カンタン酢のピクルス液の日持ちは、2〜3週間です。
しかし、美味しく食べるには3日以内で、1週間を目安に食べきるのがおいしく心配なく食べられると言われています。
そして少しでも長持ちさせるための良い保存方法としては以下の作業が重要です
- 野菜の煮沸殺菌
- 瓶の煮沸殺菌
- 粗熱をとって冷蔵庫で保存
- 瓶の脱気
この4点を実施することで長期保存が可能となっています。
今回の記事では、かんたん酢で作ったピクルスの日持ち、悪くなったピクルスの見分け方、最適な保存方法と長持ちピクルスの作り方を説明していきますので、最後まで読んでいただくとおいしく安全なピクルスがご家庭で楽しめますよ!
かんたん酢で作ったピクルスはどのくらい日持ちするの?
かんたん酢のピクルス液の日持ちは、2〜3週間を目安としてください。
しかし念のためか、ミツカンのホームページによると、かんたん酢で作ったピクルスは、美味しく食べなら3日、そして1週間を目処に食べきることが勧められています。
酢というものは、殺菌作用があるのでカビなど発生しづらいので他の食品よりは長期保存が可能になります。
しかしかんたん酢が3日、1週間で食べきることを推奨されているのは、純粋なお酢ではないからなのです。
要するに酢だけでなく、果糖ブドウ糖液糖はじめ、アミノ酸などの調味料、酸味料など添加物が含まれているということ。
添加物の割合が80%で残り20%が酢なのです。
添加物というのは、劣化が早まるものなので、ミツカンとして1週間を目安にしているのでしょう。
悪くなったピクルスの見分け方
劣化で悪くなったピクルスの見分け方を解説します。悪くなったものを見分けるのには以下の2点を指標にしてください。
- 匂い・味の変化
- 見た目の変化
匂い・味の変化
傷んで劣化したピクルスはまず匂いでわかります。もともと酢も匂いがきつめですが、その酢の匂いと明かに違う不快な匂いがします。
酸っぱい匂いに加えて、独特な腐った匂いがするのでわかります。
見た目の変化
ピクルスが傷むと見た目に変化が起こります。見た目の変化例は以下の通りです。
- 白い膜が張っている
- 野菜が茶色に変色
- カビの付着(白色、青色、黒色、ピンク色など)
ピクルスは長期保存が可能でもありますが、傷んだものを食べるとおなかを壊しますので、傷んだらすぐに捨てて食べないようにしてください。
ピクルスを日持ちさせるのに最適な保存方法とは?
ピクルスを日持ちさせるための保存方法を、冷蔵、冷凍それぞれの方法で解説していきます。
冷蔵
ピクルスは最低限で冷蔵庫保存です。
冷蔵庫で保存する際の注意点として、瓶に空気が入らないよう脱気して蓋をしっかり締める事とピクルスの液も取り出す際にこぼれないように注意して取り扱うことで少しでも長く日持ちさせましょう。
冷凍
ピクルスは冷蔵の次に冷凍だと日持ちが長くできます。
冷凍だと瓶にするわけにもいかないのでジップロックなどの密閉袋を使って保存がおすすめです。
ジップロックに入れる際は空気が入らないようにすることが一番の長持ちの秘訣です。
冷凍する際は小分けにして保存すると解凍しやすく食べやすいですよ。
日持ちするピクルスの作り方
なるべく日持ちするピクルスの作り方を説明します。
まず一番重要点はピクルスにする野菜の煮沸殺菌と使用する瓶の煮沸殺菌、脱気です。これがちゃんとできていることが日持ちの大きなポイントになってきます。
野菜の煮沸殺菌
ピクルスを長期保存させるためには、野菜は全て一度湯煎にかけて殺菌処理をして平らなトレイなどに広げて野菜を並べる事です。
殺菌の基準として、1分以上煮沸させることで野菜なら99%近く殺菌が可能です。
トレイに広げて野菜を並べるのは、粗熱をなるべく早く取るためです。粗熱をなるべく早く取って、さらになるべく早く冷蔵庫に入れる状態にすることで菌を繁殖させないようにしましょう。
瓶の煮沸殺菌
ピクルスを入れる瓶ですが、二回殺菌をすることがおすすめです。
まず瓶だけを煮沸させ、瓶自体をキレイにしましょう。その後、ピクルスを瓶詰めしてその入れた瓶ごと煮沸させて殺菌するのです。
野菜の中に最終的に残っている菌も殺菌するためにする煮沸になります。
脱気
瓶は脱気してなるべく真空にしましょう。
脱気するには、上記で煮沸した瓶を取り出して冷ました後、瓶の蓋を緩ませます。空気が抜ける音が一瞬したら蓋をすぐに閉めてください。
これだけでOKなのですが、空気が抜ける音は「シュッ」という一瞬音をさせる程度にしてください。