季節の変わり目に布団を片づけるのに一苦労します。その時に頼りになるのが「布団圧縮袋」です。
布団はそのままだと大きくて収納に幅をかなり取るので圧縮できると便利ですよね。
しかし、その布団圧縮袋も使うことにメリット・デメリットが存在します。
メリットは下記の3つ
- 収納スペースの確保
- 埃が付かない
- カビやダニが発生しにくい
デメリットは下記の2つです。
- 布団の劣化
- 悪い保管によるカビやダニが発生
メリット・デメリットを考慮したうえでさらに正しい使い方をしないと、カビやダニの発生に繋がってしまうリスクがあります。
この記事では、布団圧縮袋のデメリット、メリット、圧縮袋の種類や正しい使い方、注意点などを紹介していきます。
これから布団を収納しようとしている方はぜひ最後まで目を通してみてください。
布団圧縮袋のメリット・デメリットとは?
布団圧縮袋の仕様にはメリット、デメリットがあります。
どちらも理解した上で使うかどうかを決めた方がいいでしょう。
基本的にはメリットの方がデメリットより多い印象です。
布団圧縮袋のメリットとは?
- 収納スペースの確保
- 埃が付かない
- カビやダニが発生しにくい
収納スペースの確保
布団の収納は思った以上にスペースを取ります。
特に一人暮らしなどで収納スペースに限りがある場合は圧縮袋を使う事で押し入れのスペースを確保することができます。
高性能なものだと体積が20%まで少なくすることが可能です。
空いたスペースを使って有効に収納ができます。
埃が付かない
布団に限らず長期保管したモノには埃が付いてしまいます。
布団圧縮袋は袋の中に布団を入れるため長期保管による埃汚れの付着の心配がありません。
カビやダニが発生しにくい
布団圧縮袋に入れる事で外気を遮断することができます。
カビやダニの生育には空気と湿気が必要です。
これらを取り除いて保存することでカビやダニの発生も防ぐ事が出来ます。
布団圧縮袋のデメリットとは?
- 布団の劣化
- 悪い保管によるカビやダニが発生
布団の劣化
布団圧縮をすることによって布団のふわふわ感が劣化する場合があります。
また、最悪の場合は布団の形状が変わってしまう事もある事を理解して使用しましょう。
高級布団等は説明書に布団圧縮袋を使用してもいいかどうかを記載している場合があります。
使用禁止が謳われているかどうかをチェックしてみましょう。
悪い保管によるカビやダニが発生
しっかりとした保管を行う限り、布団圧縮袋はカビやダニの発生を防げます。
しかし以下の事で逆にダニやカビの発生原因になりうることもあります。
- カビやダニがすでに繁殖を始めている布団を保管
- 密閉性が保たれていない保管
保管時にはしっかりと干してカビやダニの発生が無い状態にするのがベストです。
また、密封性が保たれていない場合、空気、湿気が入ってしまい逆にカビやダニが密封空間で増殖することもあります。
しっかりと布団を干して密封性を保ちながら保管するように心がけましょう。
知っておきたい布団圧縮袋のこと
布団圧縮袋には様々な種類のものがあります。
大きく分けて掃除機を使うタイプとそうでないものがあります。
それぞれをご紹介します。
- 掃除機を使うもの
- 掃除機を使わないもの
掃除機を使うもの
布団圧縮袋と言えば掃除機で中の空気を吸いだすものをイメージします。
その中でもジッパーだけのものと、吸引用のバルブがあるタイプがあります。
それぞれの特徴はこちらです。
ジッパーのみのもの
簡単に言うと大きなジップロック袋です。ジッパーを上まで閉めて最後に残った隙間から掃除機ノズルを入れて空気を吸引します。
ノズルを抜いて素早く密封するのですがどうしても空気が入ってしまうのが難点です。
専用のジッパーを閉めるプラスチック製の付属品がほとんどのものについていますが意外と無くしてしまう方が多いようです。
袋の価格は安く1枚200円程度から購入できます。
専用のバルブがあるもの
専用バルブから掃除機で空気を吸うタイプです。
ジッパーを完全に閉めてから吸引作業ができるので空気漏れもチェックできるし、空気が入るのを防げます。
バルブは逆流防止しているので吸引はできますが逆に外気を吸ってしまう事はありません。
バルブが壊れて空気を吸ってしまうようになってしまう事もあるようですが、吸引後バルブにテープを張る事で対策できます。
どう頑張っても後で空気入ってる布団圧縮袋のバルブにテープ貼ってみる
後日確認 todo pic.twitter.com/vmxFaJpr3a— gdt5651 (@gdt5651) November 1, 2021
掃除機を使わないもの
大きく分けて手押しタイプとポンプが付属されているものがあります。
ポンプが付属しているタイプは大きな布団を収納するときに作業が楽になります。
使い方は手押しタイプは所定の位置から空気が出るので袋に入れた布団を手で押して空気を出してください。
ポンプタイプは付属ポンプを使い所定の場所から空気を吸いだします。
電動ポンプが付属しているものはとても楽に作業が出来ておススメです。
その他のタイプ
その他には「防ダニタイプ」も多くのメーカーから売られています。
殺虫剤で有名なバルサンも商品を出しているんです。
絶対にダニの被害には合いそうもありませんね♪
バルサンの布団圧縮袋使ってみるか。
防虫防ダニ機能付きだそうな(˘ω˘)https://t.co/LKYByjMiQ9— シュツットガルトの老馬 (@caymanR987) June 24, 2022
布団圧縮袋の正しい使い方や注意する事とは?
布団圧縮袋の推奨されている使い方と注意点をまとめましたのでご紹介します。
布団圧縮袋の推奨されている使い方
- 掃除機で吸うタイプ
- 手押しタイプ
掃除機で吸うタイプ
布団を袋に入れて、ファスナーを閉めてから吸引をしましょう。
ファスナーのみのタイプはファスナーを掃除機の入る程度あけて吸いましょう。
バルブがあるタイプは完全に密封してからバルブから吸引を行いましょう。
専用ポンプがついているものも基本的にこれと同じ方法です。
手押しタイプ
ファスナーを閉じながら少しずつ布団を押してゆきましょう。
最後に全体重を布団にかけてファスナーを閉じるようにするとうまくいきます。
力がいる作業になります。
また、端から丸めて空気を押し出す方法もあります。
やりやすい方法で手押ししましょう。
次に布団圧縮袋を使う時に注意すべき事をご紹介します。
- ファスナーをしっかりと拭いてから使う
- 羽毛布団は1/3程度の体積までの圧縮にする
- 布団を清潔に保ってから袋に入れる
ファスナーをしっかりと拭いてから使う
ファスナーに埃などが載った状態で圧縮袋を閉じるとうまく密閉がされず空気が少しずつ漏れてしまいます。
ファスナーを事前に拭くことでそういったトラブルを防ぐ事が出来ます。
ちょっとした一手間ですがオススメです!
羽毛布団は1/3程度の体積までの圧縮にする
羽毛布団はそのふわふわ感が売りですが圧縮しすぎると形状が戻らずふわふわ感がなくなってしまう事があります。
羽毛布団の圧縮は1/3程度までに抑えるのが良いとされています。
また、圧縮袋の使用を推奨しない布団もあるのでお使いの布団の仕様を確認しましょう。
布団を清潔に保ってから袋に入れる
せっかく圧縮袋に入れて保管するのに、布団自体が汚れているとカビや害虫が増殖することがあります。
圧縮袋に入れる前には布団の埃や水分を落とすためにも干すことをオススメします。
清潔な状態の布団を保管しましょう。