汚れてたり苔が繁殖したりしますので、水換えは週に1回程度定期的に行なってあげるのが良いです。
あとは光が入る場所におけば良いですが、光が当たりすぎるのも良くありません。水温の上昇などが長く続くと枯れにつながってしまいます。
ウィローモスの強さよ。しかし屋外の直射日光には負けるというパワーバランス･･･
— すたやますたお (@sutayamasutao) June 7, 2017
日光であればカーテン越し、ライトであれば間接的に当てるなどうっすらと光が入る場所に置きましょう。
水と光、この二つが増殖させるポイントとなります。
知っておきたいウィローモスのこと
元々は温帯、熱帯の川や池などに生息していた水性苔の一種で、流木や岩などに活着する性質を持っています。
植物の成長には光が必要ですが、ウィローモスは光が少なくても育つ「陰性植物」であり、育てやすくレイアウトにうってつけとしてアクアリウムにはなくてはならない植物となっています。
ウィローモスのアクアリウムも、LED照明の使い方で楽しめますよね。#mosslight #モスライト #コケ pic.twitter.com/Tx9ByONWaH
— Mosslight-LED LED照明付テラリウム (@mosslight1955) May 23, 2018
適応する水温も20度から28度程度と幅広く、魚などの生態も共生可能、何よりも魚の隠れ場所になったりエビの食料にもなったりとさまざまに役立つ水草です。
そして陰性植物であることから影となる場所でも育ちますので、主張させることも影の大黒柱とすることも自由自在、使い勝手の良い水草であるとも言えます。
そのウィローモス、勝手に育つとはいえ少しでもアクアリウム映えするように育てたいですよね。上手に育てる方法をご紹介していきましょう。
ウィローモスを上手に育てる方法とは？
陰性植物とは言いながらも、全く光の当たらない環境では育ちません。まずは活着させる場合、前述の通り光が通らなくなるような敷き方はせず流木や石などの表面が見えるように薄く敷くことが必要です。
水温は20度から28度の間とし、強い照明を当てることは避けましょう。肥料は基本的に不要、CO2の添加も不要ですが、与えることで成長は速くなりますので成長具合によって検討すればよいかと思います。
あとは成長具合に合わせ、適宜トリミングをおこなって光が満遍なく届くように管理をしていきましょう。
ウィローモスが枯れる原因と対策方法とは？
さて多少雑な育て方をしてもその強い繁殖力で育っていくウィローモスですが、植物である以上は適切に管理していなければ枯れてしまうこともあります。
ウィローモス枯れそう
なんでかな pic.twitter.com/jNHSXTWbSW— ひなゆい (@coco_ram_R) January 12, 2022
枯れの原因として考えられるのをいくつかご紹介していきましょう。
光量
まず考えられるのは、光量が多すぎること。特に直射日光は避けるべきです。照明も当たる量が多すぎればうまく成長ができなくなり、枯れにつながってしまうことがあります。
直射日光を避けてうっすらと日光が当たる場所や、弱めの照明が当たる場所を選びましょう。
水質
枯れてしまう多くの理由は水質にあると言われています。ウィローモスは根を持たない代わりに葉から養分を吸収するため、実は水質の影響を最も受けやすいのです。
弱酸性の水質を好むウィローモスですが、底砂が砂利などの場合水質が弱アルカリ性に変質してしまい、枯れにつながってしまいます。
そのため底砂にソイルを使用することで弱酸性の水質を保つことが必要です。
同時に生態に餌をやりすぎて水質が悪化する、といったことにも注意を払いましょう。
水温
適温は２０度から２８度の間であるため、低くなりすぎたり高温に注意です。直射日光が当たることで水温は高温になりますので、光量と水温の両方の意味で直射日光の環境下は避けるべきと言えますね。
